日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(405)「象が動物である」の「否定」の「述語論理」。

2019-11-24 11:45:32 | 象は鼻が長い、述語論理。

(01)
①{象、象、机、パソコン}
②{象、象、兎、パソコン}
に於いて、
① ⇒「象は動物である。」は「正しい」。
② ⇒「象は動物である。」は「正しい」。
然るに、
(02)
①{象、象、机、パソコン}
②{象、象、、パソコン}
に於いて、
① ⇒「象動物である。」は「正しい」。
② ⇒「象動物である。」は「正しくない」。
然るに、
(03)
①{象、象、机、パソコン}
②{象、象、、パソコン}
に於いて、
① 象以外(机、パソコン)は動物ではない
② 象以外動物である
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
① 象以外は動物でない
ならば、そのときに限って、
① 象動物である。
といふ「命題」は、「真(本当)」である。
然るに、
(05)
① 象動物である。
ならば、
① 象は動物である。
従って、
(04)(05)により、
(06)
① 象動物である。⇔
① 象は動物であり、象以外は動物ではない
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(07)
① ∀x(象x→動物x&~象x→~動物x)⇔
① すべてのxについて、xが象であるならば、xは動物であり、xが象でないならば、xは動物ではない。
従って、
(06)(07)により、
(08)
① 象動物である。⇔
① 象は動物であり、象以外は動物ではない。⇔
① ∀x(象x→動物x&~象x→~動物x)⇔
① すべてのxについて、xが象であるならば、xは動物であり、xが象でないならば、xは動物ではない。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(09)
①  ( A& B)
といふ「連言」は、
② ~( A& B)≡~A∨~B:ド・モルガンの法則
③  ( A&~B)≡ A&~B
④  (~A& B)≡~A& B
⑤  (~A&~B)≡~A&~B
といふ「4通り:②~⑤」と、「矛盾」する。
従って、
(09)により、
(10)
①   ∀x(    象x→動物x  &    ~象x→~動物x)
といふ「連言命題」は、
② ~∀x{  象x→動物x &  ~象x→~動物x}
③  ∀x{  象x→動物x &~(~象x→~動物x)}
④  ∀x{~(象x→動物x)&  ~象x→~動物x}
⑤  ∀x{~(象x→動物x)&~(~象x→~動物x)}
といふ「4通りの命題:②~⑤」と、「矛盾」する。
然るに、
(11)
(ⅱ)
1      (1)~∀x(象x→動物x &  ~象x→~動物x)  A
1      (2)∃x~(象x→動物x &  ~象x→~動物x)  1量化子の関係
 3     (3)  ~(象a→動物a &  ~象a→~動物a)  A
 3     (4)  ~(象a→動物a)∨~(~象a→~動物a)  3ド・モルガンの法則
 3     (5)   (象a→動物a)→~(~象a→~動物a)  4含意の定義
  6    (6)   (象a→動物a)              A
 36    (7)            ~(~象a→~動物a)  56MPP
   8   (8)               象a∨~動物a   A
   8   (9)              ~象a→~動物a   8含意の定義
 368   (ア)            ~(~象a→~動物a)&
                       (~象a→~動物a)  79&I
 36    (イ)             ~(象a∨~動物a)  8アRAA
 36    (ウ)              ~象a& 動物a   イ、ド・モルガンの法則
 3     (エ)    (象a→動物a)→(~象a& 動物a)  6ウCP
 3     (オ)   ~(象a→動物a)∨(~象a& 動物a)  エ、含意の定義
    カ  (カ)   ~(象a→動物a)             A
     キ (キ)    ~象a∨動物a              A
     キ (ク)     象a→動物a              キ含意の定義
    カキ (ケ)   ~(象a→動物a)&
              (象a→動物a)             カク&I
    カ  (コ)  ~(~象a∨動物a)             キケRAA
    カ  (サ)    象a&~動物a              コ、ド・モルガンの法則
    カ  (シ)   (象a&~動物a)∨(~象a& 動物a)  サ∨I
      ス(ス)             (~象a& 動物a)  A
      ス(セ)   (象a&~動物a)∨(~象a& 動物a)  ス∨I
 3     (ソ)   (象a&~動物a)∨(~象a& 動物a)  オカシスセ∨E
 3     (タ)∃x{(象x&~動物x)∨(~象x& 動物x)} ソEI
1      (チ)∃x{(象x&~動物x)∨(~象x& 動物x)} 23タEE
(ⅲ)
1      (1)∃x{(象x&~動物x)∨(~象x& 動物x)} A
 2     (2)   (象a&~動物a)∨(~象a& 動物a)  A
  3    (3) ∀x(象x→ 動物x & ~象x→~動物x)  A
  3    (4)    象a→ 動物a & ~象a→~動物a   3UE
  3    (5)    象a→ 動物a              4&E
   6   (6)    象a&~動物a              A
   6   (7)    象a                   6&E
  36   (8)        動物a              57MPP
   6   (9)       ~動物a              6&E
  36   (ア)    動物a&~動物a             89&I
   6   (イ)~∀x(象x→ 動物x & ~象x→~動物x)  3アRAA
  3    (ウ)              ~象a→~動物a   4&E
    エ  (エ)              ~象a& 動物a   A
    エ  (オ)              ~象a        エ&E
  3 エ  (カ)                  ~動物a   ウオMPP
    エ  (キ)                   動物a   オ&E
  3 エ  (ク)              ~動物a&動物a   カキ&I
    エ  (ケ)~∀x(象x→ 動物x & ~象x→~動物x)  37RAA
 2     (コ)~∀x(象x→ 動物x & ~象x→~動物x)  26イエケEE
1      (サ)~∀x(象x→ 動物x & ~象x→~動物x)  12コEE
従って、
(11)により、
(12)
② ~∀x{象x→ 動物x&~象x→~動物x}
⑫   ∃x{象x&~動物x∨~象x& 動物x}
に於いて、
②=⑫ である。
然るに、
(13)
(ⅲ)
1 (1)∀x{象x→動物x&~(~象x→~動物x)} A
1 (2)   象a→動物a&~(~象a→~動物a)  1UE
1 (3)   象a→動物a              2&E
1 (4)          ~(~象a→~動物a)  2&E
 5(5)             象a∨~動物a   A
 5(6)            ~象a→~動物a   5含意の定義
15(7)          ~(~象a→~動物a)&
                (~象a→~動物a)  46&I
1 (8)           ~(象a∨~動物a)  57RAA
1 (9)            ~象a& 動物a   8ド・モルガンの法則
1 (ア)   象a→動物a&  ~象a& 動物a   39&I
1 (イ)∀x{象x→動物x&  ~象x& 動物x}  アUI
(ⅳ)
1 (1)∀x{象x→動物x&  ~象x& 動物x}  A
1 (2)   象a→動物a&  ~象a& 動物a   1UE
1 (3)   象a→動物a              2&E
1 (4)            ~象a& 動物a   2&E
 5(5)            ~象a→~動物a   A
1 (6)            ~象a        4&E
15(7)                ~動物a   56MPP
1 (8)                 動物a   4&E
15(9)            ~動物a&動物a   78&I
1 (ア)          ~(~象a→~動物a)  5RAA
1 (イ)   象a→動物a&~(~象a→~動物a)  3ア&I
1 (ウ)∀x{象x→動物x&~(~象x→~動物x)} イUI
従って、
(13)により、
(14)
③ ∀x{象x→動物x&~(~象x→~動物x)}
⑬ ∀x{象x→動物x&  ~象x& 動物x}
に於いて、
③=⑬ である。
従って、
(10)(12)(14)により、
(15)
① ∀x(    象x→ 動物x  &    ~象x→~動物x)といふ「命題」は、
⑫ ∃x{   象x&~動物x ∨   ~象x& 動物x}
⑬ ∀x{  象x→ 動物x &  ~象x& 動物x}
⑭ ∀x{~(象x→ 動物x)&  ~象x→~動物x}
⑮ ∀x{~(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)}
といふ「4通りの命題:⑫~⑮」と、「矛盾」する。
然るに、
(16)
⑫   (象x&~動物x)≡xは象であるが、動物ではない。
⑭ ~(象x→ 動物x)≡(象x&~動物x)≡xは象であるが、動物ではない。
⑮ ~(象x→ 動物x)≡(象x&~動物x)≡xは象であるが、動物ではない。
従って、
(15)(16)により、
(17)
⑬ ∀x{  象x→ 動物x &  ~象x& 動物x}
を除く、
⑫ ∃x{   象x&~動物x  ∨   ~象x& 動物x}
⑭ ∀x{~(象x→ 動物x)&  ~象x→~動物x}
⑮ ∀x{~(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)}
といふ「3通りの命題:⑫⑭⑮」は、「動物でない象の存在」を「肯定」する。
従って、
(15)(16)(17)により、
(18)
⑫ ∃x{   象x&~動物x  ∨   ~象x& 動物x}
⑬ ∀x{  象x→ 動物x &  ~象x& 動物x}
⑭ ∀x{~(象x→ 動物x)&  ~象x→~動物x}
⑮ ∀x{~(象x→ 動物x)&~(~象x→~動物x)}
に於いて、
⑬ だけが、
⑬「動物でない象の存在」を「肯定せずに、
① ∀x(象x→動物x&~象x→~動物x)
といふ「命題」を、「否定」する。
従って、
(07)(18)により、
(19)
⑬ ∀x{象x→動物x&(~象x&動物x)}⇔
⑬ すべてのxについて、xが象であるならば、xは動物であるが、象でないxも動物である。
といふ「命題」は、
① 象動物である。⇔
① 象は動物であり、象以外は動物ではない。⇔
① ∀x(象x→動物x&~象x→~動物x)⇔
① すべてのxについて、xが象であるならば、xは動物であり、xが象でないならば、xは動物ではない。
といふ「命題」に対する、「否定」であって、尚且つ、「動物でない象の存在」を「肯定」しない
然るに、
(20)
① すべてのxについて、xが象であるならば、xは動物であり、xが象でないならば、xは動物ではない。
⑬ すべてのxについて、xが象であるならば、xは動物であるが、象でないxも動物である。
といふことは、例へば、
①{象、机、パソコン}⇔ 象動物である。⇔ 象は動物であり、象以外(机、パソコン)は動物ではない
③{象、、パソコン}⇔ 兎動物である。⇔ 象は動物であり、象以外動物である。
といふ、ことである。
従って、
(19)(20)により、
(21)
①「象動物である。」といふ「命題」を「否定」せずに、
②「象動物である。」といふ「命題」を「否定」するのであれば、その場合は、
③「象動物である。」といふ「命題」が「それ」である。といふ、ことになる。