~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

論理的に考えること

2007-04-27 16:35:41 | ・風に吹かれて
ラジオで、数学者・新井紀子さんが話されていました。

彼女は、算数・数学が大嫌いだった。大学入試が終わった日、
裏庭に教科書や参考書を持ち出して灯油をかけて燃やしたほど。

行った大学も一橋大学法学部卒業。その時に履修した数学で
彼女の数学に対する考え方が一変したそうです。

数学の基本は、どうしてこうなるのか、何故こうなるのかという
理論が導きだされるところに魅力がある。ところが、今の数学は、
公式を覚えて数字を当てはめ、答えを導き出すというもの。
5500年の長きに渡り、導きだされた数学を、数年間で勉強する
のは、所詮無理があるそうです。

彼女は、答えを求めるだけではない、どうしてこうなるのか?
何故こうなるのか?という本来の数学に見せられて、その後、
イリノイ大学の博士課程に進み、数理論理学者となり、国立
情報学研究所と東京工業大学の教授になった。

人生分からないものだなあ。。。。。

物事を論理的に筋道を立てて考えること・・・。

例えば、近くのスーパーより、お隣の町のスーパーの方が安い
という広告を見ると、買いに行こうということになるのですが、
その隣町まで行く時間、車で行く燃料費などを考えて、果たして
得なのだろうか?また、遠過ぎて疲れたんで、何か食べて帰ろう
と余分な出費しないか?
などの考え方は、数学だというのですね。

まあ、昔から’文系の考え方’、’理科系の考え方’というのが、
ありましたね。

確かに論理的に考えることは、デジタル的、数字的には
正しいものの考え方だと思うのですが、果たして、感情的、
人生の潤いなどの目に見えない生活面では、どうなのでしょう?

論理的思考だけだと、何となく人生が、殺風景になっちゃう
ように思うんですよ。それに、人生における不可抗力的な
出来事にも、ピリピリしちゃって無駄にしたとか損したとか、
損得勘定が露呈するようにも思う。でも、こうした損得勘定
さえも、論理的に考えたらどうなるか?

人生における不可抗力的な出来事って結構ありますよね。
それをまともに受け取り続けたら疲れてしまう。特にネガティブ
な物事は。だから、起きた物事は、起きちゃったんだから、
どうしようも無いわけで、どんなにネガティブな物事でも、
ポジティブに転化できるくらいの論理的思考は持ち続けたいと
思うわけです。

論理的考え方を基盤にしながら、ゆとり、潤い、遊び心を
トッピングして、大らかに、楽しく生きていきたいなと
感じた次第でございます^^

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2 コメント

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Unknown ()
2007-04-29 12:43:48
わたしなどもなぜか算数なるものが
苦手で、子供の頃から大人になるまで
一貫してイヤなものはイヤでしたね

教科書を燃やすなんて事はできませんでしたが
心の中にはきっと近いものがあったかもしれない
でも、続けていれば何か違うおのを
発見していたかもしれない

でもやはりダメでした。まぁ~いいかぁ
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Unknown (paw>髭さんへ)
2007-05-01 08:56:17
髭さんは、文学少年でしたか^^?

pawは、珠算やってたんで計算は
好きなのでした。
小学校高学年からラジオを作り始めて
アマチュア無線の世界へドップリ。
そんなんで大学も工学部でしたが、
今や、全く畑違いの、商売業ですからね~。

やっぱり世の中分からないものです^^
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