新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二運…帝旺。

2022年05月13日 | 今日の出来事
皆さん、ご存知の様に、十二運星は全部で12個あります。
胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶ですね…
その中で、頂点に達するエネルギーが「帝旺」とも言えます。
(帝旺について)
・人の一生から見た場合は「トップに昇りつめた状態で、後は下り坂に向かう兆しのある」時期を表している。
・基本的な象意は、最強・勝気・統領運・強すぎて凶・浪費・地位・名誉・横暴・極端・養子等の意味がある。
・最強の旺相運。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の様なものかも知れませんね…。

過ぎたるは猶及ばざるが如しは『論語』が由来となっている。
ある時、孔子の高弟である子貢が、子張と子夏(二人とも同門の弟子)のどちらが優れているかを孔子にたずねたところ、「子張はゆき過ぎていて、子夏はゆき足りない」と答えた。
それを聞いた子貢は、それならば子張のほうがすぐれているのか再度たずねると、孔子は「ゆき過ぎているのは、ゆき足りないことと同じだ」と答えたという。

しかし、最強の旺相運であることは確か…。
また、十二運星の上には変通星があり、変通星と十二運は必ずセットで見ます。

・私の知り合いのKさん、現在投資ビジネスで中央アジアへ。彼女の大運は今年から 正官 帝旺…急に大統領からお会いしたいとの電話が有ったとの事(正官 帝旺=位が高い人)。中には、お金持ちの御曹司と結婚された方もおられました。
・そういえば、私自身も3年前から印綬 帝旺の大運。印綬 帝旺に入った時から無性に本を読みたくなりました。
・知り合いのNさん、30代の大運は食神 帝旺の大運だったそうです。…その時は、羽目を外して人生を楽しみ過ぎたと言っていました。
・近くのうどん屋のおじさん…正財 帝旺の大運の時…彼女が女医さんだったとのこと。
・その他、様々…

勿論、命式本体との関係にもよりますが…。
たとえば、傷官の強い命式の場合、正官の大運は荒れますし、
偏印の強い命式の場合は、食神の大運は荒れると思います。
また、凶星である 傷官や比肩に帝旺は良いと言えません。
しかし…
吉の変通星の十二運に帝旺等が来ますと、中々刺激的だと思いますね…。
サーキット場で1,000馬力のマシンに乗る様なものだと思います。
馬力のあるマシンをコントロールできる能力があれば楽しいと思います。
そうでない場合は、マシンに振り回される場合もありますね…。
また、甘い刺激も楽しいとは思いますが…刺激が強すぎても…
故に、通常は帝旺よりも一つ前の「建禄」の方が無難なのかも知れませんね…。

勿論、上記は部分推命ですので、実際の鑑定は命式全体+行運の全てを読み解く必要があります。


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コメント (9)
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