今年の4月ごろだったと思います。シルバー人材センターから電気に詳しい器用な方をご紹介いただきました。インターホーンの修理をお願いした時に、スノーマンの可愛いお人形が歌えない状態になっている事をお話ししたのがきっかけです。
6名ほどのお仲間で玩具の病院を開いているとの事でした。歌わなくなったスノーマンの人形を入院させてくださると言う事になりまして、入院の運びとなりました。次の人に引き継がれて治療が続いていたようです。
あれからけろっと忘れておりまして、数日前に「どうやら退院が出来る」との事で知らない方からご連絡を頂きました。
さて・・長い長い入院生活でありましたから・・・治療費はいかばかりかと内心ドキドキしておりました。受け取りに行く前にそっと費用は?とお尋ねいたしましたところ、0円・・・・えっ!・・0円??ですか?
内心かなり高額だったらどうしようかと(壊れた人形でもあり・もともとのお値段も安価なものだったのですっ!高額だったら大変だわ!)最初に費用をお聞きしなかったのは拙かったかな?と・・・・・
まさかと耳を疑うようなお返事が電話の奥から聞こえてきました。
午後から受け取りに行くお約束をしまして、ハタと悩みます。まさか¥100だけと言う事も出来ないしぃ。。という事で茶菓子を持参する事にいたしました。
さて驚く事はココからなのですぞ!どうぞもう少しだけお付き合いくださいませ。
スイッチとセンサーがダメになって人形は踊ったり歌ったりが出来なくなっていました。
半端なドクターではあ~りませんでした。
お玄関で診断書と手術の様子やら病状の写真などを見せて頂き、どこがどう病んでいたのか・・・と言うご説明がありまして、次々にページをめくってくださるではあ~りませんか!
いったい私はどのような世界に紛れ込んだのかと自身を疑いました。
危険薬物やら高齢者の保険金や財産を狙ったり、残忍な殺人事件がニュースとして流れる中、年金も目減りし、消費税も上がり・・良い事等ないな・・・と老後の行く末に悲観する材料ばかりぃ~・・・・
これだわ!・・・と思いましたね。ボランティア・・とは本当は幸せを売る事なのだわ!心が温まる幸せな気持ちにさせてくれる事が本当の目的なのですね。治療して下さった男性(おじさんです)の表情は素晴らしかったです。
この方は蘇ったスノーマンをご自分の子供のように大切に扱っておられて、私にその扱い方を説明して下さるのでなんだか不思議な気持ちになりました。
sazae3としてはこの気持ちをどう表現したら良いか悩みましたが、ブログに書く事で皆様にもこの気分を少しだけお裾分けしたいと思いました。
人間の手術でもこんなに繊細で緻密な計画書が作られる事は無いわ、見たことも聞いた事もあ~りません。
歌うためのセンサー・・動くためのセンサー。。。。なんたらカンタラ・・・もうチンプンカンプン分かりませんが・・・凄い!と言う事だけは分かりました。
診断の結果なども修理受付票に日付けも記入されて
写真も添えられ記録されています。
ノーベル賞等を受賞されるような方々はこのようなものを簡単に書いてしまわれるのでしょうね
たかがおもちゃと言いましても・・・こうなりますと・・凄い!
何処かのテレビ局で取り上げてくださらないかしら。。。使い捨ての時代でも地道にこうした事をしておられる方がおられるのですね。
ポスターを頂戴いたしました。見てくださいね。
師走の世知辛い世の中で嬉しくなっちゃいました!!
自分の若い頃の会社人生の一部でもあった懐かしいスイッチング回路が幾つもあるロジックも楽しく拝見しました!!
ありがとうございました!!
余談ですが我が団地自治会は830戸建団地で会員数も多く、エンジン草刈機や刈払機をはじめ幾つもの大型物置に種々の高額の自治会財産を保有していますが、使い捨て的な傾向が強く、自治会役員も自分よりも高齢な古希を過ぎた方が多いのですが困ったものです!!
自分は役員ではありませんが会長と懇意にしている関係もあって承諾の基に相当件数の修理をしたりもしていますが、年数を経ていると同等品が格安で高機能なモノが販売されていて『修理しなくても!!』という役員の方もいる由です!!
・・・が、自分が言いたいのは使用する前に現状がどうであるか把握した上で使用し、使用後は現状復帰して・させて、維持管理メンテナンスをしたうえで仕舞っておくべきであるとの見解なのではありますが『使いっ放し!!』が殆どであって元の収納位置にさえ戻せていない情けない状況で・・・??!!??
まっちゃんも似たような仕事をしてたので、ビビットきます。 こんなエンジニアが少なくなっちゃったんです。
皆様がた・・・・・
勿体ないですね。このような事が出来る方を尊敬しちゃいます。
ビビット・・きて。。と言う事良く分かるような気がいたします。
私ですら・・感動して胸が熱くなりました。