~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

人は死なない

2011-11-19 08:35:47 | ・スピリチュアリズムからの風景

最近読んだ本の紹介です。



「人は死なない」
-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
矢作 直樹 (著)

現東大医学部教授・医学部付属病院救急部集中治療部長の方の著作です。

とはいえ、内容はとても読み易いです。

はじめてスピリチュアリズムに接する方にはお勧めです。

著者ご自身のこと、救急病院でのこと、自ら聞いた体離体験、臨死体験のこと、
霊能者による母との再会のこと、そして30ページほどにスピリチュアリズムの
歴史、内容(欧米)が要約されています。(シルバーバーチも少し出てきます)

最後に摂理、良心等、死後存続を元にした、この世を生きる手法、解釈で
締めくくっています。

内容(「BOOK」データベースより)
神は在るか、魂魄は在るか。生命の不思議、宇宙の神秘、宗教の起源、非日常的
現象。生と死が行き交う日々の中で、臨床医が自らの体験を通して思索した
「力」と「永遠」、そして人の一生。  


霊感商法から

2011-11-07 09:09:28 | ・スピリチュアリズムからの風景

私宅を含め、近隣世帯(30世帯近く)に大きな問題が発生しています。突然沸き、
降りかかった火の粉で大混乱しています。なんとか国、区を巻き込んで年内決着
を目指しますが、なかなかエネルギーが要りますねー^^;;

この件に関しては、今のところ公にはできず、水面下で動いているので、このブログ
等で書くことはできませんが、いずれ落ち着いたら公開します。ああ・・それに
しても気が重い・・・・とはいえ、霊界からのエネルギーを確実に受け取りつつあり、
自分自身の気も落ちずに維持できています。という事で霊的な話題をひとつ・・(笑)

(上記の問題(土地に関する問題なんす)と、下記投稿内容は関係ありません^^;)

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ここのところ震災や原発事故の影響で、心理的不安やネガティブな思考につけこむ
霊感悪徳商法をよく耳するようになりました。以前からも人の弱みにつけこんだ霊
感商法は多々ありましたけどね。

高価な現世御利益商品や多額の金品や報酬を要求するような霊能者は、まず怪しい
と思って間違いないでしょう。

目に見えない世界の事だけに、藁をも掴みたい心境や境遇のときには、コロッと騙
されてしまうということなのでしょう。そこまで悪質ではないまでも、幸運を引き
寄せるパワーグッズや開運アイテムやらも昔から根強い人気がありますね。(昔か
ら少年漫画雑誌の裏表紙とかにも、恋人ができる、宝くじが当る・・などの現世ご
利益開運商品が載っていました)

この世を楽に生きたい。それにはお金があった方がいい。宝くじを当てたい。恋人
が欲しい。ずっと健康でいたい・・・・。このような願いをなんの努力もせずに、
他力に任せて自分は楽をしたい。この欲望が鏡のように跳ね返り、同じような強欲
な事象や人を引き寄せて、騙されたり、更に困難な状況に置かれたりするのです。

私は、時々スピリチュアリズムに関連する投稿をしていますが、スピリチュアリズ
ムの訓えの中に、現世御利益の獲得などというものは一切出てきません。逆に、苦
労や挫折を積み重ね、それを乗り越える事によって自分の霊性が高められるという
ような旨はあります。

スピリチュアリズムでは、死後も霊魂は存続すると語られています。そして、何度
も地上での転生(生まれ変わり)を繰り返し、やがて転生の必要がなくなると霊界
の住人となります。そしてさらに纏っている体を脱ぎ捨てながら、高い界へと昇っ
ていくと云われています。

この長期にわたる壮大な人の霊魂のドラマ、その中のほんの一コマが、今こうして
この世に生きている、この時です。この一コマの中では、確かに肉体の死は訪れます。
それと共に、持っている全てのもの(お金や権力や既得権)も消失します。霊の世界
や次の転生する世界に持っていくことはできません。持っていけるのは、自分の思
いや精神だけです。という事は、この自分の思いや精神を育てることこそが、生き
続け、成長する目的という事になります。

霊感商法からの連想で、「霊」や「スピリチュアル」の文字を見ただけで、イカサ
マだ、騙されるな、そんなもの偽物だ、まやかしだと思われる方も多いでしょう。
しかし、だからと言って、スピリチュアリズム全てが嘘っぱちというわけではあり
ません。

もし、スピリチュアリズムを探究されてみたいと思われる方は、下記サイトをご覧
ください。

東京スピリチュアリズム・ラボラトリー

また、霊障(霊による憑依現象や祟りによって起こる、体調の悪化、事故、社会生活の悪化、
人間関係等の悪化)などでお困りの方は、霊能者を頼る前に、下記へ相談されてはいかがでしょう。

財団法人 日本心霊科学協会


遠野へ

2011-09-21 00:00:53 | ・スピリチュアリズムからの風景

2011.9.22~25 遠野市被災地支援ネットワーク参加の為、遠野へ出かけます。戻りましたら、

ブログにて詳細報告いたします。(その間は、時間がありましたら、この投稿のコメント欄に投稿

加算していきますねー) 

というわけで、遠野物語なんぞをパラパラと読んでいますよ^^

2009.8岩手~秋田周辺

遠野物語(柳田国男)

この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。昨明治42年の2月ごろより始めて夜分
折々訪ね来たりこの話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手にはあらざれども誠実
なる人なり。自分もまた一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり。柳田国男

柳田国男は幼少年時に不思議な体験をしている。数え年4歳の時と11歳の時に神隠しの体験
をしている。さらに14歳の春の日、隣家が祀っていた石の祠の中を見たくなって、誰もいな
いのを確かめてから扉を開けたところ、こぶし大の綺麗な蠟石の珠がおさまっていた。何と
も言えない妙な気持になり、しゃがんだまま、よく晴れた昼間の青空を見上げると、そこに
数十の星が見えた。すると、突然高い空でヒヨドリがピーと鳴いた。その拍子に身がギュっと
引きしまって、人心地がついた。人一倍感受性の強い子供であったようである。by 解説

また、柳田国男と交流のあった南方熊楠も幽体離脱や幻覚などをたびたび見ていたため、死後
自分の脳を調べてもらうよう要望していた。MRIで調べたところ右側頭葉奥の海馬に萎縮があ
り、それが幻覚の元になった可能性があるといわれる。(熊楠の脳は大阪大学医学部にホルマ
リン漬けとして保存されている)by wiki

 

新釈遠野物語(井上ひさし)

「遠野物語」が山の神や里の神、天狗、山男山女、河童、あるいは猿や狼や熊、狐などと人間たちとの
交流と交感を実にリアルに描き出したのと同じように、「新釈遠野物語」におさめられた物語も山男、
河童、動物、魚などと人間との交流を「犬伏老人」の体験談、実見談という形で描かれている。

2009.8岩手~秋田周辺

以前から、「とおの」の言葉になにやら惹かれるものがありましたが、どちらの本も読ん
でみて解りました。
神隠し、超意識・霊視、幽霊、テレパシー、幽体離脱、霊耳、遠隔視、千里眼、占い、魔法、
占星術、空中浮揚、霊能、白昼夢、自然霊、精霊、憑霊、超常現象、臨死体験・・・・・・
それは、まさに私の好みの分野だったということです(爆笑

さらに、遠野物語の解説を読んで、「民俗学」に関して、全く異なった理解が得られ、今まで
点と点だったものが一つの線で結びついたことは、個人的に大きな収穫でした。

「おとぎ話は空想ではない。おとぎ話に比べれば、ほかの一切のものの方が空想的である」


光の彼方に

2011-09-20 00:00:41 | ・スピリチュアリズムからの風景

「スピリチュアリズムからの風景」カテゴリーからの投稿です。

もう一冊・・・最近読んだ本の紹介です。

 

光の彼方に―死後の世界を垣間みた人々  レイモンド・A.,Jr. ムーディ (著), 笠原 敏雄 (翻訳), 河口 慶子 (翻訳)

単行本: 256ページ 出版社: 阪急コミュニケーションズ  発売日: 1990/05

国際的ベストセラー『かいまみた死後の世界』の著者、レイモンド・ムーディの新作。人間は死んだら、どうなるのか…。

長いトンネルをぬけると、そこは愛と調和に満ちあふれた光り輝く世界が広がっている。臨死体験者が語る、死後の世界。

内容(「BOOK」データベースよりby amazon)

 

先にご紹介した、「天国からの手紙」は、大韓航空機爆破事件で亡くなられた方のご遺族が書かれた本ですが、

この本の訳者のひとりの河口恵子さんは、日航ジャンボジェット機墜落事故で亡くなられたご主人の奥さまです。

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訳者あとがきより

主人は1985年8月の日航ジャンボ機の事故で、この世の命を終えております。主人が機内で私どもに宛てて遺しました

「走り書き」には、「どうか神様助けてください」という一行がございましたが、生前は、「人間は死んだらどうなると思う」

という私の再三の問いにいつも、「なんにもなくなるさ」と答えておりました。

でもやはり、死んでみてそうではないことを知り、私にこの本の翻訳をさせて、みなさまに読んでいただきたいと思った

のではないかという気がいたします。(・・・ムーディ博士の第一作「かいまみた死後の世界」は出版当初に読んでおり、

亡き主人が私に望んでいる仕事かもしれないと思い、翻訳させていただくことにいたしました。)

主人の事故後忌明けの折に一緒にお届けしました、私の気持ちのささえになっておりました本をご覧になって、私の

こういいう方面への関心を出版社の方がお知りになり、この仕事をさせてくださいました。

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上記の気持ちのささえになっておりました本とは、「古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より」だそうです。

 

 

シルバーバーチ (Silver Birch) は、1920年にイギリスにおいてイギリス人青年モーリス・バーバネル

(Maurice Barbanell、1902-1981、当時18歳)に憑依して語った霊とされているものの名である。英語

でシラカンバの意味。1924年、モーリス・バーバネルはイギリス人ジャーナリストハンネン・スワッファーと

出会い、以後イギリスのロンドンにある彼の自宅で霊交会を行うようになる。この霊交会をハンネン・スワッファー・

ホームサークルと名づけ、モーリス・バーバネルに憑依するシルバーバーチはこの霊交会において指導霊

としての地位を築き、以後60年間に渡って近代心霊主義的教訓を説いた。by wiki


天国からの手紙

2011-09-19 09:54:23 | ・スピリチュアリズムからの風景

いや~、ちっとも涼しくなりませんね^^;;

秋雨前線&台風X2・・・読めませんねえ。。。。土曜日、高さのある重い荷物を動かしていて、

腰を痛めました。どうなることかと思ったけど、ギックリ腰は避けられそうで一安心^^ フー・・・

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「スピリチュアリズムからの風景」カテゴリーからの投稿です。

最近読んだ本の紹介です。

以前にも紹介していますが今一度^^

天国からの手紙―愛する家族との18年間の霊界通信   武本 昌三 (著)

単行本: 333ページ 出版社: 学研パブリッシング 発売日: 2011/06

大韓航空機事件で犠牲となった妻と子は生きていた。著者が経験した愛する家族との別れ、苦悩と葛藤。

そして、霊的真理と邂逅するまでの日々が実に克明に描かれた一冊。内容(「BOOK」データベースよりby amazon)

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あとがきより

(終章を書きはじめたところで、東日本大震災が起きている)

愛するご家族を失って嘆き悲しんでおられる多くの被災者の方々には、涙を禁じえないが、それらの方々にも、

あえて私は申しあげたい気がする。

愛するあなた方の家族は、決して「死んで」はいない。私の愛する家族が死んでいないように。私は他ならぬ

その事実を、この本に書いてきた。

私の無知から光明への足どりは、実にたどたどしいものであった。しかし、求めつづけていけば、いつかは必ず

光に辿り着く。

そのことを、今回の大震災の被災者の方々を含めて、愛するご家族を失って嘆き悲しんでおられる世の多くの

方々にも知っていただくことができれば、本書も、あるいは、それらの方々の足もとを照らすささやかな「ともしび」

になってくれるかもしれないと願っている。

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前半では、愛するものを突然失うことの恐ろしさ、悲しみを、更に悲嘆の極限状態におかれたような日々の中での

心の動きを赤裸々に綴っています。中ほどでは、この事件に対する追求、犠牲者の遺族としての告発への道が描

かれています。そして、後半では、ミーディアム(霊媒師)との出会いと、彼らからもたらされた霊界で生き続けている

妻子からのメッセージなどが書かれています。


「天国からの手紙」と「シルバーバーチの霊訓」

2011-07-02 15:11:12 | ・スピリチュアリズムからの風景

天国からの手紙―愛する家族との18年間の霊界通信 [単行本] 武本 昌三 (著)
 
 妻と息子の乗った飛行機が撃墜される。
残された夫と娘に残された、悲しみと苦悩の日々・・・。
この本は、前半は、魂の慟哭、中盤は、大韓航空機事故の真相、そして後半は、
数々の霊能者を通じてもたらされた、霊界からの息子と妻からのメッセージで構成
されています。
あとがきには次のように書かれています。
私たちは、この地上世界で、狭い、短い、物的な尺度でしかものを見ていないが、
その尺度では、この世は、不公平だらけである。
特に、今度の大震災では、その不公平感が、最大限に拡大されていてもおかしくな
いように思える。
 
愛するご家族を失って嘆き悲しんでおられる多くの被災者の方々には、涙を禁じえ
ないが、それらの方々にも、あえて私は申しあげたい気がする。
愛するあなた方の家族は、決して「死んで」はいない。私の愛する家族が死んでい
ないように。
 
とてもグローバルでインテリジェンスに富むご家族の体験されたことですので、あら
ゆる人々の魂の琴線には届かないかもしれませんが、私的には、自分ととても近い
歩みをされていると感じ、読むにつれて自分自身の魂の慟哭が蘇ったかのようでした。
それでも、読まずにはおられず、一気に向き合い、読み終えました。
 
 
 私も形は違いますが、愛する人を突然失うという同じように奈落の底に突き落とさ
れた体験をしています。そこから続く魂の慟哭の時間帯は、恐怖の余り、心を捻じ
曲げられる。そして、襲いかかる苛立ちと悔しさ、自責の念と無力感に苛まれ続ける。
心の崩壊・・・。生命力というものは、決して体力ではなく、気力があってこそ養われる
ものだと身をもって体験しました。
そんな低空飛行での生活を続ける中で、ある夏の日、高速道路を運転中に「本屋に
行ってごらん」とのインスピレーションを受け取ります。本屋に入り、導かれるよう
に手に取った本は、「シルバーバーチの霊訓」でした。
その本には、このように書かれていました。
 
 
「あなたがもし古い神話や伝来の信仰をもって、これで十分と思い、あるいは、すでに真理
の頂上を極めたと自負されるならば、本書は必要ありません。
 
しかし、もし人生とは一つの冒険であること、魂は常に新しい視野、新しい道を求めてやま
ないものであることをご承知ならば、ぜひ本書をお読みいただいて、世界のすべての宗教
の背後に埋もれてしまった必須の真理を見出していただきたい。
そこには、すべての宗教の創始者によって説かれた訓えと矛盾するものは何一つありません。
 
地上生活と、死後にもなお続く魂の旅路に必要不可欠の霊的知識が語られています。もしも
あなたに受け入れる用意があれば、それはきっとあなたの心に明かりを灯し、魂を豊かにし
てくれることでしょう。」
(シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ―真実の愛であなたが変わる)

それは、とても魅力的な言葉でした。しばらく精神世界からは遠ざかっていましたので、こ
んな方面に興味があったなと購入し読み始めました。何故か、すがる様な思いで、とても大
切なものに触れているような気がして、丁寧に開き噛み締めるように読んでいきました。読
み進めるうちに、興味などという感覚ではなく、魂の深いところに入り込んでくる感じがし
ましたね。ゆっくり、ゆっくり味わうように読み進めていきました。

引き続き、’シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A―崇高な存在との対話’を読み
、読み終わる頃には、今まで知識としてあった精神世界や、私の身に起きた数々の出来事の
何もかもが全て繋がったように感じましたね。それは、ようやく辿り着いたという感覚でし
た。今までバラバラに散らばっていた点が、すべて線で結ばれたような感覚でした。

その後、勉強会に参加したり、スピリチュアリズム関連の本を読み進めるにしたがい、少し
ずつ少しずついわゆる霊的真理が根付いていきました。同時に心身ともに正しいコントロー
ルができるようになり、体力・気力も若い頃に比べて同等以上の充実したものが得られるよ
うになりました。

私たちの実相は’霊’なのであり、私たちの思考や精神が霊を形づくります。ならば、その
正しい思考や精神を養うことこそがこの世に生きる目的であり、何よりも大切で大事なこと
になるわけです。そこに価値観を見出し、潜在的に備わっている良心の声に耳を傾け、言動
や行動の動機を見極めていく・・・そんな生き方を目標に日々をおくっています。

真理の探究、悟りの境地には終わりはありません。一段登れば、また次の山が見えてきま
す。それは永遠に続く魂の旅路です。まだまだ山あり谷あり螺旋階段の如く続いていくこと
でしょう。
なお、「天国からの手紙」の著者・武本昌三氏は、ご自分のhpで、シルバーバーチの霊訓の
原文を載せ、ご自分で訳されております。hpは、こちらです→「ともしび・武本昌三」

元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか~♪

2011-05-27 14:32:41 | ・スピリチュアリズムからの風景
最近、スピリチュアリズム関連で、ルドルフ・シュタイナーの研究をライフワークとして
行っています。

その中に、まずは「畏敬の念」が、とても大切だと訓えています。
この「畏敬の念」へと繋がる、「祈り」や「願い」や「感謝」する行為がどんどん減って
きているように思うんですよね。

神棚、仏壇に手を合わせる→神仏を拝む、ご先祖さまを拝む
いだだきます、ごちそうさまと手を合わせる→実りに感謝する、お百姓さんに感謝する

「畏敬の念」が遠ざかるにつれ、手を合わせる形だけが形式的慣習として残ってきていた
けど、それさえも無くなりつつありますね。

愛知の義理の祖父母は、東京で生活している子どもたちの安全・繁栄を願って東の方角へ
毎日欠かさずに祈っていたと、かつて聞いたことがあります。今朝は寝起きの瞬間に、
そんな光景が浮かんできたのでした。

このブログを訪れてくれるお母さん方も、子どもたちの生活や健康や安全を心配されて
祈られている方が多いですね。母子愛・・・旦那さんには・・・・・(笑)

で、頭の中を流れてきたのが、この楽曲でした。はああ・・・・名曲だなあ。。。。。。

案山子 さだまさし

(他のブログ掲載より)
太古の人たちは、霊能力を携えていたと言われます。現代と違い、自然の中で生き抜いて
いくためには、五官以上の能力を要求されたでしょうし、元々持っていた感覚であるとも
言われます。
それが科学や文明の発達に伴い、五官中心の生活となり、その能力は退化していったと思
われます。
人間の人知を超えたもの(神、大いなる存在、源泉、神聖なる知能・・呼び名はいろいろ)
に対する畏敬の念・・・・それはかつては宗教の役割でもあったでしょうし、土着の自然
崇拝や、神事の中にも見出せました。
仏壇に手を合わせる、神棚に手を合わせるというご先祖様や神仏を拝む行為は生活に溶け
込んでいました。
誰も見ていなくとも、お天道様が見ていますよ、という戒めもありました。
このような時代背景や形式的慣習から、さらに深い洞察がなされているスピリチュアリズム
の訓えや知識が、自分の精神(魂)に浸透していれば、より「畏敬の念」の気分や「祈り」
の本質も理解できるでしょう。

動物の霊

2011-05-24 08:35:50 | ・スピリチュアリズムからの風景



2000.12 生後三ヶ月位


2008.6

愛犬コロちゃんが、なんか元気が無い・・・
で、病院に連れて行ったのですが、別に問題はないようで・・・・。
11歳なので、そろそろ関節痛がおきたりするかもしれないという
ことで、カルシウム系のサプリメントをもらってきました。

コロちゃん、7~8歳くらいかと思ったら、なんと11歳!!
http://www.1atsy.com/nenrei.htm
によると、犬の11歳は、人間の年齢でいうと60歳。その後、1年で4歳ずつ
年をとるようです。ですから、犬の20歳は、人間年齢では96歳!!

これから、どんどん老化が進んでいくんだなあ。見かけは、ちっとも変わらないし、
相変わらず、ワンワン吼えて元気だし、散歩に連れて行く前は興奮状態だし・・・。
でも、老化は進んでいくんですね・・

そして、その日、長女の友人のゴールデンリトリバーと、家内の友人のゴールデン
リトリバーが相次いで亡くなりました。

なおさら今まで以上に可愛がって労わってあげようと思ったのでした。

ところで、心拍数が寿命に関係していると、どこかで読んだことがあります。
小動物ほど、心拍数が多く、寿命が短い。調べましたら、
・ネズミの寿命は約4年、心拍数は毎分約600回
・ゾウの寿命は約70年、心拍数は毎分約40回

おいらは、心臓が普通の人よりも小さくて(蚤の心臓・笑)心拍数が速いから長生き
できないだろうな^^;

まあ、それはさておき、スピリチュアリズムの情報によると動物の霊と人間の霊とに
は違いがあるようです。

シルバーバーチの霊訓から、そのあたりに触れている箇所がありますので抜粋しておきます。


(動物は死後も買主と暮らすのか、それとも動物だけの界へ行くのか)

どっちとも一概には言えません。なぜなら、これには人間の愛がかかわっているか
らです。もしも動物とその飼主の両者が時を同じくして霊界へ来た場合、その飼主
のところで暮らします。愛のある場所が住処となるわけです。愛が両者を強く結び
つけるのです。
動物界に住むのは飼主より先に霊の世界へ来た動物にかぎられます。さもないと、
’不滅性’の要素を吹き込んでくれた’愛’から切り離されて、動物といえども心
を取り乱すことがあるのです。地上で人間的な愛と理性と判断力と情愛を一身に受
けた飼主より先に他界した場合は、その主人が来るまで動物界へ行ってそこで面倒
をみてもらいます。
(霊訓5 P88-9)

(霊界で動物と再会した後、ずっと一緒にいられるのか)

いえ、その点が人間と違います。人間と動物はどこかの時点でどうしても別れなけ
ればならなくなります。地上の年数にして何十年何百年かかるかわかりませんが、
動物の進化と人間の進化とではその速度が違います。人間は死の関門を通過して霊
界の生活に慣れてくると、向上進化を求め、内部の神性や魂に潜む能力を他の生命
の進化を援助する方向へと発揮しようとします。そうやって人間が霊的に向上すれ
ばするほど、動物はそのスピードについて行けなくなり、やがて死後も燃え続けた
愛の炎も次第に小さくなり、ついには動物はその所属する種の類魂の中に融合して
いきます。
(霊訓5 P91)

(動物は死後いずれ個性を失ってしまうのか)

その通りです。そこに人間と動物の大きな違いがあるわけです。動物は類魂全体と
して未だ一個の個性を有する段階まで進化していないのです。
その段階まで進化す
れば、もはや動物ではなくなり、人間の段階まで到達したことになります。ペット
として可愛がられた動物は、人間の愛の力によって言わば進化の段階を飛び越えて
人間と一緒に暮らすわけですから、その愛の糸が切れてしまえば、もとの類魂の中
に戻るほかありません。しかし、人間の愛情によって類魂全体としてはその分だけ
進化が促進されたことになります。共通の蓄えに対する貢献です。そうしたことが
多ければ多いほど類魂の進化が促進され、やがて動物の段階を終えて、人間の形体
での個体としての存在が可能な段階へと進化していきます。
(霊訓5 P91-2)

2.価値観が変わる

2011-03-07 17:40:53 | ・スピリチュアリズムからの風景

「霊学の教えで思考回路を変える」カテゴリーからの投稿です。

私たちが、この世を去った後、物質的な肉体は消えてしまいますが、記憶も思いも精
神もこの世で生きていた時と同じように自分自身(個性)を維持しながら残り続ける
のであれば、この世での物事に対する価値観も大幅に変わってきます。

「幾らお金を貯めこんでも墓場までは持っていけません」とよく言われます。まあ、
三途の川の渡し賃(六文?)は必要かもしれませんけれど(笑)

この世で生きていくには、そりゃお金は必要で、お金があるに越したことはないでし
ょう。貧しければ、生きていくのに精一杯で、心も貧しくなるかもしれません。しか
し、どんなにお金に執着したところで、誰でもいつかはこの世を離れ、お金の無い国
へ行くのです。
転生(生まれ変わる)することになっても、前世で貯めこんだお金は使えないでしょ
う(笑)

「人間が必死に求めようとする地位や財産や権威や権力にも重要性を認めません。そ
んなものは死とともに消えてなくなるのです。が、他人のために施した善意は消して
消えません。なぜなら善意を施す行為に携わることによって霊的成長が得られるから
です。博愛と情愛と献身から生まれた行為はその人の性格を増強し魂に消えることの
ない印象を刻み込んでいきます。」
(シルバーバーチの霊訓1 P117)

霊界から霊能者を通じて、膨大な量の通信を送ってきたシルバーバーチは上記のよう
に語っています。

善意を施す行為・・・じゃあ、ボランティアでもやればいいのか?と思うかもしれま
せん。が、思いの出発点はそこではなく、困っている人の為に何かをしたいという思
いが、結果としてボランティアになるということです。

偉くなりたい、有名になりたい・・・それが悪いわけではありません。そのような憧
れや目的は、人生に活力を与えてくれることでしょう。例えば、イチロー選手のよう
になりたいとの思いがあるとしましょう。その思いが、野球選手としてなのか、有名
だからなのか、カッコイイからなのかは解りませんが・・・。しかし、イチロー選手
も、はじめから偉大な選手だったわけではありません。地道にコツコツと練習を続け、
一本一本のヒットを積み重ねて、その結果、偉大な人物となり有名になり、沢山の人
々に夢や希望を与えているのです。

私たちが死んだ後に、自分自身に残るものは、「心」です。善意を施す行為とは、
手の気持ちが分かる、相手の身になって考える
心の具体的な行動です。困っている人
に手を差し伸べるのも、悩んでいる方の話をきくのも、重苦しい空気を明るくする笑
顔を絶やさずにいることも同じです。人に対してだけでなく、全ての生きとし生ける
もの、植物や動物、そして地球の気持ちを考えることも同じです。

それこそが、この世で生きていく中で、もっとも大切な価値あるものなのでしょう。

(スピリチュアリズムを掲げる宗教法人もありますが一切関係ありません) 


1.幾つから始めても無駄な事はない

2011-03-01 23:32:38 | ・スピリチュアリズムからの風景


新しく「霊学の教えで思考回路を変える」というカテゴリーを作りました。
思いつくままに、分かり易く、短い文章で投稿していきたいと思います。

で、今回は、

「幾つから始めても無駄な事はない」です。

霊学の教えでは、私たちの身体は肉体だけでできているのではなく、幾つかの身体が重なり合って
できていると教えています。

魂>観念体(根源体)>幽体>肉体

自我>アストラル体>エーテル体>肉体

など、名称は様々ですが、どの教えも私たちは幾つかの身体が重なり合ってできていると伝えています。

私たちが、この世を去った後、物質的な肉体は消えてしまいますが、幽体(エーテル体)以上の幾つか
の身体は、この世で生きていた時と同じように自分自身(個性)を維持しながら残り続けるようです。
記憶も思いも精神も・・・。

「死んだらおしまい」ならば、「いまさら何かをするなんて何の意味があるのか」との問いが浮かんで
きます。
しかし、死んだ後も記憶も思いも精神も残り続けるのなら、たとえ幾つになっても、年老いてからでも、
何かを習ったり、何かを始めたりすることは、けして無駄ではないということになります。(霊界へ
行くことになっても、転生してくることになっても)

もし、このような事を信じられるのであれば、ただ単にこの世での生活のリズムのために、何かをする
という消極的な考え方で生き長らえるのでなく、もっと何かに興味を持ったり、もっと掘り下げて何かを
学んだり、魂の琴線に触れるものと接し感動したりと、積極的でしかもゆったりと焦ることのない生き方
ができるようになるかもしれません。

○○才からの手習い、大いに結構♪  まさに好奇心は若さの秘訣♪  
入り口は興味本位でも、どんな物事にも深い教えが隠されています。 コツコツと生き込みましょう^^ 

(スピリチュアリズムを掲げる宗教法人もありますが一切関係ありません) 


他人と過去は変えられない・・・のか?

2010-12-29 17:39:06 | ・スピリチュアリズムからの風景



またまたラジオ、身の上相談ネタです。身の上相談の中で、「他人と過去は変えられない」
という言葉が聞かれました。

「他人と過去は変えられない」を検索すると、なんと約 273,000 件ヒットします。
更に、スペースを一つ進めると
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」で約 233,000 件ヒット。

誰が言い出した言葉かは、解りませんが、コレほどヒットするということは、現代の日本人
の魂の琴線に触れる言葉なのでしょうね。(12/25の日経プラス1には、自分を元気づける言
葉として18位にランクインしている)

ところで、身の上相談の内容は、相談者の奥さんが、数年前から夫の両親と同居して暮らし
ているが、その両親お互いの仲が悪く、どうしたものかというものでした。そこには仲が悪
くなった原因があるのですが、それはあくまで伏線であり、長い時間をかけて築かれていっ
た両親の問題があり、そう簡単には変えられるものではない、他人と過去は変えられないと
カウンセラーさんは話されていました。
ですから、その両親お互いの仲をどうにかしようとするのではなく、その奥さん自身の両親
を見る見方を変える事です、それが回答でした。

最近、身の上相談を聞いていてよく思うことは、相談される方は、困っていたり、悩んでい
たり、煩わしく思っていたりと、当然、自分自身が嫌な状況にあるから相談するのですが、
相談者自身の思考回路を変えてやる事で解決することは実に多いという事です。

要するに、困り事や心配事、悩みは、自分自身で作り出しているもので、その時の自分自身
の思考回路ではオーバーヒートしているような状態だということです。育ってきた環境や、
家族、先生や友人、メディアも含めて、自分自身を自分で形作っていくのですが、その枠組
みが小さいとこのような状況になるのですね。

「他人と過去は変えられない」
しかし、他人も過去も、こちら側から自分自身の枠組みを広げる事によって、今まで思いこ
んでいた感覚と違った見方ができるようになるのかもしれません。例えば、ものすごく嫌悪
感を抱いていた人が、時間が経つと反面教師となって感謝する対象になったり、当時許せな
かった人が、自分の経験が増えるにつれ、その人の気持ちが解り許せるようになったり・・。

そして
「自分と未来は変えられる」
そう、自分自身の枠組みを取り外してやれば、まさに無限の可能性が広がっているのです^^

足元は見えにくい

2010-12-18 14:12:03 | ・スピリチュアリズムからの風景

ああ・・・・また南の島へ行きたいな・・


息子が結婚して、子どもができたのですが、嫁が精神的に弱ってしまい育児ができなくなっ
てしまいました。そこで助けて欲しいということで息子夫婦のところへ出かけて家事や育児
の手伝いをしていたのですが、嫁がヒステリーを起こして喧嘩となり、その後は息子も嫁の
肩を持つようになって3年近く断絶しています。どうしたらよいでしょうか?

一般的に、このような話を聞けば、ひどいお嫁さんをもらったわね。ということになるので
しょうけれど、カウンセラーは、お嫁さんの話は一切せずに、あなたが息子さんを愛してい
ないからだと伝えました。

「孫の育児手伝い」ではなく、「息子さんのための孫の手伝い」が動機になっていればよか
ったということでしょうか・・・。

これらの短い文章では、お母さんと息子さんの状況を伝えきれませんが、お母さんには解っ
たようです。息子さんは、無口な方のようで、物心ついた頃からお母さんとの関係が気薄
だったそうです。これからは少しずつ息子さんとコミュニケーションをとるようにすると
仰っていました。

それにしても、身の上相談を聞いていて感じる事は、目の前の状況、表面的な部分が問題を
起こしているのではなく、そららの状況を生む種が別のところにあることが非常に多いとい
うことです。

この場合も、単純には息子さんが気難しくデリケートなお嫁さんをもらったから・・・と問
題は、お嫁さんに向いてしまうか、そんなお嫁さんの肩を持つ親不孝な息子さんとなってし
まうのでしょうけれど、お母さんと息子さんの意思疎通や、お互いの愛情の交流があれば、
また違った形になっていたのでしょう。

一つのことが狂うと、間違うと、どんどん違う方向へと行ってしまいます。まずは出発点に
戻る事が大切なのでしょうね。
そこに気がつかないと、どんどんと違う方向へ分かれ、親子や兄弟でも二度とこの世では、
気持ちを交流させることができなくなります。おそらくそのわだかまりは、次世に持ち越す
ことになるでしょう。

人の事は、とやかく言えます。人の事は、偉そうに言えます。しかし自分自身の足元の事
は、ホントに見えないものです。自分はどうか?たまには、内観や瞑想を行って自分自身を
見つめてみる時間を持つのもいかがでしょうか。(私も・笑)

あの人とこのひと

2010-11-23 00:01:00 | ・スピリチュアリズムからの風景


先日、乙武洋匡さんがテレビに出ておられました。生まれつき両腕両脚がないというハンデ
ィキャップを背負いながら、スポーツライター、教師として活躍されていますね。

時々、ホストクラブを経営している友人の所へ飲みに行かれたりするようです。ええ~、
ホストクラブの経営者と友人?と私などは、それまで蓄積された私の潜在意識の価値判断に
囚われてしまって、そう思ってしまうわけですが^^;;

その後の話で、そのホストクラブの経営者は、世間から落ちこぼれてしまった若者を、ホス
トクラブという社会と接点のある場に引き入れて教育しようと考えているようでした。どう
せホストクラブは若いうちにしか勤まらない仕事であり、いずれは社会に出て行かなければ
ならない。そのステップ台になればということのようです。

形はどうあれ、そこには愛があり、教育というキーワードで乙武さんと結び付いているので
しょうね。ホストクラブというと、なんとなく金儲け?という印象があったわけで(世間の
潜在意識包囲網)、このように本質に愛があり、そこを動機として経営されている人もいる
わけですね。脱帽です^^;;

話は変わりますが、乙武さんにインタビューされると、ついつい深いところまで話してしま
う、とか、普段あまり喋らないことでも引き出されてしまうと言われます。おそらくは乙武
さんのストレートな容姿や、かもし出す「気」を前にすると、隠してはいられない、語り合
わねばならないと思ってしまうのかもしれません。

この感覚は、五官では表現できないものなのでしょうね。


昨日は、金スマに戦場カメラマンの渡部陽一さんが出演されていました。初めて彼をテレビ
で見た時、お笑いの人かなあと思いましたよ^^ ギャクで、あのような話し方をしているの
かと思いました。

でも何度か見かけるうちに、その口調や話し方にも慣れてきて、戦場の話をされる時には、
引き込まれる様になってきました。金スマでは、中学校に訪問して授業や講演をされていま
したね。

彼の表現される気の場もすごいですね。まずは、誰もが彼が語り出すと思わず笑ってしまい
ます。その場を解き解してしまうんですよね。人と人の壁を取り除く、境界線を無くしてし
まう。人と人が素直に向き合う場にしてしまう。

その場の中で、究極の戦争での体験の話や子どもたちの写真を披露する。とき解されている
場ですから、ぐぐっと引き込まれるわけです。そして、元々誰もが持っている良心にストレ
ートに訴えかけるのです。

彼のそんな気質が、戦場でも子どもたちが文字通り気を許し、あまり見せない表情を見せた
りして、それを写真に収めているのでしょう。乙武さんのインタビュー同様に、日頃見せな
い表情を見せてくれるのでしょうね。誰にも真似できない素晴らしいコミュニケーションの
成果がそこにあるのでしょう。

彼の話を聞く子どもたちは、ホントに真剣な表情で、また泣いている子どもたちもいまし
た。彼の話が、子どもたちの魂に届く。自分の魂の琴線に触れた子どもたちは、この日の事
を生涯忘れる事はないでしょう。戦場の様子は、写真と言葉でしか伝わらないかもしれない
けど、そんな五官で識る以上の情報を受け取ったに違いありません。

戦争の悲惨さを伝える戦場カメラマン・・・それだけでも命をかけた大変な仕事なのに、
彼のパフォーマンスは、さらにそれらを広げ増幅し、聞くものに生命の尊さを深いレベルで
訴えます。子どもたちもきっと、イジメの問題や動物愛護、生命連鎖の地球環境にまでイマ
ジネーションを広げて考えられるような土台を形成することでしょう。

腹をくくりきる愛

2010-11-08 17:19:43 | ・スピリチュアリズムからの風景
先日ラジオで身の上相談を聞いていたら、こんな相談がありました。お母さんからの相談
で、自分の息子がアルコール依存症で困っている、どうしたらよいでしょうという内容でし
た。

具体的な内容は、息子さんが離婚後、酒に溺れるようになって(それまでも酒量は多かった
らしい)酒を飲むと物を投げたり、殴ったり暴れるようになったらしい。その後、「私が面
倒を見ますから」と良くできた彼女が現れて、最初のうちは二人で暮らしてうまく行ってい
たようだが、やはりアルコールから離れることができずに、また暴力を振るったりするよう
になってしまった。本人は、アルコール依存症だと思っていないらしく、病院にもどうして
も行かないが、母親と彼女の付添いで断酒の会などには行っているようだ。

息子さんのお母さんの父親も酒乱だったようで、子供のころにひどい体験をしている様子。
これは、遺伝の要素もあるのではないかと思い、息子を産んでしまった事を後悔している、
といった内容でした。

どんな風にカウンセラーさんは答えるのかなあと思っていたら、一言で言うと、「お母さん
が幸せになって明るく生きることです」との回答でした。これだけでは何の事か解りません
ね。しかし、お母さんには、その言葉が届いていました。

お母さんの子どもの頃からの体験から、おそらくその家庭は暗い空気に包まれていたことで
しょう。お母さん自身が、両親の愛情に包まれていなかった。その空気は、お母さんの父親
から更に遡って脈々と伝わってきたものかもしれません。そう考えれば、物質的なDNAの
遺伝ではなく、精神的な家系の潜在意識の遺伝があるのかもしれない。

お母さんは、このような家系の潜在意識の中で、自分の子どもに対して「無条件に愛する」
ということに臆病になっていたのかもしれない。それを息子さんが子どもの頃から感じ取っ
ていて、自分の離婚という経験を経て自暴自棄の方向へ向かっていってしまった。

「自分の子どもは自分の命に代えてでも守る」この腹をくくった母親の愛情で包まれていれ
ば、子どもは失敗しても挫折しても、そして怒られても逞しく安心して生きていく術を身に
つけるのではないでしょうか。

オドオドした空気の中では、親子の中で壁や溝のようなものが形成されます。全身全霊で愛
しているという空気の中では、安心や安らぎが形成されます。このお母さんは、この家系の
潜在意識を断ち切り、そこから抜け出し自分自身で新たな心を育てなければなりません。命
がけの愛情で息子さんと接すること(そのままの息子さんを丸ごと愛すること)こそが、
「お母さんが幸せになって明るく生きること」になり、そのお母さんに包まれて息子さんも
変わっていくことでしょう。

(上記は全てのケースに当てはまるものではありません。十分な愛情で包まれていても、別
の要因で依存体質になる場合もあるでしょう。)

例えば、ホ・オポノポノの本の中に、次のような事柄が書かれていました。

引きこもりを解消するためにお母さんがいくらクリーニングしても、そういう現象自体はす
ぐには変わりません。しかし、お母さんが自分のクリーニングをすると、子どもが閉じこも
っていてもお母さんがそれに反応しなくなるので、子どもはそれを自然に感じとって自分の
行くべき場所へ、自分で行動しはじめます。(ホ・オポノポノのクリーニングの方法はいく
つもあるようだが、例えば、「ごめんなさい、許して下さい、ありがとう、愛してます」の
四つの言葉を唱えるなど)

私たちにこびり付いた潜在意識、国の潜在意識、家系の潜在意識、家庭の潜在意識、職場の
潜在意識、当たり前のようで間違っているもの、正しいと思っているが間違っているもの、
育ってきた環境の中で、先祖代々脈々と引き継がれてきた中で、国、種族、家庭、メディ
ア、地域の洗脳にも近い意識から抜け出して、何が大事なことなのかか、何が大切なこと
か、自分の行動の動機は何か、自分の良心はどうか?

それらをしっかりと熟考して、自分の精神や心をを造り上げることが重要なのだと思います。

最後に、
THE BLUE HEARTSの楽曲「 情熱の薔薇」の歌詞から抜粋します。

見てきた物や聞いた事 今まで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ちわかるでしょう

答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやって来る 心のずっと奥の方



こんな身の上相談

2010-10-06 18:41:22 | ・スピリチュアリズムからの風景
いや~一昨日くらいから、何処の路地裏でも金木犀の香りが漂っていますね~。
例年になく、強烈な香りです。猛暑の影響があるのかなあ???植物たちも、
なんか、とても元気に見えますよ^^

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先日ラジオを聴いていたら、こんな身の上相談がありました。ご主人を亡くされたばかり
の奥さまからの相談でした。息子さんが二人いるようなのですが、二人共独立して所帯を
持たれているようです。

葬儀が終わり、しばらくすると息子たち二人から、「オフクロも、そろそろだから、どこ
か養老院でも探しておけよ」と言われたそうです。そして、遺産分割の事も、奥さまでは
よく判らないので息子たちに任せていて、相談しようとすると、長男夫婦の所にまで来い
と横柄な態度。

どうも話口調から、奥さまは大人しい方のようで、子供にも余り口出しせず、生活の事も
全てご主人任せだったようです。子供たちも、おそらくは独立心旺盛だったのでしょう。
ご主人を亡くされて独りになって初めて、家族(息子さんたち)との関わりの気薄さに気
がついたようです。

この奥さまは、おそらくは何も言わずにご主人に従い、子供たちにも、我がままもグチも
言わずに育ててこられたのでしょう。良く言えば、大らかなで、包容力のある方、悪く言
えば、主体性が無く、人任せで生きてこられた方ということなのでしょう。

さて、この相談に対しての答えは、主人を亡くしたばかりの奥さまに向かって、養老院を
探せとは何ごとか、寂しい人の気持ちが解らないのか、自分の遺産も将来全て寄付するよ
うにして息子たちには残さない・・・このぐらいシッカリと感情をぶつけた方が良いとの
事でした。

なるほど、的確な回答ですね。おそらくは息子さんたちになめられているから、このよう
な態度で接してくるのでしょう。最後の頃は、涙声で泣いておられました。




さて、こんな身の上相談だったわけですが、コレで解決となるのでしょうか?この奥さま
の涙は、とても複雑だと思うんですよ。今まで、坦々とご主人に従って生きてこられた方
が、自己主張を通す生き方に変わらなければならないわけですから。これは辛いでしょう
ね・・・。大変なストレスではないかと思うのです。

もっと感情をぶつけて子供たちと接していれば、このような身の上相談は起き得なかった
でしょうし、感情をぶつけることは苦手でも、ダメなものはダメと気丈な態度で子供と接
していれば、このような状況にはならないと思うのです。

世の中を、迎合したり、スルーしたり、上辺だけで流していってしまうと、その時はうま
くいくかもしれませんが、必ずしっぺ返しが起こります。鏡のように跳ね返ってきます。
それは今世で、このような形でおこるのかもしれませんし、転生後の来世かもしれません。

このような考え方は全てではありません。もっと多角的な方面から違った見方もあるでし
ょう。スピリチュアリズムからの一側面から考察してみましたが、これだって別の側面の
家族間のカルマの絡みがあるのかもしれません。

どうぞ、この奥さまが、奥さまの守護霊さま、奥様の内なる神様に導かれますように・・
祈ります。