TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 271

2020年05月23日 | エッセイ
 初めてビジネスクラスに乗ったのは、タイのバンコクから成田までだった。マダガスカルのアンタナリブからモーリシャスを経由しクアラルンプールに早朝に着いた。それから急ぎ足でバンコク行の便に乗り、そこから成田行の便に乗り継いだ。私のチケットは成田⇒バンコク⇒クアラルンプール⇒モーリシャス⇒アンタナナリブで、帰りはその逆のルートを辿って日本に戻ってくるものだ。ご存知と思うが、クアラルンプールから直接成田には帰る事は出来ない。バンコクでTG(タイ航空)の事務所に行き、ツーリストクラスからビジネスクラスにアップグレードして貰った。金銭のことを考えられないほどに疲労を覚えていた。

 ツーリストクラスでは飛び立って並行飛行に移るまでは水も貰えなかった。而し、ビジネスクラスでは搭乗してすぐに飲み物のサービスがあった。疲れた体に熱いコーヒーはありがたかった。辺りを見廻すと私よりかなり若いサラリーマン風の乗客が大半を占めていた。彼らは会社の経費でビジネスクラスに乗っているのだ。私のように零細貿易会社ではビジネスクラスなど贅沢であった。

 食後に出されたタイ産のパパイヤが素晴らしくおいしかった。スチュアーデス(当時はこのように呼んでいた)が「如何ですか?」と聞いてきた。「ものすごく美味しい」と云うと笑顔でもう一皿持ってきてくれた。目が覚めたときは成田に着く寸前であった。新宿から乗ったタクシーを降り、玄関までやっとたどり着いた。マラリア発症の前兆であった。

 マラリアが癒えてからは、クアラルンプールとモーリシャス、或いは香港とモーリシャスの間だけはビジネスクラスを買うことにした。本来、出発地点から最終到着地までは同じクラスにするのが原則である。而し、エアー・モーリシャスの好意でその間だけをビジネスクラスにしてくれた。お陰で10時間のフライトはゆっくり眠れた。

 今回から鳥の写真を掲載する。以前の写真で申し訳ないが、自由に写真を撮りに行けないのでご容赦願いたい。


キヤノンEOS10DにEF28-135mm、f3.5-5.6を装着。 ISO:100、 f22、 1/20秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キヤノンEOS10DにEF75-300mm、f4.5-5.6を装着。 ISO:100、 f5.6、 1/180秒、 露出補正:-1、 WB:オート。
 以前にも書いたが、このレンズは70ー300mmの書き間違いではない。それより以前に発売された75-300mmである。また、後で聞いた話だが、手振れ防止のISがレンズ側に付けられた世界で最初のレンズでもあったらしい。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/200秒、 露出補正:-1/3、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/80秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:1,600、 f5.6、 1/50秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:200、 f5.6、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/200秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS7DにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 WB:オート。