日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(402)「AとBの積集合が空集合である」場合の「述語論理」の「謎」。

2019-11-22 17:35:19 | 論理

(01)
(ⅰ)
1      (1)∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)} A
 2     (2)   (Aa&~Ba)∨(~Aa& Ba)  A
  3    (3) ∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)  A
  3    (4)    Aa→ Ba & ~Aa→~Ba   3UE
  3    (5)    Aa→ Ba             4&E
   6   (6)    Aa&~Ba             A
   6   (7)    Aa                 6&E
  36   (8)        Ba             57MPP
   6   (9)       ~Ba             6&E
  36   (ア)    Ba&~Ba             89&I
   6   (イ)~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)  3アRAA
  3    (ウ)             ~Aa→~Ba   4&E
    エ  (エ)             ~Aa& Ba   A
    エ  (オ)             ~Aa       エ&E
  3 エ  (カ)                 ~Ba   ウオMPP
    エ  (キ)                  Ba   オ&E
  3 エ  (ク)              ~Ba&Ba   カキ&I
    エ  (ケ)~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)  37RAA
 2     (コ)~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)  26イエケEE
1      (サ)~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)  12コEE
(ⅱ)
1      (1)~∀x(Ax→Bx &  ~Ax→~Bx)  A
1      (2)∃x~(Ax→Bx &  ~Ax→~Bx)  1量化子の関係
 3     (3)  ~(Aa→Ba &  ~Aa→~Ba)  A
 3     (4)  ~(Aa→Ba)∨~(~Aa→~Ba)  3ド・モルガンの法則
 3     (5)   (Aa→Ba)→~(~Aa→~Ba)  4含意の定義
  6    (6)   (Aa→Ba)             A
 36    (7)           ~(~Aa→~Ba)  56MPP
   8   (8)              Aa∨~Ba   A
   8   (9)             ~Aa→~Ba   8含意の定義
 368   (ア)           ~(~Aa→~Ba)&
                      (~Aa→~Ba)  79&I
 36    (イ)            ~(Aa∨~Ba)  8アRAA
 36    (ウ)             ~Aa& Ba   イ、ド・モルガンの法則
 3     (エ)    (Aa→Ba)→(~Aa& Ba)  6ウCP
 3     (オ)   ~(Aa→Ba)∨(~Aa& Ba)  エ、含意の定義
    カ  (カ)   ~(Aa→Ba)            A
     キ (キ)    ~Aa∨Ba             A
     キ (ク)     Aa→Ba             キ含意の定義
    カキ (ケ)   ~(Aa→Ba)&
              (Aa→Ba)            カク&I
    カ  (コ)  ~(~Aa∨Ba)            キケRAA
    カ  (サ)    Aa&~Ba             コ、ド・モルガンの法則
    カ  (シ)   (Aa&~Ba)∨(~Aa& Ba)  サ∨I
      ス(ス)            (~Aa& Ba)  A
      ス(セ)   (Aa&~Ba)∨(~Aa& Ba)  ス∨I
 3     (ソ)   (Aa&~Ba)∨(~Aa& Ba)  オカシスセ∨E
 3     (タ)∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)} ソEI
1      (チ)∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)} 23タEE
従って、
(01)により、
(02)
① ∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
② ~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
① あるxは、AであってBでないか、Aでなくて、Bであるかの、いづれかである。
② ~∀x(Ax→Bx&~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
① あるxは、AであってBでないか、Aでなくて、Bであるかの、いづれかである。
といふことは、
① あるxが、Aであって、尚且つ、Bである。といふことはない。
といふことである。
然るに、
(05)
① あるxが、Aであって、尚且つ、Bである。といふことはない。
といふことは、
①「集合Aと、集合Bの集合」が「集合」である。
といふ、ことである。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
①「集合Aと、集合Bの積集合」が「空集合」である。
② ~∀x(Ax→Bx&~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
といふことになるものの、「本当に、さうなのだらうか
(07)
「対偶」により、
② ~Ax→~Bx
③   Bx→ Ax
従って、
(06)(07)に於いて、
(08)
② ~∀x(Ax→Bx&~Ax→~Bx)
③ ~∀x(Ax→Bx&  Bx→ Ax)
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(09)
③  ∀x(Ax→Bx&  Bx→ Ax)
といふことは、
③「集合Aと集合Bは、等しい。」
といふことである。
従って、
(08)(09)により、
(10)
② ~∀x(Ax→Bx&~Ax→~Bx)
といふことは、
③「集合Aと集合Bは、等しくない。」
といふことである。
従って、
(06)(10)により、
(11)
①「集合Aと、集合Bの集合」が「集合」である。
②「集合Aと、集合Bは、等しくない。」
に於いて、
①=② である。
といふことになる。
然るに、
(12)
③「集合Aが、集合Bの、真部分集合」であっても、
②「集合Aと、集合Bは、等しくない。」
然るに、
(13)
③「集合Aが、集合Bの、真部分集合である」ならば、
①「集合Aと、集合Bの集合」は「集合」ではない。
従って、
(11)(12)(13)により、
(14)
①「集合Aと、集合Bの集合」が「集合」ない。としても、
②「集合Aと、集合Bは、等しくない。」
といふことに、なるものの、「その辺のところが、数学が苦手な私には、ナゾである。」
然るに、
(15)
① ∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
②  ∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
① と ② が「矛盾」することは、「明白」である。
従って、
(16)
① ∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
② ~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② であることは、「明白」である。
従って、
(16)により、
(17)
① ~∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
② ~~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(17)により、
(18)
二重否定(~~)」により、
① ~∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
②   ∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(19)
(ⅰ)
1    (1)~∃x{(Ax&~Bx)∨ (~Ax&Bx)} A
1    (2)∀x~{(Ax&~Bx)∨ (~Ax&Bx)} 1量化子の関係
1    (3)  ~{(Aa&~Ba)∨ (~Aa&Ba)} 1UE
1    (4)   ~(Aa&~Ba)&~(~Aa&Ba)  3ド・モルガンの法則
1    (5)   ~(Aa&~Ba)            4&E
 6   (6)     Aa                 A
  7  (7)        ~Ba             A
 67  (8)     Aa&~Ba             67&I
167  (9)   ~(Aa&~Ba)&
            (Aa&~Ba)            58&I
16   (ア)       ~~Ba             79RAA
16   (イ)         Ba             アDN
1    (ウ)     Aa→ Ba             6イCP
1    (エ)             ~(~Aa&Ba)  4&E
   オ (オ)               ~A       A
    カ(カ)                   Ba   A
   オカ(キ)               ~Aa&Ba   オカ&I
1  オカ(ク)             ~(~Aa&Ba)&
                      (~Aa&Ba)  エキ&I
1  オ (ケ)                  ~Ba   カクRAA
1    (コ)              ~Aa→~Ba   エケCP
1    (サ)     Aa→Ba&~Aa→~Ba      ウコ&I
1    (シ)  ∀x(Ax→Bx&~Ax→~Bx)     サUI
(ⅱ)
1    (1)  ∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)  A
 2   (2) ∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)} A
1    (3)     Aa→ Ba & ~Aa→~Ba   1UE
  4  (4)     Aa&~Ba ∨ ~Aa& Ba   A
1    (5)     Aa→ Ba             3&E
   6 (6)     Aa&~Ba             A
   6 (7)     Aa                 6&E
1  6 (8)         Ba             57MPP
   6 (9)        ~Ba             6&E
1  6 (ア)     Ba&~Ba             89&I
1    (イ)              ~Aa→~Ba   3&E
    ウ(ウ)              ~Aa& Ba   A
    ウ(エ)              ~Aa       ウ&E
1   ウ(オ)                  ~Ba   イエMPP
    ウ(カ)                   Ba   ウ&E
1   ウ(キ)               Ba&~Ba   カオ&E
1 4  (ク)     Ba&~Ba             46アウキ∨E
12   (ケ)     Ba&~Ba             24クEE
1    (コ)~∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)} 2ケRAA
従って、
(19)により、
(20)
① ~∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
②   ∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(20)により、
(21)
① ~~∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
②   ~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(21)により、
(22)
二重否定(~~)」により、
① ∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
② ~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)(22)により、
(23)
① ∃x{(Ax&~Bx)∨(~Ax& Bx)}
② ~∀x(Ax→ Bx & ~Ax→~Bx)
に於いて、
①=② である。