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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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昨日(1月14日)、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」の都庁前早朝ビラまきの後、▲ 都教委定例会を傍聴しました。
そこでは、今回、報告として
(1)「東京のオリンピック・パラリンピック教育を考える有識者会議」最終報告について
(2)「東京都オリンピック・パラリンピック教育」実施方針の策定についてがありました。
これをみると、(1)にもとづいて(2)が策定されていることがわかります。
その(1)では、<重点的に育成すべき5つの資質>として、次のようなことが上げられています。
①ボランティアマインド
・・・・障害のある児童・生徒が社会貢献やボランティアに参加できる仕組みを構築する。
②障害者理解
・・・共生社会を実現するため・・障害者を理解する心のバリアフリーを子供たちに浸透させる。
③スポーツ志向
・・・ファアプレーやチームワークの精神を育み、心身ともに健全な人に育てる。
④日本人としての自覚と誇り
日本の伝統や最新の文化を学び、世界に発信する力を育てるともに、
日本人の規範意識や公共の精神構造等を学ぶことを通じ、
日本人としての自覚と誇りを身に付ける。
⑤豊かな国際感覚
・・・留学生や外国人、海外の学校等との交流を促進し、豊かな国際感覚を養う。
一緒に傍聴した仲間たちは、一様に、④や①が特に強調されている、と感じました。
そうして<学習・教育活動の進め方>として、
①年間35時間程度を目安とし、・・全教育活動で展開
②体験や活動を重視し、四つの取り組みを推進
・東京ユースボランティア
・スマイルプロジェクト
・夢・未来プロジェクト
・世界友達プロジェクト
その上で、卒業したあとは、「組織委員会や東京都が募集する東京2020大会関連ボランティアに登録」とすすみ、
「オリンピック・パラリンピック教育を通じ、子供への教育効果を保護者や地域に波及」としています。
これでは、ナショナリズムと奉仕の精神を煽る、アベ政治のオリンピック版です。
オリンピックの政治的利用と言っても過言ではないと思います。
しかも、「日の丸・君が代」強制同様、まず学校(教育)からなのです。
ですから、傍聴後部屋を出たところで、二人の傍聴者は教育委員のメンバーに向けて、「日本人としての自覚と誇りはおかしい!」「ナショナリズムは間違いだ!」などと抗議の声を上げました。
ちなみに、『オリンピック憲章』の「オリンピックの根本原則」には、次のようなことが述べられています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。
スポーツ文化と教育と融合させることでオリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的、基本的、倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここではあくまでも、<均衡のとれた総体としての人間>を目指すとしており、かつ<普遍的、基本的、倫理的諸原則の尊重>が重要だとしているのです。偏狭な<日本人としての自覚と誇り>などは入る余地がないのです。)
また、次のようにも述べてあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの諸価値に依って生きようとする全ての個人や団体による、IOCの最高権威のもとで行われる、計画され組織された普遍的かつ恒久的な活動である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(つまり、「国家による」ではなく、あくまでも「全ての個人や団体による」のです。)
また、「第1章 オリンピック・ムーブメントとその活動」の中の「6 オリンピック競技大会」の一番最初にも次のように述べてあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(つまり、ここでもナショナリズムを煽ることは良くないと述べてあるわけです。)
古代ギリシャのオリンピックでは、その期間ギリシャ世界での戦争は停止されました。
だから、オリンピックは「平和の祭典」とも言われています。
世界的に右翼的な潮流が強まる中で、、このようにナショナリズムを煽ることは、むしろ危険なことであると言わざるを得ません。
ギリシャのエリス(オリンピアのあった地方)の人々は次のように言ったということです。
「君らがオリンピックの競技に備えて必要な準備をしたら、
また君らが無思慮で不名誉なことをしていなかったら
そこへ勇躍して前進せよ!だが自らを準備しなかった者は、
どこへでも好きなところへいけ!」
これこそ、オリンピック精神というものでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
都教委包囲首都圏ネットワークでは、今年も2月に卒・入学式に向けて『総決起集会』を開きます。
安保法制化での卒・入学式、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンが掛け値なしに問われてきています。
ともに、安保法制下の「日の丸・君が代」強制と闘いましょう!
<集会名>『「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤廃!
2・13総決起集会』
<日 時>2016年2月13日(土)18時開場、18時30分開会
<場 所>セシオン杉並 3階会議室
(地下鉄丸の内線 東高円寺下車8分)
<内 容>
講 演:大内裕和氏(中京大学教授) ”安保法制と教育”
現場報告:・「君が代」被処分者、・高校の現場
・義務制の現場 ・「君が代」裁判の現状
・共謀罪の闘い ・立川テント村 他
集会決議
行動提起
<主 催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
<資料代> 500円
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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昨日(1月14日)、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」の都庁前早朝ビラまきの後、▲ 都教委定例会を傍聴しました。
そこでは、今回、報告として
(1)「東京のオリンピック・パラリンピック教育を考える有識者会議」最終報告について
(2)「東京都オリンピック・パラリンピック教育」実施方針の策定についてがありました。
これをみると、(1)にもとづいて(2)が策定されていることがわかります。
その(1)では、<重点的に育成すべき5つの資質>として、次のようなことが上げられています。
①ボランティアマインド
・・・・障害のある児童・生徒が社会貢献やボランティアに参加できる仕組みを構築する。
②障害者理解
・・・共生社会を実現するため・・障害者を理解する心のバリアフリーを子供たちに浸透させる。
③スポーツ志向
・・・ファアプレーやチームワークの精神を育み、心身ともに健全な人に育てる。
④日本人としての自覚と誇り
日本の伝統や最新の文化を学び、世界に発信する力を育てるともに、
日本人の規範意識や公共の精神構造等を学ぶことを通じ、
日本人としての自覚と誇りを身に付ける。
⑤豊かな国際感覚
・・・留学生や外国人、海外の学校等との交流を促進し、豊かな国際感覚を養う。
一緒に傍聴した仲間たちは、一様に、④や①が特に強調されている、と感じました。
そうして<学習・教育活動の進め方>として、
①年間35時間程度を目安とし、・・全教育活動で展開
②体験や活動を重視し、四つの取り組みを推進
・東京ユースボランティア
・スマイルプロジェクト
・夢・未来プロジェクト
・世界友達プロジェクト
その上で、卒業したあとは、「組織委員会や東京都が募集する東京2020大会関連ボランティアに登録」とすすみ、
「オリンピック・パラリンピック教育を通じ、子供への教育効果を保護者や地域に波及」としています。
これでは、ナショナリズムと奉仕の精神を煽る、アベ政治のオリンピック版です。
オリンピックの政治的利用と言っても過言ではないと思います。
しかも、「日の丸・君が代」強制同様、まず学校(教育)からなのです。
ですから、傍聴後部屋を出たところで、二人の傍聴者は教育委員のメンバーに向けて、「日本人としての自覚と誇りはおかしい!」「ナショナリズムは間違いだ!」などと抗議の声を上げました。
ちなみに、『オリンピック憲章』の「オリンピックの根本原則」には、次のようなことが述べられています。
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オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。
スポーツ文化と教育と融合させることでオリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的、基本的、倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここではあくまでも、<均衡のとれた総体としての人間>を目指すとしており、かつ<普遍的、基本的、倫理的諸原則の尊重>が重要だとしているのです。偏狭な<日本人としての自覚と誇り>などは入る余地がないのです。)
また、次のようにも述べてあります。
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オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの諸価値に依って生きようとする全ての個人や団体による、IOCの最高権威のもとで行われる、計画され組織された普遍的かつ恒久的な活動である。
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(つまり、「国家による」ではなく、あくまでも「全ての個人や団体による」のです。)
また、「第1章 オリンピック・ムーブメントとその活動」の中の「6 オリンピック競技大会」の一番最初にも次のように述べてあります。
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オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(つまり、ここでもナショナリズムを煽ることは良くないと述べてあるわけです。)
古代ギリシャのオリンピックでは、その期間ギリシャ世界での戦争は停止されました。
だから、オリンピックは「平和の祭典」とも言われています。
世界的に右翼的な潮流が強まる中で、、このようにナショナリズムを煽ることは、むしろ危険なことであると言わざるを得ません。
ギリシャのエリス(オリンピアのあった地方)の人々は次のように言ったということです。
「君らがオリンピックの競技に備えて必要な準備をしたら、
また君らが無思慮で不名誉なことをしていなかったら
そこへ勇躍して前進せよ!だが自らを準備しなかった者は、
どこへでも好きなところへいけ!」
これこそ、オリンピック精神というものでしょう。
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都教委包囲首都圏ネットワークでは、今年も2月に卒・入学式に向けて『総決起集会』を開きます。
安保法制化での卒・入学式、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンが掛け値なしに問われてきています。
ともに、安保法制下の「日の丸・君が代」強制と闘いましょう!
<集会名>『「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤廃!
2・13総決起集会』
<日 時>2016年2月13日(土)18時開場、18時30分開会
<場 所>セシオン杉並 3階会議室
(地下鉄丸の内線 東高円寺下車8分)
<内 容>
講 演:大内裕和氏(中京大学教授) ”安保法制と教育”
現場報告:・「君が代」被処分者、・高校の現場
・義務制の現場 ・「君が代」裁判の現状
・共謀罪の闘い ・立川テント村 他
集会決議
行動提起
<主 催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
<資料代> 500円
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
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