姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

おしりのしまりは大丈夫?

2009-06-01 01:00:00 | 肛門括約筋の話題
「おしりの締まり」は、内肛門括約筋などの無意識の締まり=「静止圧」と外肛門括約筋などの意識して締める力=「随意収縮圧」からなっています。正常な肛門の様子を参照。当院では、直腸肛門機能検査として、括約筋の強さを正確に測ることができます。肛門の広さが十分ある場合は、医師の指先の感覚でかなり正確に判定できますが、裂肛(切れ痔)などで狭くなっている肛門では指の太さが邪魔になり、正確に判定できません。そこでこの器械の登場となります(写真)。個人のクリニックでの導入はまれですが、直腸肛門の機能に注目するからには必要な装置だと考えています。(スターメディカル社製。圧力トランスデューサー、自動引き抜き器、ポケットモニター、データ転送ボックス、コンピュター・解析ソフトからなる装置です)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 外看板西面 | トップ | 肛門内圧測定の実際 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

肛門括約筋の話題」カテゴリの最新記事