じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

お父さんへ-2

2008年04月14日 | 急性骨髄性白血病

今日から、かみさんが長期入院することになった。

岡大病院、新築病棟の快適な個室で、シンガポールで買ったお気に入りの「My枕」も持ち込んで、いまのところ元気である。

早速病棟主治医からこれからの治療予定の説明があった。

各種検査のあと、2日後から強力な抗がん剤治療が始められる。内容は厳しい・・・

苦しいだろうが、うまく寛解にいたってくれることを祈るばかり。

かみさんを病院に残して、日暮れ一人家に帰り着くと、寂しさがこみ上げてきた。

きょうは、かみさんが書き残してくれていた手紙から(のろけを敢えて)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつも大好きな優しいお父さん

いつでも一緒にいたいのに、3ヶ月も離れて暮らすなんて・・・

でも私のことは大丈夫だよ。

お父さんの方が 1人で大丈夫かな それが心配です。

ラヴとゆっくり時間をかけて散歩したり、今まで以上に遊んでやってね。

・・・

庭に、新芽が一杯出て、色々な花が咲き始めています。

ゆとりがあれば、そんな小さな花を摘んでいつも私がしているように小さな花瓶にさしてみて・・・・自然に感動し、人に感謝しながら過ごせば毎日が楽しく過ごせるよ。

・・・

料理も買ってばかりじゃなく、今日は何を作ろうかな、昨日の野菜の残りを使ってとか考えれば楽しくなるよ。主夫は結構いそがしいけど楽しくやってね。

やめていた絵手紙を始めるのはどうかな、そして絵手紙くれると嬉しいよ。

テラスでラヴと日向ぼっこしながらゆったりとコーヒーなど飲むのもいいよ。

そしてそんな毎日の出来事をメールしてね。楽しみにしています。

列車で一時間半、いつでも会えるし、寂しければ近くに泊ればいいよ。

男が泣いたりしないでね。

・・・

同病の人が耐えられることを、私が出来ないことはないよ。

どんなこともだいすきなお父さんのために頑張り通すから、前向きに行こうね、約束よ。

そして又美味しいもの食べに行ったり、旅行や山登りをしようね。

・・・

お父さん、食事と睡眠をちゃんと摂って、お薬を忘れないようにね。

人は知らないけど 多分私たち夫婦ほど幸せ者はいないはずよ。

子供たちや友達やみんなみんなの優しさに助けられて、きっと私は治してみせる。

前向きに、今日一日 無事過ごせたと 感謝しながら・・・・。

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コメント (2)
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