友人のブログに載っていたハイロウズの「キャサディキャサディ」
私もYouTubeで聴いてみる。
マーシーの叫びで始まるこの曲。
マーシーが叫んでいるただそれだけで、その序盤の10秒間くらいで、私はまた心を引っ掴まれて、泣いた。
マーシーはよく叫ぶし、そんなことは知っているし、今までも何度も見ているはずだった。
それでもなぜか、あのマーシーが、こんなふうに叫んでいる、と思ったのだった。
ぎゅうっとなって気づくと息が止まって涙が溢れていた。
初めて見たそのライブ映像に、私は久しぶりに「リンダリンダ」のときのような衝撃を受けた。
歌詞もよくわからない。
ヒロトの姿もない。
彼らの曲は全部好きだし、すごくすごく私の中に入ってくるけれど、それはいつも歌詞を含めたパフォーマンスだ。
でもこのマーシーから受けた衝撃は、たぶんそのあり方そのものの何かを受け取ったからなのだと思う。
どろどろでもぐちゃぐちゃでも、伝えたいことがあるんだという思いの力が、猛烈に私を突いたのだと思う。
これいいな、というレベル感でない突き刺され様。
今回に限っては、曲調でも歌詞でもない。
マーシーそのものなのだと思う。
ハイロウズは一時すごく迷っているように見える。
彼らがブルーハーツを終えて、そうなってしまったように見えたのは、人の目があったからだと思う。
ブルーハーツを崇めるような人たちがたくさんいて、でもブルーハーツだって自分たちが正しいと思ってやって来たことで。
それでも時間の流れとともに色んな経験を経て、自分も変わっていく。
変わっていくことは至極当然なのに、変わらないことを求められて。
変わらなければならないということも、変わってはいけないということも、本当はなくて、ただ変わっていくものなのに。
もしくは、変わりたい、と願ったときに自分で変わっていくものなのに。
経験と年を重ねた彼らがしたのは「成長」ということとも少しニュアンスが違うように思う。
「成長」していない、という意味ではなくて。
ひたすらに自分がやりたいことを、変わっていく中でも、求め続ける姿勢を彼らは持っていたのだと思う。
そんなようなものと戦っているハイロウズの歌は、攻撃的で抗っていて、物事を射抜いていることが多い。
お茶目で青臭くて切ないものもたくさんあるけれど。
「笑ってあげる」「アネモネ男爵」「ダセー」
最近とてもよく聞くマーシー作詞の曲たち。
裸になって滝に打たれても
結局何にもわかりゃしないだろ
日々の煩悩と欲望の中に
しっかり確かな手応えがあるぜ
キミは笑われたことがないんだろ
笑ってあげる
眉間に皺を寄せてるキミを笑ってあげる
私もYouTubeで聴いてみる。
マーシーの叫びで始まるこの曲。
マーシーが叫んでいるただそれだけで、その序盤の10秒間くらいで、私はまた心を引っ掴まれて、泣いた。
マーシーはよく叫ぶし、そんなことは知っているし、今までも何度も見ているはずだった。
それでもなぜか、あのマーシーが、こんなふうに叫んでいる、と思ったのだった。
ぎゅうっとなって気づくと息が止まって涙が溢れていた。
初めて見たそのライブ映像に、私は久しぶりに「リンダリンダ」のときのような衝撃を受けた。
歌詞もよくわからない。
ヒロトの姿もない。
彼らの曲は全部好きだし、すごくすごく私の中に入ってくるけれど、それはいつも歌詞を含めたパフォーマンスだ。
でもこのマーシーから受けた衝撃は、たぶんそのあり方そのものの何かを受け取ったからなのだと思う。
どろどろでもぐちゃぐちゃでも、伝えたいことがあるんだという思いの力が、猛烈に私を突いたのだと思う。
これいいな、というレベル感でない突き刺され様。
今回に限っては、曲調でも歌詞でもない。
マーシーそのものなのだと思う。
ハイロウズは一時すごく迷っているように見える。
彼らがブルーハーツを終えて、そうなってしまったように見えたのは、人の目があったからだと思う。
ブルーハーツを崇めるような人たちがたくさんいて、でもブルーハーツだって自分たちが正しいと思ってやって来たことで。
それでも時間の流れとともに色んな経験を経て、自分も変わっていく。
変わっていくことは至極当然なのに、変わらないことを求められて。
変わらなければならないということも、変わってはいけないということも、本当はなくて、ただ変わっていくものなのに。
もしくは、変わりたい、と願ったときに自分で変わっていくものなのに。
経験と年を重ねた彼らがしたのは「成長」ということとも少しニュアンスが違うように思う。
「成長」していない、という意味ではなくて。
ひたすらに自分がやりたいことを、変わっていく中でも、求め続ける姿勢を彼らは持っていたのだと思う。
そんなようなものと戦っているハイロウズの歌は、攻撃的で抗っていて、物事を射抜いていることが多い。
お茶目で青臭くて切ないものもたくさんあるけれど。
「笑ってあげる」「アネモネ男爵」「ダセー」
最近とてもよく聞くマーシー作詞の曲たち。
裸になって滝に打たれても
結局何にもわかりゃしないだろ
日々の煩悩と欲望の中に
しっかり確かな手応えがあるぜ
キミは笑われたことがないんだろ
笑ってあげる
眉間に皺を寄せてるキミを笑ってあげる