TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 499

2024年09月01日 | エッセイ
 8月に観たテレビニュースだったが、ハリス副大統領の応援に駆け付けたヒラリー・クリントン、オバマ元大統領、そしてバイデン大統領各氏の熱意のある演説を聞き非常な感銘を受けた。誰も紙に書いてあるものなど読んでいない。特にバイデン大統領の応援演説は約一時間続いたそうだ。あの歳で、原稿もなしに話し続けたことに驚愕した。勿論ハリス副大統領自身の演説も素晴らしかった。また、ハリス氏が副大統領に指名したミネソタ州知事の演説も素晴らしかった。余談だが、ミネソタ州は全米の中で最も黒人の割合の少ない州だと云われている。私が州都のミネアポリスに商用で訪れたときのことだが、当時の黒人の比率は白人に対してたった3パーセントだと取引先で聞いて驚いた。ハリス氏は実にいい人を副大統領に選んだ。

 先のブログにも書いたが、皇室を含めて政治家や各界の要人で、原稿をなしに、あのような胸を打つ演説が出来る人がいるだろうか?ヒラリー・クリントン氏の演説と全く同じ内容の原稿を持たせても、ちっとも感動を覚えないだろう。紙を読むのと、自分の口で訴えることの差である。

 とんでもない数の立候補者のあった都知事選挙では紙を読む立候補者はいなかった。国会議員でも選挙の時は紙なしで訴えている。だが、感動したためしがない。雑音にしか聞こえない。おそらく、誰かが紙に書いたものを必死に丸暗記しただけのことだからではないだろうか?

 都知事選での演説を聞いて、この人ならいい知事になるだろうと確信の持てる候補者はいなかった。当日は選挙会場には行ったが、白紙で投票した。棄権はしたくなかったので私に出来る最善の方法だと考えての事だった。

 トランプ氏が大統領になった時、常識のあるアメリカ人の何人かが「恥ずかしい」と云っていたのを聞いたことがあった。今回の民主党の結束状況を見ている限り、彼らに再び「恥ずかしい」思いをさせずに済むのではないか?私の親しいアメリカ人の友人たちに共和党支持者は何人もいるが、トランプ氏には投票しなかったことを否定しなかった。

 アメリカの評論家はハリス氏の演説を評価するも、具体的な政策が見えてこない、これから先を見ないといけないと述べていた。日本の評論家もそれを真似するようにほぼ同じ評論をしていた。

 暑かったが、それほど熱中症の心配はない時期の日本民家園の写真を掲載したい。暑いさなかでも写真を撮りに行きたい気持ちはあるが、この原稿を書いている8月の気温は尋常ではない。
 最初の一枚は原家の勝手門だが、民家園の中では一番新しく、明治44年に古い住まいに代え、このお屋敷を新しく建築されたとの事だ。

 上記に記した写真を何回も何回も書き込みの作業をしたが、このブログの不具合で正常に挿入されない。従って今回は写真なしで投稿する。ご承知おき頂きたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。