大阪で開かれた第3回臨床肛門病研究会の続きです。今回の発表は私にはとても印象深いものになりました。それは、私の発表のセッションの座長を私の師匠である、チクバ外科の瀧上隆夫(たきうえたかお)先生がされたからです。学会で発表する時には、座長が誰であるかで、議論の行方が色々になります。よく知っている先生だと、予定調和と言うか、うまくかみ合ったり。かえって意地悪な質問をされることも。思いがけない座長から思いがけない展開になることもしばしば。さて、私は瀧上先生をしたって入門したいわば「押し掛け弟子」なのです。思えばもう十年近くも前のこと、名古屋で開かれた大腸肛門病学会で、自分の師匠とすべき人を日本中の肛門科専門病院の先生の中から選ぶべく(偉そうですね!)学会場におりました。そこで私の目を釘付けにしたのが、瀧上先生だったのです。学会場は一家言ある大御所ぞろい、熊本のT先生、東京(現在銀座)のI先生、大阪のK先生、横浜のM先生、浜松のM先生がたがじゃんじゃんモノを言うのを「ひょうひょうひょう」と整理して、しっかり議論をおさめて行く姿にすっかり惚れ込んだのでした。学会の翌日、瀧上先生あてに入門したい旨の手紙を書いたことが、私の肛門科修練の第一歩になったのです。学会は新しい知見、知識、そして人との出会いの場であります。そんな思いを新たにした学会でした。(チクバ外科奮戦記はそのうち書きますね!おなか医者奮戦記はこちら)
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