東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 裁かれるべきは都教委―再発防止研修抗議行動報告
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/f8/84c3216083b75904882dcefb043989d2.jpg)
「抗議行動」 《撮影:gamou》
◆ 「裁かれるべきは都教委」の声が響く―違憲違法な「再発防止研修」反対・抗議
9月10日、文京区水道橋の都教職員研修センターで入学式での不起立などを理由に処分されたIYさんに対する「服務事故再発防止研修」(2回目のセンター研修)が行われました。被処分者の会の呼びかけによる「再発防止研修抗議・該当者支援行動」には、早朝から同研修センター前の路上埋め尽くす約70名が参加し、「再発防止研修を中止せよ!イジメ研修をやめろ!裁かれるべきは都教委だ!不当処分を撤回せよ!」の声が響き渡りました。該当者も大きく励まされています。ご支援に感謝します。
都教委は、2003年10・23通達に基づいて卒・入学式での「君が代」斉唱時に不起立・不伴奏などで処分した教員に「転向」を強要する再発防止研修を毎年繰り返してきました(3月31日付退職者を除く)。しかし数百人の該当者で「反省」した人は文字通り皆無です。
そもそも「研修」で自らの「思想・良心」を変えることなどできないのは理の当然です。今回の該当者のIYさんはクリスチャンでもあり、自らの信仰・信念に基づく行動を「反省」などできるはずもありません。しかし都教委は、最高裁判決で減給・停職処分が違法であるとされたことへの意趣返しのごとく、「服務事故再発防止研修」を質量ともに強化し、被処分者に対して物理的・精神的圧迫を加えて、抵抗を根絶やしにしようと躍起になっているのです。
私たちは、今後とも違憲・違法な再発防止研修の中止を求めて闘い続けます。
◆ 再発防止研修は違憲・違法 直ちにやめよ!
―被処分者の会の申し入れ(骨子)
研修に先立ち、被処分者の会など3団体、被処分者の会弁護団H弁護士より申し入れを行いました。
<被処分者の会申し入れ(口頭 骨子)>
①再発防止研修は、「・・・自己の思想,信条に反すると表明する者に対して、・・・自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容されている範囲を超えるものとして違憲違法」との東京地裁決定(04年7月)に反し、違憲違法である。
②事前課題、所属校研修、センター研修など繰り返しの研修は、「思想転向」の強要であり該当者に対する「イジメ=パワーハラスメント」である。(教職員をイジメる都教委にイジメを語る資格なし。)
③処分に続く再発防止研修は二重処分であり、許されない。
④以上により再発防止研修を直ちに中止されたい。
◆これが研修?―あきれ果てる再発防止研修の内容
再発防止研修の当日は、該当者は、出張時間帯には学校で授業をすることができず、強制的に研修を受講させられます。
2013年12月の「授業してたのに処分」事件(学校で授業をしていて再発防止研修を受講せず減給6月の処分)では、原告Fさんが全面勝訴して、都教委が控訴せず勝訴が確定しています<処分撤回を求めて(290)既報>。
ところが驚くべきことに、都教委は、その敗訴で反省し、再発防止研修の内容を見直すどころか、パワハラ的な研修を繰り返しているのです。
<IYさんに対する「研修」の内容>
①服務事故の経過・事実をどう思うか、と繰り返す。→裁判・人事委員会審理で係争中の該当者に都教委の認定した経過・事実を押しつけようとして何度も繰り返す。そもそも経過・事実が係争中であることを理解しているのか。
②地方公務員法に基づき職務命令に従え、と繰り返す。→そもそも職務命令が違憲違法であると裁判・人事委員会で係争中であることを理解しているのか。
③「国旗・国歌」の指導は学習指導要領に基づく教員の責務であり、教育課程を適正に実施せよ、と繰り返す。→教員は「日の丸・君が代」を生徒に強制する先兵になれ、ということか。
こんな内容で、教員の最も大事な「責務」である授業をさせずに「研修」を命令しているのです。皆さん、許せますか。
◆ TSさんに対する再発防止研修抗議行動へ!
さて、来月には、卒業式及び入学式での不起立で減給処分を受けたTSさんに対する再発防止研修(センター研修)が行われます。抗議・支援行動に来てください。
★ TSさんの再発防止研修抗議行動と当日の時程★
10月17日(金) 該当者:TSさん(I特別支援学校)
場所:都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、都営水道橋、都立工芸高校隣)
時間:9時 集合・行動開始
9時10分 弁護団申し入れ
9時20分 該当者(受講者)入場、激励行動
11時30分頃(予定)研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会
●当日は相手側の挑発にのらず整然と行動するようご協力をお願いします。
★ 学校に自由と人権を!10・25集会
今こそ 子どもたちを戦場に送るな!
―「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!―
●集会の日時・場所:
2014年10月25日(土)
18時15分開場 18時30分開会
連合会館大会議室
(旧総評会館 JRお茶の水5分、地下鉄新御茶ノ水1分、都営小川町2分、地下鉄丸ノ内線淡路町3分)
●資料代 500円
●集会の主な内容
講演 「子どもとおとな 平和でつながろう」
池田 香代子さん(ドイツ文学翻訳者、「世界がもし100人の村だったら」著者)
紙芝居「王様を縛る法」と発言
伊藤朝日太郎弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会)
特別報告Ⅰ「『君が代』訴訟の現段階と今後の展望」
澤藤統一郎弁護士(東京「君が代」裁判弁護団副団長)
特別報告Ⅱ「国連勧告・ジュネーブ報告」
渡辺厚子さん(東京・教育の自由裁判をすすめる会・国際人権プロジェクトチーム)
●主催 10・25集会実行委員会(10・23通達関連裁判全都原告団・14団体)
―賛同人・賛同団体になってください―
賛同金 個人:1口500円 団体:1口1000円 何口でも結構です。
振込先 郵便振替 【口座番号】00120-5-599413
【加入者名】「日の君」10月集会実行委員会
HPの「お知らせ」、通達関連裁判進行状況、など更新。
「学校に自由と人権を!10・25集会」チラシ掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(9月6日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 裁かれるべきは都教委―再発防止研修抗議行動報告
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/f8/84c3216083b75904882dcefb043989d2.jpg)
「抗議行動」 《撮影:gamou》
◆ 「裁かれるべきは都教委」の声が響く―違憲違法な「再発防止研修」反対・抗議
9月10日、文京区水道橋の都教職員研修センターで入学式での不起立などを理由に処分されたIYさんに対する「服務事故再発防止研修」(2回目のセンター研修)が行われました。被処分者の会の呼びかけによる「再発防止研修抗議・該当者支援行動」には、早朝から同研修センター前の路上埋め尽くす約70名が参加し、「再発防止研修を中止せよ!イジメ研修をやめろ!裁かれるべきは都教委だ!不当処分を撤回せよ!」の声が響き渡りました。該当者も大きく励まされています。ご支援に感謝します。
都教委は、2003年10・23通達に基づいて卒・入学式での「君が代」斉唱時に不起立・不伴奏などで処分した教員に「転向」を強要する再発防止研修を毎年繰り返してきました(3月31日付退職者を除く)。しかし数百人の該当者で「反省」した人は文字通り皆無です。
そもそも「研修」で自らの「思想・良心」を変えることなどできないのは理の当然です。今回の該当者のIYさんはクリスチャンでもあり、自らの信仰・信念に基づく行動を「反省」などできるはずもありません。しかし都教委は、最高裁判決で減給・停職処分が違法であるとされたことへの意趣返しのごとく、「服務事故再発防止研修」を質量ともに強化し、被処分者に対して物理的・精神的圧迫を加えて、抵抗を根絶やしにしようと躍起になっているのです。
私たちは、今後とも違憲・違法な再発防止研修の中止を求めて闘い続けます。
◆ 再発防止研修は違憲・違法 直ちにやめよ!
―被処分者の会の申し入れ(骨子)
研修に先立ち、被処分者の会など3団体、被処分者の会弁護団H弁護士より申し入れを行いました。
<被処分者の会申し入れ(口頭 骨子)>
①再発防止研修は、「・・・自己の思想,信条に反すると表明する者に対して、・・・自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容されている範囲を超えるものとして違憲違法」との東京地裁決定(04年7月)に反し、違憲違法である。
②事前課題、所属校研修、センター研修など繰り返しの研修は、「思想転向」の強要であり該当者に対する「イジメ=パワーハラスメント」である。(教職員をイジメる都教委にイジメを語る資格なし。)
③処分に続く再発防止研修は二重処分であり、許されない。
④以上により再発防止研修を直ちに中止されたい。
◆これが研修?―あきれ果てる再発防止研修の内容
再発防止研修の当日は、該当者は、出張時間帯には学校で授業をすることができず、強制的に研修を受講させられます。
2013年12月の「授業してたのに処分」事件(学校で授業をしていて再発防止研修を受講せず減給6月の処分)では、原告Fさんが全面勝訴して、都教委が控訴せず勝訴が確定しています<処分撤回を求めて(290)既報>。
ところが驚くべきことに、都教委は、その敗訴で反省し、再発防止研修の内容を見直すどころか、パワハラ的な研修を繰り返しているのです。
<IYさんに対する「研修」の内容>
①服務事故の経過・事実をどう思うか、と繰り返す。→裁判・人事委員会審理で係争中の該当者に都教委の認定した経過・事実を押しつけようとして何度も繰り返す。そもそも経過・事実が係争中であることを理解しているのか。
②地方公務員法に基づき職務命令に従え、と繰り返す。→そもそも職務命令が違憲違法であると裁判・人事委員会で係争中であることを理解しているのか。
③「国旗・国歌」の指導は学習指導要領に基づく教員の責務であり、教育課程を適正に実施せよ、と繰り返す。→教員は「日の丸・君が代」を生徒に強制する先兵になれ、ということか。
こんな内容で、教員の最も大事な「責務」である授業をさせずに「研修」を命令しているのです。皆さん、許せますか。
◆ TSさんに対する再発防止研修抗議行動へ!
さて、来月には、卒業式及び入学式での不起立で減給処分を受けたTSさんに対する再発防止研修(センター研修)が行われます。抗議・支援行動に来てください。
★ TSさんの再発防止研修抗議行動と当日の時程★
10月17日(金) 該当者:TSさん(I特別支援学校)
場所:都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、都営水道橋、都立工芸高校隣)
時間:9時 集合・行動開始
9時10分 弁護団申し入れ
9時20分 該当者(受講者)入場、激励行動
11時30分頃(予定)研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会
●当日は相手側の挑発にのらず整然と行動するようご協力をお願いします。
★ 学校に自由と人権を!10・25集会
今こそ 子どもたちを戦場に送るな!
―「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!―
●集会の日時・場所:
2014年10月25日(土)
18時15分開場 18時30分開会
連合会館大会議室
(旧総評会館 JRお茶の水5分、地下鉄新御茶ノ水1分、都営小川町2分、地下鉄丸ノ内線淡路町3分)
●資料代 500円
●集会の主な内容
講演 「子どもとおとな 平和でつながろう」
池田 香代子さん(ドイツ文学翻訳者、「世界がもし100人の村だったら」著者)
紙芝居「王様を縛る法」と発言
伊藤朝日太郎弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会)
特別報告Ⅰ「『君が代』訴訟の現段階と今後の展望」
澤藤統一郎弁護士(東京「君が代」裁判弁護団副団長)
特別報告Ⅱ「国連勧告・ジュネーブ報告」
渡辺厚子さん(東京・教育の自由裁判をすすめる会・国際人権プロジェクトチーム)
●主催 10・25集会実行委員会(10・23通達関連裁判全都原告団・14団体)
―賛同人・賛同団体になってください―
賛同金 個人:1口500円 団体:1口1000円 何口でも結構です。
振込先 郵便振替 【口座番号】00120-5-599413
【加入者名】「日の君」10月集会実行委員会
HPの「お知らせ」、通達関連裁判進行状況、など更新。
「学校に自由と人権を!10・25集会」チラシ掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(9月6日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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