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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 虚偽の性被害で名誉毀損が確定した草津町元女性町議への刑事裁判が始まる

2024年12月15日 | 増田の部屋

 ☆ 「町長室で性交渉」の虚偽告白、真偽判明前に拡散
   ~町民「草津が悪い形で世界に発信されて悔しかった」 (読売新聞)

 群馬県草津町の黒岩信忠町長(77)と町長室で性交渉したという新井祥子元町議(55)の告白が民事訴訟では虚偽だったと先月確定し、舞台は18日に初公判が開かれる刑事裁判に移った。
 告白は真偽が確認される前に報道とインターネットで瞬く間に世界に広がり、町長と町には批判が殺到した。専門家は「誰でも情報を発信できる今は、報道機関には情報の質の担保を図る責任がある」と指摘する。

 新井氏の告白は、2019年11月に出版されたフリーライターの電子書籍に掲載された。15年1月の朝に町長室で性交渉したという内容は衝撃的で、新聞やテレビなどのメディアは大きく取り上げた。
 米仏などの主要メディアも相次いで報道。告白の真偽が明らかになっていないにもかかわらず、「性交渉があった」との前提で書かれた記事も多くあった。

 草津温泉観光協会のツイッターには当時、「一生行く気にはなれない」「草津の文字を見ただけで不快」などの書き込みが相次いだ。
 さらに性暴力被害者らで作る一般社団法人野党の政治家東大名誉教授町長や町を批判
 町議らによる解職請求(リコール)が20年12月に成立して新井氏が失職すると、草津温泉の湯畑ではデモが行われた。
 役場や宿泊施設を標的とする爆破予告メールも町に届き、小中学校が休校に追い込まれた。役場は抗議の電話が鳴りやまず、業務に支障が出たこともあったという。

 町長は当初から告白の内容を否定し、19年12月、新井氏や電子書籍の著者らに慰謝料の支払いなどを求めて提訴。
 前橋地裁は今年4月、2人に性交渉はなかったと認定し、新井氏と著者に計275万円の支払いを命じた
 11月の東京高裁も告白は虚偽と認定、新井氏側が上告せず確定した。

 ただ、裁判の風向きは23年11月、新井氏が法廷で性交渉はなかったと発言したことで変わっていた。
 一部の団体や政治家は役場で町長に謝罪。謝罪文を送ったり公式サイトに掲載したりする団体もあった。
 書籍の著者は4月の判決後、110万円を支払った。

 町長は「私が性加害を行った前提で質問をしてきた報道機関もあった」と振り返る。
 判決には納得しつつ、「一方的に報じた報道機関や一部の活動家の謝罪は今もない」と、メディアなどの対応には納得していない。

 温泉街の土産店で働く70歳代女性は「草津町が悪い形で世界に発信されて悔しかった」と話した。
 70歳代男性は「新井氏は当時、唯一の女性町議で期待していたが、あんな騒動を起こして残念だ」と肩を落とした。

 今回の問題について桜美林大の平和博教授(メディア論)は「強い言葉や表現に注目が集まると、事実かどうかは置き去りにされてインターネットで拡散されることがある」と説明。
 そのうえで、メディアに対しては「それに引きずられない、客観的で事実に基づいた報道を行っていく必要がある」と求めた。

『読売新聞 on MSN』(2024年12月13日)
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%94%BA%E9%95%B7%E5%AE%A4%E3%81%A7%E6%80%A7%E4%BA%A4%E6%B8%89-%E3%81%AE%E8%99%9A%E5%81%BD%E5%91%8A%E7%99%BD-%E7%9C%9F%E5%81%BD%E5%88%A4%E6%98%8E%E5%89%8D%E3%81%AB%E6%8B%A1%E6%95%A3-%E7%94%BA%E6%B0%91-%E8%8D%89%E6%B4%A5%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84%E5%BD%A2%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E7%99%BA%E4%BF%A1%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E6%82%94%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F/ar-AA1vDWhE?ocid=msedgntp&pc=NMTS&cvid=09f888a497fb4bf3b032ac69554a8608&ei=8


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