年をとると、肛門括約筋がゆるくなり、かつ骨盤内の臓器が下がる(下垂)ことにより「便止め」がうまくできないことがあります。思いがけないときに便がもれたり(便失禁)すると、外出を控えてしまうことになります。これでは残念です。ちゃんと社会生活ができ、QOL(生活の質)を保ちながら長生きするためには、おしりの締まりが絶対必要です。
最近の研究により、一時的におしりの締まりを良くする方法があります。ワゴスチグミン(一般名ネオスチグミン)を軟膏に製剤して使用します。肛門の周囲に塗る(局所投与)ことで、数時間しまりが良くなります。私のこれまでの経験では、「半日の外出が安心してできるように」なっています。まだ一般的な治療法ではないので、よくよく説明してから使用します(自由診療になります)。ぜひご相談ください。
最近の研究により、一時的におしりの締まりを良くする方法があります。ワゴスチグミン(一般名ネオスチグミン)を軟膏に製剤して使用します。肛門の周囲に塗る(局所投与)ことで、数時間しまりが良くなります。私のこれまでの経験では、「半日の外出が安心してできるように」なっています。まだ一般的な治療法ではないので、よくよく説明してから使用します(自由診療になります)。ぜひご相談ください。