12月18日 Tue.
●カミサンはバラの鉢の植え替えでおおわらわだ。散歩に誘ったが「それどころではないの」とすげなくことわられてしまった。
●しかたなく、ポシェット肩からさげ、いつもの散歩スタイルで門をでた。一人で歩くことになった。いつもの散歩コースをやめて、戸張町から御成橋町の裏道を歩いた。
●このあたりはむかしは建具屋さんがおおかった。いまは丸ノコが回転音をあげ、建具の製造をしている工場は見当たらなかった。寂しかった。
●ともかく、北小学校の学区内なので、おおぜいの友だちがいた。ほとんどが鬼籍らいし。元気なともだちの名前すら思い浮かばない。カナシイモノだ。
●北小の裏手にまわった。なくなった星君の家のほうに、左にまがった。
●星君の家の前で合掌した。おしい友だちをなくしてしまった。孤独死だったときくとなおさら哀れだ。長く生きるとはこういうことなのだろう。まわりから、知り合いがぼつぼついなくなって、気がついてみると、ひとりぼっちになっている。
●わたしはこれからもシブトク生き抜いて、鹿沼での戦後のわたしたちの記録を小説としてのこしたい。ガンバラナクテハ……。
●北小の校舎が工事用のブルーシートでおおわれていた。改築? 補強?
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●カミサンはバラの鉢の植え替えでおおわらわだ。散歩に誘ったが「それどころではないの」とすげなくことわられてしまった。
●しかたなく、ポシェット肩からさげ、いつもの散歩スタイルで門をでた。一人で歩くことになった。いつもの散歩コースをやめて、戸張町から御成橋町の裏道を歩いた。
●このあたりはむかしは建具屋さんがおおかった。いまは丸ノコが回転音をあげ、建具の製造をしている工場は見当たらなかった。寂しかった。
●ともかく、北小学校の学区内なので、おおぜいの友だちがいた。ほとんどが鬼籍らいし。元気なともだちの名前すら思い浮かばない。カナシイモノだ。
●北小の裏手にまわった。なくなった星君の家のほうに、左にまがった。
●星君の家の前で合掌した。おしい友だちをなくしてしまった。孤独死だったときくとなおさら哀れだ。長く生きるとはこういうことなのだろう。まわりから、知り合いがぼつぼついなくなって、気がついてみると、ひとりぼっちになっている。
●わたしはこれからもシブトク生き抜いて、鹿沼での戦後のわたしたちの記録を小説としてのこしたい。ガンバラナクテハ……。
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