新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

四柱推命は運勢の天気用法?

2023年08月16日 | 四柱・その他


台風7号が日本海に抜けました…大きな台風で、各地で大きな被害が出た様です。
科学の進歩の中、気象衛星を用い、潮の流れや海面温度、そして地形等を細かく分析し、台風の進路を割出して被害を最小限に食い止めようとしているのがよく分かります。
しかし、様々なデーターを出しても、すべてを予測することが難しいのがよく分かります。
何故ならば、様々な要因が影響しているからだと思います。

四柱推命の年月日時から割り出した「命式」…
この命式は、日本なら「日本」という国の国土やそこに住む民族性を表したものともいえます。
世界には様々な国が存在しますが、その国の地形や緯度によって環境も異なると思います。
国も様々ですし、人間も様々ですね…

さて、命式本体が一人(一つ)の人(国)を表すならば、大運は周期的な後天運ですし、流年はその中の今年の運勢です。
人の一生というものを見たときに、青年期→ 壮年期→ 老年期とあるように、国にも同じ様な運気の時期があります。
一生にも春夏秋冬がありますが、一年にも春夏秋冬があります。

春には春にあったことを行い、夏には夏にあったことを行い、その結果として稔の秋を迎え、後継者(子孫)にバトンを渡して一生を終わります。
変通星で例えるなら、食傷は春、財官は夏、印星は秋にも該当します。
そして、冬にあたる星が比劫と言えるでしょう。

比肩には分離という意味があり、一つの段階が終わるという意味もあります。
10年ひと昔という言葉がありますが、変通星の比肩も10年に一度は巡って来ます。
10数は帰結数といって、元に戻る数とも言われています。
10×10=100…100年あれば、この世を終えて次の世界(あの世)の出発が始まります。
故に、比肩には分離や新しい出発という意味があるのですね…

日干:癸の方は今年は比肩の流年となります。
壬の方も劫財ですので、同じ様な意味がありますが…
この比肩・劫財は財星(大切なもの)を剋す星(変通星)です。
日干:水(壬・癸)の方に、何かありましたか? と、聞いて見ますと…
結構な割合で、そういえば…と、言われる方がおられました。
例えば…
・買ったばかりのパソコンが直ぐに壊れてしまった。
・身内に良くないことが起った(病気・離婚)。
・余分なお金が流れてしまった。
・友人との別れ。
・職場を辞めた。 等々…
比肩の象意を表す様なことが有ったという方もおられました。

大難が小難、小難が無難となれば良いのですが…
その為には、天が守って下さる生き方…徳を積むことが大切なのかも知れません…。
徳積みといえば、「陰騭録:いんしつろく」という書籍もありますね…

命式は天気図に似た様なところがあります。
しっかりと分析できれば、面白いと思います。

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