今回、桜木町の駅からすぐのコレットマーレと同じ建物の中に眺望がすばらしいフレンチレストランがあるのよ、と聞いて、
お友達と行ってきました。
私ったら、そんな素敵なところなのに上りの京浜東北線の昼時トラップ(昼時は10分に1本しかない)に引っかかり、
駅からダッシュという余裕のなさ...いけませんね。
場所は、あの若い女の子にお料理をさせるテレビ番組が行われていたところよりさらに奥、
オフィス棟と呼ばれるところの18階です。
エレベーターから降りるとメタリックな扉があり、ちょっと近未来的。
そこに横浜モノリスがありました。
披露宴などにも使われることがあるというお部屋は一面が大きなガラスで、
遮られることのないみなとみらいを見ることができました。
席に案内されてここからの眺望を見たら、なんだかいろいろな気持ちが押し寄せてきました。
みなとみらいは、まだ貨物の引き込み線のあるころから知っていて、
学生時代は桜木町で乗り換えて、東急東横線に桜木町駅から始発で乗って爆睡しながら渋谷まで、っていうのをほんとによく頑張ったと思う。
そして会社員になって京浜東北線で通勤しながらここから見えるランドマークタワーの建設の様子を毎日見ながら通勤してたんですよ。
みなとみらいもよくここまで完成されたな、って思います~。
あ、脱線しましたが、今回は冷野菜・お魚料理・お肉料理・デザートが選べる「テロワールコース」(3800円)をいただきました。
そこにスパークリングワイン、白ワイン、赤ワインを足しています。
スパークリングワイン
白ワイン
赤ワイン
パンは3種類、ブリオッシュとプチサイズのバゲット、クルミパンで、おかわりは自由。
オリーブオイルをつけながらいただくこともできます。
3種類、希望を言って取っていただくスタイル。
クルミパン
プチバゲット
◇冷野菜
「帆立貝と赤野菜のメダイヨン “魅惑のルージュのサラダ” 赤ビーツ風味のビネグレット」
水玉のような配置の赤い大根や帆立などが印象的な前菜はスパークリングワインのすっきりとした味わいともよくあっていて、
次のお料理への期待感も大です。なんとなく食材の配置にリズムを感じました。
◇お魚料理
「舌平目のムニエル 柚子胡椒風味のブールブランソース 茹でたての春キャベツを添えて」
舌平目はロール状になり、食感を増してあります。また、ゆずの皮のすりおろしがパラリとかけてあり、
柚子胡椒の風味と相まって、私の好きな仕上がりです。
春キャベツの季節になったのですね。フレンチも季節感を大事にしますね。
◇お肉料理
「国産豚肉のグリエ 自家製オリジナルマスタードソース タマネギのオーブン焼き」
グリルされた豚肉はジューシーで柔らかく、グレービーなソースと、添えられたピリリとしたソースがアクセント。
半割りにしてオーブンでじっくり焼いたという玉ねぎはほんとうに甘くてちょっと焦げたところの苦みが味を引き締めています。
◇デザート
「クラッシック・クレープシュゼット」
入江シェフがワゴンを自ら押して登場。クレープはあらかじめ焼いてあり、
それをシュゼットに仕上げるところを目の前でやってくださいました。
シュゼットにするとクレープは通常の粉の配合だと破れやすくなってしまうので、
食感の調整もかねて配合を変えてあるのだそうです。
おかげでオレンジの風味たっぷりの液を限界まで含んでジューシー、かつ、
モチっとした食感のクレープシュゼットでした。
工程の一部を順を追って紹介。
まずはオレンジを途中まで剥いておきます。
厚手のフライパンにまずグラニュー糖を入れてカラメリゼ。
次にオレンジ果汁を足して香ばしいオレンジソースを作っていきます。
香りとコク付けにオレンジの皮をおろして加えて作ったオレンジバターを惜しげもなくゴロゴロとくわえます。
オレンジバターはこんなに入れちゃいます。
オレンジバターが溶けたら、そこに折りたたんだクレープを入れて、
温めながらオレンジソースと馴染ませていきます。
コアントローやグランマルニエをたっぷりと使います。
別鍋で洋酒を温めて同じくらいの温度にします。
同じ温度になったら、皮を剥いておいたオレンジをフォークで持ち、
そこに洋酒をかけて、伝うようにしてフライパンに注ぎます。
実は写真には見えないのですが、青白い炎が上がっています。
炎が収まったら火を止めてソースとともに盛り付けます。
目の前で楽しそうに仕上げてくださる入江シェフが印象的でした。
◇プティフール
ワゴンに6種類のプチケーキやマカロンなどが飾られるように盛り付けられていて、
私も友達もなかなか選べません。
「全種類でもいいですよ」の声に、全種類をひとつずついただきました。
私はコーヒーと一緒にいただきました。
どれも一口サイズなのでするりと全種類がおなかに収まりました♪
周囲ではカップルがフィックスのコースをいただいていたり、
マダム(にわかではなく、本当の)のグループがおしゃべりを楽しみながら優雅にランチ、
なんていう感じでしたが、ランチのみの営業で12時から15時まで、という制限付きなので、
逆に優雅に過ごせるけど長居にならなくて切り上げられていいのかもしれません。
接客もとても丁寧で、安心してお任せできる、と思いましたし、
地方から友人が来たら、私もここでおもてなしをしたいな、と思いました。
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