上図はある男性の命式です。(順行10年運、30代の大運は比肩 冠帯、40代の大運は敗財 建禄)
時柱に敗財があり、この年は大運・流年にも敗財が並んでいます(2009年:己丑の流年)。
日干:戊で五行の土にも5つの星(●●●●●)が固まっていますが、この年は大運・流年で土(敗財)がプラス3個(●●●)増え、合計で8個(●●●●●●●●)の土が固まります。
一か所に7個以上固まると傾斜と言って命式が傾いた状態となります。…船も傾くと転覆しやすくなる。
そして、土尅水と太過した敗財が財星を尅しますので、お金が流れやすい年となります。
敗財は正財という宝(大切なもの)を流す星なので、お金の他、人間関係(夫婦)や健康面にも注意が必要でもある。
この命式から考えられることを簡単に…
1.日柱が戊(土)で、五行の土に星(●)が多く、仕事を表す官星が(木)。また、金の傷官なので、土木建築等に縁がある命式。この場合の金は道具や機械を表すこともある。
2.月上の正官に養があるので、人の面倒を看やすいところもある。
3.40代の大運に敗財が10年間来る。またこの年の流年は敗財 養。敗財の時期は人情に流される場合が多く、特にその十二運に養が付くと、誰かの面倒を看ることを通してお金を流す暗示も出てきます。…この年は特に五行のバランスが崩れる。
4.大運:敗財、流年に偏財や正財の時期も要注意(宝が敗れる暗示あり)。
5.命式中に敗財がある方は、人情に流されない様にして下さい。
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癸巳 印綬 病 傷官
乙丑 敗財 冠帯 正財
甲子 沐浴 偏印
癸酉 印綬 胎 正官
ですが流年が敗財となります。
大運は今年までが正官 墓
来年から偏印 絶となります。
ここ数年少しずつ環境の変化があり、不安が募る気持ちから家族や友人関係がギクシャクしています。克服方法を教えて頂けないでしょうか。
念の為、健康診断は受けて下さい。
人情的でやや考えやすい傾向がありますね…。
思いっきり身体を動かして汗を流し、気分転換を図るのも良いと思います。
それから、古典を学ぶのも良いと思います。
敗財が重なるものの その悪さが全く見受けられず
まるで財官双美のような性格なのです。
これはどうしてなのかご意見いただきたく投稿させていただきました。
平成9年1月17日 10時生
命式には敗財は重なっては居ませんが…?
やや自星(土)が多いので、内面には自我がありますが、表向きはあたりは優しそうに見えると思います。
家の中では我儘かも知れませんよ…?
1997生 1月18日 10時生まれ です!
自星が多いものの自己主張は全然せず品行方正で、敗財のもつ暗さが全く感じられないので疑問に思いました。
敗財は人情的なので表面的には財星の様に見える場合もあります。また、偏官が敗財の悪さを抑えている場合もありますが、内面は男性的なところもあると思います。命式本体の月支と時支に丑と巳があるので、2年後の酉年の時に行運にダブルで酉が出ます。金局して五行のバランスが崩れますので、この時が少々気になります。
敗財に比べると、劫財は裏表の顔の使い分けが上手でドライな印象があり、比肩も愚痴っぽさが少なく思い切りがいい印象があります。
気のせいでしょうか。
通りすがり様は、研究されていますね…。
ガーデニングで、小石混じりのカチンコチンに固まった庭の土を、一生懸命にシャベルで掘り起こしたのを思い出しました。(その後、堆肥を混ぜたり米ぬかをまいて、だんだんと良い土壌になりましたよ。)
参考までにお聞きしたいのですが、
この例題の男性は、大運が偏印(丙寅)や印綬(丁卯)の時はどのような運勢だと考えられますか?
これらの大運も自星を強めるので気をつけたほうがよいのでしょうか?