田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

目にはさやかに見えねども、おいらGG、心は錦。

2017-08-31 16:18:17 | ブログ
8月31日 Thu.

●カミサンがヤオハンスパーの店内に消えていった。
GGは15キロほどのすでにベニマルで買ってきた荷物を大きなリックにつめて背負っているので、店の外のベンチにドシット腰をおろした。
ほかのお店でこんなに買い出ししてきた荷物で入るのは気がひけるわ、といまどきめずらしい心配りのカミサンにしたがった、ということもある。

●駐車場にとまっている車を見ていると、宣伝用の〈のぼり旗〉が風にはためいている。
肌にココチョイ秋風だ。
「えっ、これって、目にはさやかに見えねども、の秋風か」とうれしくなった。

●荷物を背負って歩いてきたので汗を多量にかいていた。
たしかに目には見えないが、のぼり旗が、ゆらぎ、風が吹き過ぎていった。
涼風だ。
汗がスウットひいていく。
うれしくなった。

●今年の夏は暑かった。
そのうえ、毎日のように雨が降り続いたので湿度も高くGGにはつらかった。
これで、残暑はまだあるだろうが、いちおう秋の兆しが見えてきた。
執筆の苦労がすこしはやわらぐだろう。
うれいし。

●昼間は書斎のエアコンがこわれてしまったので、ひときわ暑い夏を過した。
歳をとってから、こんなにビンボーするとは思っていなかった。
昼の暑さを避けて、午前2時に起床して執筆に励んだ。
秋になって疲れがでないといいのだが。
秋がきたのを手放しでよろこんでいられない、不安もある。

●小説家は売れれば貴族。
売れなければ貧乏人。
中間がない。
いくら心に気高い理想をもっていても田舎町では相手にされない。
経済原理だけで評価される。
目には見えない文化は評価されない。
カナシイ。
おかしなGGがベンチにすわっていると遠慮のない視線にさらされているとカミサンが帰ってきた。

●「お待たせ」カミサンの爽やかな声にオイラは救われました。


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