写真の本は、フランス菓子の日本の第一人者、生き字引の様な方、東京の尾山台にある、
オー・ボン・ビュータンの河田さんの本。
先日、ネットで見つけ、何気なく購入したものだ。
まだ大阪の専門学校の生徒だった頃、河田さんの授業を受けた事がある。
その時の印象は、ピクリとも笑わない、ちょっとヘンクツなおじさんと言った感じだった。
でも、お菓子に対する熱意と真剣さが、子供心に伝わって来た事もハッキリと覚えている。
それからは、東京に行った時、時間があればお店にお菓子を買いに行く位か、
著書を購入しては「ふむふむ」と感心したり、勉強させていただいたり。
この本は、レシピ本では無くて、自叙伝の様なもの。
届いてから1日とかからず、数時間で読み切ってしまった。
そして、号泣してしまった(苦笑)
なぜなら、私が生徒達に伝えたかった事がたくさん詰まっていたから。
もちろん、これは私の意見と違うなって箇所もあったけど。
この業界の異常に長い勤務時間、時代錯誤な不当な労働条件などなど・・・。
私が普段感じて来た、製菓業界に対する違和感や疑問点に関して、同じ意見だった事。
専門学校卒業生には、せっかく好きで選んだこの仕事を、出来る限り辞めずに続けて欲しいと思っているのだが、
過酷過ぎる労働条件や、変わり者の多いこの業界に耐え切れず、辞めてしまう子達の多い事。
そんな過酷な条件下の中でも、タフに続けて行ける子達だけが、淘汰されて残るのでは、
ダイヤの原石が磨かれずに消えてしまう事も少なくないハズ。
そして、何とか独り立ちしても、育った環境が間違っている事に気づかない子達が経営者となった時、
また同じ事を繰り返してしまうのだ。
ちょっと、大げさな表現かもしれないけど、虐待を受けた子が自分の子供も虐待してしまうという負の連鎖みたいなのが、
起こっているのだと私は思っている。
それこそ大手の会社なら、パワハラ問題に発展する位の問題。
お菓子を作るという事は、芸術的な仕事でもある。
旅行をしたり、美術館に足を運んだり、映画を観たり、恋愛をしたり。
そういう感性を磨く事はとても大切な事で、でも、そんな時間さえも無く、朝暗いうちから働いて、夜中までという所は少なくない。
理不尽な事で、従業員にあたる人も多いし。
もちろん、製菓業界はマイナスの面だけではないのだけれど・・・。
だけれども、こんな凄い、日本人のパティシエのシェフの方が、同じ意見でいてくださる事に感激して泣いてしまった。
製菓業界にとっても、この理不尽で時代錯誤な事が続く限り、良い事は無いと思うのだが・・・。
フランスはうってかわって、仕事と休みはしっかり区別されていて、休む時は思いっ切り休み、仕事はしっかりする。
早くこんな風に日本も変わってくれたらと願ってやまない。
ちなみにオー・ボンは、8時間半労働らしい。
素晴らしい事実だ。
そして、お店を卒業した子達が、シェフを訪ねて来た時、自分なりの理論を構築していて、
それについて、お弟子さん?達と、製菓談義するという。
それって、とっても素敵な事だと思う。
帰って来たいと思える職場である事、それはとても大切だと思う。
私が最後に生徒に伝えた事は、理不尽でも納得いかなくても、それが人生のミッションだと思って、
乗り越えて行って欲しいという事。
逃げたら必ず同じ問題にぶつかってしまうから。
でも、越えれば必ず新しい未来に出会える。
とはいえ、また、新しいミッションで悩むのだけれど。
これ、私の経験からです(苦笑)
という事は、どうにも続けられなくなった時には、逃げる事もありかのかな(笑)
オー・ボン・ビュータンの河田さんの本。
先日、ネットで見つけ、何気なく購入したものだ。
まだ大阪の専門学校の生徒だった頃、河田さんの授業を受けた事がある。
その時の印象は、ピクリとも笑わない、ちょっとヘンクツなおじさんと言った感じだった。
でも、お菓子に対する熱意と真剣さが、子供心に伝わって来た事もハッキリと覚えている。
それからは、東京に行った時、時間があればお店にお菓子を買いに行く位か、
著書を購入しては「ふむふむ」と感心したり、勉強させていただいたり。
この本は、レシピ本では無くて、自叙伝の様なもの。
届いてから1日とかからず、数時間で読み切ってしまった。
そして、号泣してしまった(苦笑)
なぜなら、私が生徒達に伝えたかった事がたくさん詰まっていたから。
もちろん、これは私の意見と違うなって箇所もあったけど。
この業界の異常に長い勤務時間、時代錯誤な不当な労働条件などなど・・・。
私が普段感じて来た、製菓業界に対する違和感や疑問点に関して、同じ意見だった事。
専門学校卒業生には、せっかく好きで選んだこの仕事を、出来る限り辞めずに続けて欲しいと思っているのだが、
過酷過ぎる労働条件や、変わり者の多いこの業界に耐え切れず、辞めてしまう子達の多い事。
そんな過酷な条件下の中でも、タフに続けて行ける子達だけが、淘汰されて残るのでは、
ダイヤの原石が磨かれずに消えてしまう事も少なくないハズ。
そして、何とか独り立ちしても、育った環境が間違っている事に気づかない子達が経営者となった時、
また同じ事を繰り返してしまうのだ。
ちょっと、大げさな表現かもしれないけど、虐待を受けた子が自分の子供も虐待してしまうという負の連鎖みたいなのが、
起こっているのだと私は思っている。
それこそ大手の会社なら、パワハラ問題に発展する位の問題。
お菓子を作るという事は、芸術的な仕事でもある。
旅行をしたり、美術館に足を運んだり、映画を観たり、恋愛をしたり。
そういう感性を磨く事はとても大切な事で、でも、そんな時間さえも無く、朝暗いうちから働いて、夜中までという所は少なくない。
理不尽な事で、従業員にあたる人も多いし。
もちろん、製菓業界はマイナスの面だけではないのだけれど・・・。
だけれども、こんな凄い、日本人のパティシエのシェフの方が、同じ意見でいてくださる事に感激して泣いてしまった。
製菓業界にとっても、この理不尽で時代錯誤な事が続く限り、良い事は無いと思うのだが・・・。
フランスはうってかわって、仕事と休みはしっかり区別されていて、休む時は思いっ切り休み、仕事はしっかりする。
早くこんな風に日本も変わってくれたらと願ってやまない。
ちなみにオー・ボンは、8時間半労働らしい。
素晴らしい事実だ。
そして、お店を卒業した子達が、シェフを訪ねて来た時、自分なりの理論を構築していて、
それについて、お弟子さん?達と、製菓談義するという。
それって、とっても素敵な事だと思う。
帰って来たいと思える職場である事、それはとても大切だと思う。
私が最後に生徒に伝えた事は、理不尽でも納得いかなくても、それが人生のミッションだと思って、
乗り越えて行って欲しいという事。
逃げたら必ず同じ問題にぶつかってしまうから。
でも、越えれば必ず新しい未来に出会える。
とはいえ、また、新しいミッションで悩むのだけれど。
これ、私の経験からです(苦笑)
という事は、どうにも続けられなくなった時には、逃げる事もありかのかな(笑)