新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

偏と正(続き)

2020年11月26日 | 四柱・その他
私の知り合いのB子さん、熟年離婚して数年が経ちますが、最近好きな人が出来たようです…。
私が、入籍はするのですか…? と、尋ねると入籍はしないが一緒には住むとのこと。
お互いに、それなりの年齢になると、しがらみが多くなるのだと思います…。
若い人で最初の結婚はきちんと入籍を済ませる人が一般的ですが、二度目・三度目の場合は、籍に拘らない人もおられます。

変通星の中に、財星と官星とがあります。
男命(男性の命式)から見ますと、財星は女性を意味する変通星ですが、その財星の中でも正財は正妻を表し、偏財には妾という意味もあります。
女命(女性の命式)では、官星は男性を意味する変通星ですが、その官星の中でも正官は夫を表し、偏官には偏夫(夫以外の男性)という意味もあります。

基本的に正財や正官は真面目で堅い星で、世間体等を気にする星でもあります。
故に、正財や正官等の真面目な星が命式の中心星の場合は、入籍等に拘る傾向があります。
正は陰陽配偶の関係で生じる変通星ですので、法的にも安定を好むのだと思います。

逆に偏財や偏官は、動きのある変通星ですので、じっとしているのは好きではありません。
また、世間体よりも好き嫌いを優先し、籍に入る入らないよりも、そこに愛があるのか、好きかどうかを重要視する傾向があります。
偏は陰陽不配偶の関係で生じる変通星ですので、安定(入籍)よりも情の動きを優先させるのだと思います。

案の定、上記 B子さんの命式を見ると、天干に偏財や偏官という「偏」の字が付く変通星が並んでいました。
正は形に拘り、偏は情に拘るのかも知れませんね…。
人は、命式という遺伝子に操られているのがよく分かります…。

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