昨夜夕食後なんだかごたごたしていて、夕刊に目を通さないまま就寝の時間になってしまいました。このまま寝てしまおうかと思いましたが、やはり新聞は見て置きたいと思い直して開きました。目に飛び込んだのはこの写真。細い目が丸くなりました。
わが生活には縁のない札束です。その種明かしは新聞の記事をそのまま載せます。
何と気前のいい、なんと長い好意の積み重ね。
託された横須賀市のお役人様、どうぞ有意義に使う、より良い方法を考えてください。
上の記事の隣に、これまた心温まるお話がありました。
「証拠品と言われた子犬 新しい家族に」・・・記事の要約はおせっちゃんがしました。
中学教諭の宇都宮さんは勤務先の中学校に車で向かっていた。六甲ドライブウエイで前方に何か黒いものが動いた気がした。一度は通り過ぎかけたが気になり引き返した。真っ黒に汚れたトイプードルだった。とにかく保護しなければと抱き上げ車に乗せ学校の職員室へ。ドッグフードを食べさせ、身体をホースで洗ってやった。両方の後足がテープで結わえられていた。
「お前、自分でテープを切って逃げたのか?虐待を受けていたのか?山に棄てられたのか?」
放課後獣医に連れて行き、医者の助言で警察に届けた。
子犬の身体に埋め込まれていたマイクロチップなどからペットショップや飼い主が判明した。宇都宮さんはそのまま連れて帰って育てるつもりだったが、「証拠品だから」と引き離された。
それから1か月、飼い主が所有権を放棄したので子犬は警察で拾得物扱いになった。宇都宮さんの家族になった。
奥さんも「辛かった時のことを思い出さないくらい、幸せにしようと思う」と言っているのだと。
新しい優しい家族に守られて幸せになってね。