☆ 14日「戦前における山川菊栄の廃娼論の意義とその限界」学習会
皆様
こんにちは.増田です。これは「買春社会を考える会」の一員としてBCCで送信しています。重複、ご容赦を!
添付9月14日配布予定のチラシには『週刊金曜日』掲載の田中優子前法政大総長の「買春禁止法をめざそう」を転載許可を得て掲載しています。これも、ぜひ、お読みください!
この会のHPが、やっとできあがり、「ニュースレター」第1号を発行できました。
☆ 「買春社会を考える会 ニュースレター第1号」
4年前の2020年4月23日、タレントの岡村隆史氏が深夜のラジオ番組で、「コロナが収束したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢〔風俗嬢〕をやりますから。それまで我慢してお金を貯めよう」という趣旨の発言をし、それが世間で大きな話題となりました。その発言に怒りを覚えた女性たちが急きょ結成したのが、「買春社会を考える会」です。
それから丸4年以上、私たちはあきらめることなく地道に、ひと月ないしふた月に一度の割合で渋谷や新宿などで街頭リレートークを行なって買春を容認する社会の問題を訴えるとともに、さまざまなテーマで学習会を積み重ねてきました。このたび、4年目にしてようやく私たちの会の専用サイトができ、ここに最初のニュースレターを送ることができることとなりました。
今後、月に1度か2度の頻度で、不定期にこのニュースレターを届ける予定です。お楽しみに。
今月のリレートークと学習会は、9月14日に行なわれます。午後12時半から新宿東口のアルタ前でリレートークを実施し、午後2時から近くの会議室で学習会を実施します。学習会の参加は申込制になっておりますので、himiko.pro20@gmail.com まで連絡ください。
また、Zoomでの参加も可能です。上と同じメールアドレスに申し込んでください。
14日の学習会のテーマは、「戦前における山川菊栄の廃娼論の意義とその限界」です。講師の森田成也さんから一言。
「戦前の山川菊栄の廃娼論については、それなりに研究があり、よく知られてもいますが、戦後の研究のほとんどは1920年代半ばぐらいで話が終わっており、それ以降も折に触れて菊栄が廃娼を訴えていたことはほとんど知られていません。山川菊栄は、その評論人生の最初期である1916年から、戦時下の1940年まで、繰り返し、日本の公娼制度の残虐性とその廃絶の喫緊性、そして売買春そのものを廃絶することの必要性を訴えています(さらに言うと、戦後も売春防止法制定後に至るまで売春問題を論じています)。
このような首尾一貫性と強固な継続性は戦前の社会主義者の中ではまったく稀有なものであり、日本のすべての社会主義者が誇りにするべきことです。この歴史的事実について、まずは一次資料を用いて明らかにするとともに、その(当然ありうる)限界についても簡単に触れる予定です。楽しみにしてください。」
2024年9月11日
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