肛門科(肛門外科)で患者さんをみていますと、「痔だろうから診てほしい」と言われる方の中に、実は「大腸癌が心配」という方が多くあります。実際痔もあり、調べてみると大腸癌もある、という場合があります。こういうときに、旧来の肛門科のように、おしりだけを診るのでは、大変危険です。反対に、大腸内視鏡検査をしても、大腸癌の有無だけを診て、おしりを素通りすることがあります。おしりや大腸を診られるのは恥ずかしいし、できれば大腸とおしりとが同時に検査、治療ができるのが望ましいと思っています。
たまたま痔から出血して、検査したら、たまたま大腸癌がみつかり、早期で内視鏡治療で命拾いという例を多く経験します。「痔さん、よくぞ出血してくれた」てなもんですが、感謝しつつ、治療してしまいましょう。
おしりと大腸と両方診られるのが、理想の肛門外科だと思います。
(初出2009/2/9 Weblog)
携帯でアクセスの方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んで読むことができます。ブログの構造上、下へいくほど古い記事になっていますので、ご注意くださいね。
たまたま痔から出血して、検査したら、たまたま大腸癌がみつかり、早期で内視鏡治療で命拾いという例を多く経験します。「痔さん、よくぞ出血してくれた」てなもんですが、感謝しつつ、治療してしまいましょう。
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