20年以上も行きつけの散髪屋さん、私と同年配の夫婦でやっている。
妻も顔見知りで、病気のことも知っていたから、行くたびに心配してくれていた。
今回も「その後いかがですか」と声をかけられた。
「実は四月末に亡くなったんですよ」
「えーっ」とお2人で絶句された。
私はすんでのところで踏み止まることができた。
今だに誰かに訊ねられて告白?するとき、目頭が熱くなることがあるからだ。
「それじゃ、前回お見えになったときに既にお亡くなりになってた・・・」
そうそう、前回5月下旬に散髪に行ったのでした。
あの時も「いかがですか」と訊ねられて、
やばい、告白すると涙が溢れそうな予感がして、「ええ、まあ・・・・」
とか濁して、亡くなったとは言わなかったのだった。
すっぽりと首からカバーをかけられて、涙をふけない、みっともないものね。
あの頃はまだ精神的に弱りきっていた頃だったもの。
で、今回はわりあい冷静にいきさつなども話せました。
その後、キャシー中島の娘さんとか、元宮城県知事さんも・・とか話が続いていったのでした。
今日もラヴ