香港に住んでいる孫の能天気娘が、バイト先で仲良くなった年上の友人の結婚式に出るとかで、久し振りに我が家にやって来た。私の部屋に入ってきたとき、次女かと一瞬思った。益々母親に似てきた。彼女の母親の双子の妹である次女と能天気娘と一瞬見間違えそうになったのも無理はない。
日本での語学留学を済ませて香港に戻った後、香港の大きな会社に就職したらしい。その会社は世界中に顧客を持っており、能天気娘は日本企業を受け持たされているようだ。つい最近、ある日本の企業のスタッフとイタリアのシチリアに出張した。「全部が相手持ちだったので、助かったわ」と云っていたが、仕事で行ったのだから当然だろう。イタリア語を話せないのに、どうしてお前が?と聞くと、英語だけで済んだと云っていた。その能天気娘に「日本語、広東語、中国語(北京語)、英語、そのうちのどれが一番理解出来るんだ?」と聞いた。「生まれたときから話していたから、どれも同じ」との返事だった。あの能天気な頭でよく整理出来るものと感心した。だが、日本語を話すとき、「えぇ」と「いいえ」をうっかり間違えてしまうことがあるとも云っていた。
私は出張で外国に行ったときは、英語と片言のその国の言葉を使っていたが、どれも同じとは到底考えられなかった。ただ、出張が長引き、英語で話す日数が長くなると、相手の話す英語が日本語のように聞こえてくることがある。或いは、単にそのような気がするだけなのかもしれない。物事を英語で考えるようになったことはある。だが、成田に着いた途端に日本語だけの生活に戻っていた。現役を離れて久しい今は、かなりの英語を忘れてしまい、話しかけられてとっさに返事が出来ないこともある。
以前に多少触れたことがあるが、私のイタリア人の友人が7か国語を話す。彼の話す日本語と英語以外にはどれだけ流暢に話すかは不明であるが、日本語だけは日本人が顔負けするほど達者である。それよりは多少劣るが英語も素晴らしい。どの国の言葉で話しても、長く使っていると、彼の母国語のように聞こえてくるものなのだろうか?
以下の写真は神田須田町に何度か通って撮ったものである。最初の一枚は2枚の写真を合成したものである。フルサイズのカメラと超広角レンズの組み合わせで撮れば良かったものを、APSカメラと24-105ミリの組み合わせであったため、肝心なところが一枚に納められなかった。カメラを2台、数種の交換レンズを持って行けばいいが、最近は少しでも荷物を少なく、軽くしたいためにカメラは一台とレンズは一本と決めている。従って、読みを誤ると写真にならないときもある。そのようなときは再度同じ場所に行くと、腹を決めている。
キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
上の合成写真は、それに使用した2枚の写真は同じ撮影條件で撮影したものである。
キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
合成を念頭に入れず、これ以上は下がれないところまで下がって撮った。同じように見えるが、どこか雰囲気が違うような感じがする。どちらが好みか、ご覧になる方に依って違いがあると思う。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
上の二枚とは日を改めての撮影である。出来るだけ被写体に近寄り、万歳の格好で、ファインダーを見ずに撮影した。何枚か試し、ゆがみの一番少ないものを採用した。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
昔の風情を残す神田須田町であるが、新しいビルが次々と建てられていく。客の来なくなった古い商店がこのように生まれ変わるのはいいが、地元の資本とは全く関係ないようだ。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
上の二枚は、なんとなく昔の須田町を感じさせる被写体であった。だが、このような店も経営に行き詰ってくると外からの大資本に買収され、また須田町が消えていく。
日本での語学留学を済ませて香港に戻った後、香港の大きな会社に就職したらしい。その会社は世界中に顧客を持っており、能天気娘は日本企業を受け持たされているようだ。つい最近、ある日本の企業のスタッフとイタリアのシチリアに出張した。「全部が相手持ちだったので、助かったわ」と云っていたが、仕事で行ったのだから当然だろう。イタリア語を話せないのに、どうしてお前が?と聞くと、英語だけで済んだと云っていた。その能天気娘に「日本語、広東語、中国語(北京語)、英語、そのうちのどれが一番理解出来るんだ?」と聞いた。「生まれたときから話していたから、どれも同じ」との返事だった。あの能天気な頭でよく整理出来るものと感心した。だが、日本語を話すとき、「えぇ」と「いいえ」をうっかり間違えてしまうことがあるとも云っていた。
私は出張で外国に行ったときは、英語と片言のその国の言葉を使っていたが、どれも同じとは到底考えられなかった。ただ、出張が長引き、英語で話す日数が長くなると、相手の話す英語が日本語のように聞こえてくることがある。或いは、単にそのような気がするだけなのかもしれない。物事を英語で考えるようになったことはある。だが、成田に着いた途端に日本語だけの生活に戻っていた。現役を離れて久しい今は、かなりの英語を忘れてしまい、話しかけられてとっさに返事が出来ないこともある。
以前に多少触れたことがあるが、私のイタリア人の友人が7か国語を話す。彼の話す日本語と英語以外にはどれだけ流暢に話すかは不明であるが、日本語だけは日本人が顔負けするほど達者である。それよりは多少劣るが英語も素晴らしい。どの国の言葉で話しても、長く使っていると、彼の母国語のように聞こえてくるものなのだろうか?
以下の写真は神田須田町に何度か通って撮ったものである。最初の一枚は2枚の写真を合成したものである。フルサイズのカメラと超広角レンズの組み合わせで撮れば良かったものを、APSカメラと24-105ミリの組み合わせであったため、肝心なところが一枚に納められなかった。カメラを2台、数種の交換レンズを持って行けばいいが、最近は少しでも荷物を少なく、軽くしたいためにカメラは一台とレンズは一本と決めている。従って、読みを誤ると写真にならないときもある。そのようなときは再度同じ場所に行くと、腹を決めている。
キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
上の合成写真は、それに使用した2枚の写真は同じ撮影條件で撮影したものである。
キャノンEOS7Dに24-105mm、4Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
合成を念頭に入れず、これ以上は下がれないところまで下がって撮った。同じように見えるが、どこか雰囲気が違うような感じがする。どちらが好みか、ご覧になる方に依って違いがあると思う。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/40秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
上の二枚とは日を改めての撮影である。出来るだけ被写体に近寄り、万歳の格好で、ファインダーを見ずに撮影した。何枚か試し、ゆがみの一番少ないものを採用した。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
昔の風情を残す神田須田町であるが、新しいビルが次々と建てられていく。客の来なくなった古い商店がこのように生まれ変わるのはいいが、地元の資本とは全く関係ないようだ。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
キヤノンEOS7Dに17-40mm、4Lを装着。 ISO:400、 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
上の二枚は、なんとなく昔の須田町を感じさせる被写体であった。だが、このような店も経営に行き詰ってくると外からの大資本に買収され、また須田町が消えていく。