日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(382)「ド・モルガンの法則」について「余談」。

2019-11-04 19:43:27 | 論理

(01)
(ⅰ)
1 (1)  P&~Q  A
 2(2)  P→ Q  A
1 (3)  P     2&E
12(4)     Q  13MPP
1 (5)    ~Q  2&E
12(6)  Q&~Q  45&I
1 (7)~(P→ Q) 16RAA
(ⅱ) 
1   (1) ~(P→ Q)  A
 2  (2) ~(P&~Q)  A
  3 (3)   P      A
   4(4)     ~Q   A
  34(5)   P&~Q   34&I
 234(6) ~(P&~Q)&
         (P&~Q)  25&I
 23 (7)    ~~Q   46RAA
 23 (8)      Q   7DN
 2  (9)   P→ Q   38CP
12  (ア) ~(P→ Q)
         (P→ Q)  19&I
1   (イ)~~(P&~Q)  2アRAA
1   (ウ)   P&~Q   イDN
従って、
(01)により、
(02)
①   P&~Q ≡PであってQでない。
② ~(P→ Q)≡Pならば、Qである。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
(03)
(ⅰ)
1   (1)   P&~Q   A
 2  (2)  ~P∨ Q   A
1   (3)   P      1&E
  4 (4)  ~P      A
1 4 (5)   P&~P   34&I
  4 (6)~( P&~Q)  15RAA
1   (7)     ~Q   1&E
   8(8)      Q   A
1  8(9)   ~Q&Q   78&I
   8(ア)~( P&~Q)  19RAA
 2  (イ)~( P&~Q)  2468ア∨E
12  (ウ) ( P&~Q)&
       ~( P&~Q)  1イ&I
1   (エ)~(~P∨ Q)  2ウRAA  
(ⅲ)
1   (1)~(~P∨ Q)  A
 2  (2)  ~P      A
 2  (3)  ~P∨ Q   2∨I
12  (4)~(~P∨ Q)&
        (~P∨ Q)  13&I
1   (5) ~~P      24RAA
1   (6)   P      5DN
  7 (7)      Q   A
  7 (8)  ~P∨ Q   7∨I
1 7 (9)~(~P∨ Q)&
        (~P∨ Q)  18&I
1   (ア)     ~Q   79RAA
1   (イ)   P&~Q   6ア&I
従って、
(03)により、
(04)
①     P&~Q ≡PであってQでない。
③ ~(~P∨ Q)≡PでないかQである。といふことはない。
に於いて、
①=③ である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
①    P&~Q ≡PであってQでない。
② ~( P→ Q)≡Pならば、Qである。といふことはない。
③ ~(~P∨ Q)≡PでないかQである。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
Q=~Q
といふ「代入(substitution)」を行ふと、
①    P& Q ≡PであってQである。
② ~( P→~Q)≡Pならば、Qでない。といふことはない。
③ ~(~P∨~Q)≡PでないかQでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(06)により、
(07)
① ~(P& Q)≡PであってQである。といふことはない。
②   P→~Q ≡Pならば、Qでない。
③  ~P∨~Q ≡PでないかQでない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
① ~(P& Q)≡PであってQである。といふことはない。
③  ~P∨~Q ≡PでないかQでない。
に於いて、
①=③ といふ「等式」は、「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(09)
① ~(P& Q)≡PであってQである。といふことはない。
②   P→~Q ≡Pならば、Qでない。
③  ~P∨~Q ≡PでないかQでない。
に於いて、
①=②=③ である。
といふ「等式」に対しては、「ド・モルガンの法則」のやうな、「・・・・・の法則」といふ「名前」が、無い


(381)「背理法(RAA)」について。

2019-11-04 10:39:08 | 論理

(01)
(ⅰ)
1  (1)  P→Q A
 2 (2)  P   A
  3(3)   ~Q A
12 (4)    Q 12MPP
123(5) ~Q&Q 4&I
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)
12_(6)  ~~Q 35背理法(RAA)
12_(7)    Q 6DN
(ⅱ)
1_3(6) ~P   5背理法(RAA)
(ⅲ)
_23(6)~(P→Q)3背理法(RAA)
といふ、「3通りのRAA」が、成立する。
従って、
(01)(02)により、
(03)
「背理法(RAA)」により、
① P→Q, P├ Q
② P→Q,~Q├ ~P
③ P,~Q├ ~(P→Q)
といふ「連式」、すなはち、
① PならばQである。然るに、Pである。故に、Qである。
② PならばQである。然るに、Qでない。故に、Pでない。
③ PであってQでない。故に、PならばQである。といふことはない。
といふ「連式」が、「証明」できる。
然るに、
(04)
① PならばQである。然るに、Pである。故に、Qである。
② PならばQである。然るに、Qでない。故に、Pでない。
といふ有名な「連式(MPPとMTT)」は、明らかに、「妥当」である。
然るに、
(05)
③ PであってQでない。
といふのであれば、
③ PならばQである。といふことはない。
といふことは、「当然」である。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
(ⅰ)
1  (1)  P→Q A
 2 (2)  P   A
  3(3)   ~Q A
12 (4)    Q 12MPP
123(5) ~Q&Q 34&I
といふ「計算の続き」として、「背理法(RAA)」により、
① P→Q, P├ Q
② P→Q,~Q├ ~P
③ P,~Q├ ~(P→Q)
といふ「3つの連式」が「証明」でき、これらは、明らかに「妥当」である。