政府が備蓄米を21万トン放出すると発表しても、コメの小売価格は下がるどころか上がってさえいる。政府が指定している入札者が現在もコメの販売にかかわっている業者では当たり前のことだ。政府は嘗められている。備蓄米の「放出」、「放出」と念仏のように唱えるだけでなかなか実行しない。やっと放出量が決まったと思えばたったの21万トンだ。災害時に備える備蓄米だと云うが、今がその災害ではないのか?コメの価格を下げるための放出なら最低でも60万トン、出来るなら100万トンを放出しなければ意味がない。恐らく、政府は21万トンでは足りないと判断したら、また21万トンと小出しにするだろう。落札者はそれをため込んで米の値がもっと上がるのを待っているだけだ。コメが投機の対象になっているからに違いない。
業者が慌てて売りに出すぐらいの量を放出しなければ、このような災害時に役立てる備蓄米の意味がない。コメを輸入して販売している業者がいる。テレビのニュースでは「カルローズ」と云っていたが、恐らくアメリカ産のキャルローズの事であろう。それなら、今の販売価格の半分以下の価格で売れる筈だ。日本の現在のコメの価格よりほんの少し安い価格で販売している。以前にもこのブログで書いた事があるが、キャルローズは日本のササニシキのようなコメである。このほかに日本のコメに近いのはダイヤモンドGであるが、これはコシヒカリに似ている。それ以外に日本のコメに近い品種が多くアメリカのスパーマーケットで売られているが、非常な高値である。キャルローズとダイヤモンドGは日本とはけた違いに大きな田で大量に作られているため、私がこのコメを知った時は、日本の小売価格の一割ほどの価格であった。
日本の農家が立ち行かないと生産者は嘆いているが、それならさっさと無駄な助成金など打ち切り、苦情ばかり云う農家を辞めさせたらいい。アメリカから安いコメを大量に買えば、自動車も売れるだろう。そして、あの阿呆なトランプにコメを関税なしで大量に買ってやるから自動車の関税をなしにしろと云えば乗ってくるかもしれない。
話は変わるが、ウクライナのゼレンスキー大統領はトランプに媚びることなく、よく不利な交渉を打ち切ったと称賛したい。
一週間ほど前だったが、近くの公園に写真を撮りに行ったが公園にめぼしい花はなかった。而し、公園へ行く途中のお宅にきれいな花が咲いていたので撮らして頂いた。公園の池には久しぶりにカモが戻ってきており、産卵がまじかではなかろうかと思える緋鯉がゆったり泳いでいた。