軽度のアスペルガー症候群ではないかと思われる症状を呈している20歳代の女性と知り合いになってからかれこれ5年ほどになる。
silver人材センターに所属して初めて紹介されたスーパーのカートを片づける仕事場で、同僚であった。私のほかにsilverから3名の人が派遣されていた。単純作業という事で、特殊(養護)学校からの卒業生も長く働いていた。その女性はその中の一人である。
誰にも心を打ち明けるという行動は見られず、始めはsazae3と話す時にも筆談であった。数カ月を経て直接話をしてくれるようになったのだが、アスペルガーであろう?と思ったのはその女性の能力が優れていたからだ。ただの自閉症とは思えないほど、彼女は優れた能力を持っていた。その能力を知って驚愕した。例えば出会った人の名前はもちろん初勤務の日・曜日・誕生日・あらゆるものを即座に記憶してしまう。その記憶能力は決して狂いのないものであった。アスペルガー症候群を検索してみた。超有名人の中にもそうであったのだろうと言われている優れた人が多いのだ。
彼女はこの度その仕事を辞める決意をしたのだろう。silver人材センターへ電話が掛ってきたとの事、本日その内容を伝える手紙が届いた。
”事情があって辞めることになりました。皆様には親切にして貰って嬉しかった。皆さんが辞めてから寂しくなった。他の事情もあり仕事を辞めました。4人の方へ私が辞めた事を知らせてください。ありがとうございました。silverの先輩の皆さまの働きぶりに敬意を表します”
と要旨を代筆し送って来たもの。
慣れた仕事で働く事が彼女の様なケースでは、大切なことだと思うのだが、スーパーが合併することで、何か不都合があったのかもしれない、少し心配になってきた。
電話でお礼を言って来るなんて、人への配慮も出来ている。子供の頃の環境にも恵まれず、養護学校での授業の内容を聞いているとかなり問題がありそうだった。彼女の様な場合はもっとしっかりとした教育を受ける事が出来たらと・・・・聞くに堪えない思いもあった。
新しい生き方の模索についても共に考えたりもしたが、切っ掛けを掴むことは出来なかった。何も役に立って上げる事が出来なかったが、仕事から離れてからも暫く電話が掛ってきていた。
新しい仕事で頑張って欲しい。今はそれを祈るしかない。
塩もみしたキュウーリを入れてちらし寿司を作ってみた。いつものちらし寿司とは一味違った味わいで美味しい。
お礼をいわれたということは、感謝されていたのですね。SAZAE3ではなくて「支えさん」になっていたということですね。
ちらし寿司、おいしそうですね。なんだか雰囲気が、郡山の人の”或る日の出来事”に似てきたような(笑)
アスペルガー症候群という症状の方とはふれあったことは
ありませんが、人と触れ合うことの苦手な人は多いように
思います。
そういう人も、心を許した相手とは会話が出来てくるのですね。
sazae3はその方にとって、数少ない相手だったのではないかしら・・・
sazae3の広い心のなせることなのでしょうね。
ちらし寿司、おいしそう!
我が家でも以前から、彩りできゅうりを使いますよ。
ありがとうございます。「支えさん」とは良い言葉ですね。心に響きました。
ちらし寿司・・・キューリがこんなにも主張する食材とは気が付かなかったです。
いろいろな話を聞いていると、それまで養護学校の様子なんて耳にする事は無かったのですから、普通の学校より幅の広い教育を考えていないとダメなのですねぇ。
キューリがこれほど主張する食材とは知りませんでした。