新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

財官に星(●)が固まる。

2022年08月14日 | 四柱・その他


上図の命式は、天干に正官と財星とが並び、五行(丸い円)にも土の財星と金の官星に星(●)が固まる命式です。
表(命式)と裏(五行)とが共に財官に星(●)が固まる、表も裏も一緒の命式とも言えます。
この命式を見ながらこの様なことも考えられると思います。
1. 正官と正財との並びですので、真面目な現実的なタイプの方だと言えます。
2. 財星は優しやさや家庭性を表し、官星は社会性や責任感を表します。
また、財星はお金を表し、官星は仕事という意味もありますね…。
3. 財官に星(●)が固まるということは、どこかに星(●)が不及となります。
上図の場合は、食傷と印星との星(●)が弱いですね…。
簡単に言えば、良い人ですが、現実や周りに振り回されやすい人とも言えます。
目に見える目先の事にとらわれ過ぎて、目に見えない本質的なものが後回しになってしまうこともあります。
・キリストの垂訓に…「人はパンのみに生きるにあらず」というものがあります。
人は物質的な目的だけで生きているのではなく、精神的な満足感を得られてこそ、充実した人生を送ることができるという意味だそうです。

上図の命式の場合は、どちらかと言いますと、「パン」に意識が向いてしまう場合が多い様です。
もちろん、財官に星(●)が固まるということは、運気の良い時は財官…所謂お金や仕事に恵まれます。
しかし、この財官をコントロールする星は比肩(自分)です…
上図の場合、木の比肩が1個、そして比肩を生ずる水の印星も弱いので、年回りによっては、太過した財官をコントロールできなくなる場合もあります。
その結果、自分が周りに振り回されてしまう場合が出てくるのですね…。
確かに、外的な豊かさも重要ですが、内的な精神的な豊かさもとても重要だと思います。

5. この様な命式を持たれた場合…人は何の為に生きるのか? という、印星を意識することが大切かも知れません。
印星は思想観念の生き方の星ですので、その印星が入ると心が安定して来ると思います。
推命的には、「財官印」三宝の形になるからでしょうね…。

幸いにも上図の命式の方…その配偶者の命式は、食傷と印星とに星(●)が固まる方でした…。
夫婦で互いの不足の部分をカバーし合っておられました。
愛によって一つになると、互いのものを相続しあう原則があります。
良かったですね…。

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