新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

偏官

2018年02月24日 | 四柱・その他


上図の命式は、月上の偏官を中心とする正官との並びの命式です。
生時不明では金の官星に星(●)が3つ並び、財星(土)や印星(水)に星が弱いのが特徴です。
特に月上に偏官がある方は、行動的で目的に向かって走る方が多い様です。
また、女性の場合は、男の代わりに仕事をする方もおられます。
この様な命式の女性は、仕事で頑張る方が多いと思いますが、仕事をされてない場合でも、何か目的を見つけて、そこに向かって走っている方が多い様です。
確りした日干で、偏官が良く働けば胆力もあり、頼もしく活躍する武人(姐御)の様な存在になりますが、偏官は「七殺」といって、日干(自分)を強く尅す星ですので、制御されていないとマイナス面も出やすくなります。

動物で例えるなら、馬力のある野生馬みたいなものですね…。
野生馬は、気に入った人は乗せますが、気に入らない人は受け付けません。
鞭でたたいて、コントロールしょうとすると、嘶いて乗っていた主人を落とします。
野生馬(偏官)をコントロールするには、ニンジン(食神)が必要です。
また、馬力のある車はコンピューター制御(印綬)が必要です。
特に官星が多い場合は印星で洩らすことも必要です。

官星がアクセルならば、印星はブレーキですね…。
アクセルとブレーキのバランスかも知れません。

上図の場合は、金尅木と金の偏官が斧となり、甲の大木を切り倒します。
甲(大木)は何時切り倒されるか不安になり、何時も緊張してのんびり出来ずにいます。
それで、いつもセカセカと働くのかも知れません。
言い方を変えれば、じっとしていると不安になるのかも知れません。
それで忙しく動いて(働いて)いる場合もあります。
忙しいという漢字は「心が亡ぶ」とも書きます。
たしかに肉の糧を得るためにはお金(労働:官星)も必要ですが、心の糧も必要です。
心の糧にあたるのが、学問(印綬)です。
時には、自分を内観する時間を取ることも必要かも知れません。
水の印星(生き方を学ぶ)を意識すると良いかも知れません。
内的知識の習得ですね…
クリックしてね
新栄堂





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