パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(187)<「オリンピック教育」批判ビラまき(14)>

2016年12月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)
 ・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
 ・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。

 ▲ 本日(12月13日)のビラまきは、高井戸駅近くで、沖縄の米軍基地建設反対の「全国統一署名」と一緒にやりました。12:00~13:00。
 (3人で13筆、オリンピック教育批判ビラは40枚ほど)
 署名してくれた方の中には、次のように述べた方がいました。
 「自分は戦争が終わったとき15歳で中国にいた。
 今の日本は戦前とおんなじだ。
 自分がもし国会に行けたら、安倍首相をぶん〇〇ってやりたい。
 頑張って下さい。」

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 この間の高校へのビラまきで、ちょっとした反応がありました。

 それはビラに書いてある私のメールアドレス宛にビラを受け取ったある高校生から次のようなメールが来たのです。
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 <・・・オリンピックに関するビラを今朝拝見いたしました。
 しかしその内容が不甲斐ないことに十分な理解に至らなかったので、メールを送信させていただいた次第です。
 端的に申しますとこのビラの要点を教えてけろ>
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 それに対し私は以下のように返信しました。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 <表面>は、現在オリンピックがもてはやされていますが、じつは、ビラの(1)~(3)に書いたようないろいろな問題があるので、本来の「オリンピック精神」からかけ離れつつあるので、無批判にオリンピックを迎えるのではなく、一緒に考えましょうということです。
 <裏面>は、東京都委員会が出している「読本」はオリンピックの一面だけをとらえ、中には間違ったところもあるという具体例です。
 特に「君が代」の歌詞については、ビラにありますように間違ったことが書かれています。
 「君が代」の意味は<天皇の世の中がいつまでも続くように>ということで、
「天皇主権」という意味であり、これは「国民主権」に反します
 しかし、多くの若い人たちは、意味も知らされないままに小さい時から歌わされているのが現状でしょう。
 ちなみに、東京では先生たちがそうした意味を生徒たちに教えようとする先生たちを処分したりしています。
 そして、そのことと関連して、<表面>の下方にある安倍首相がいう「必ずや世界一の大会にする」というのは、「平和の祭典」であるはずのオリンピックが政治的に利用され「国威発揚」の場になりつつあり、それはかつてのナチス政権がやったことと似ているのではないか、という問題提起です。
 学校の友達や信頼できる先生と話してみてください。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 そうしたところ、本日(12月13日)以下のような返信がありました。
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 貴重なお話ありがとうございます。
 本日友達や先生と話してみました。
 その結果、心外ながら以下のような意見が目立ちました。

 ・思想を人に押し付けないでほしい
 ・オリンピックとナチスを結びつけて考えるのは思考が飛躍している
 ・君が代の君は必ずしも天皇という解釈はないのではないのか
 ・政治は押し付けるものではなく考え決めていくものだと思う
 ・その考え方は急進的すぎる

 このような意見を受けて、貴殿の考え方の立場からはどう思いますか?
 お返事お聞かせ願いたいです
 よろしくお願いします。

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 これに対し私は以下のような返信を出しました
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 メールありがとうございます。
 そして友人や先生と話し合って頂いたこと、感謝しています。
 それについて、私の考えを以下に述べたいと思います。

 ・思想を人に押し付けないでほしい
 ⇒ビラにも書いてあるように、「考えてみませんか?」 ということです。また、メールでも書きましたがあくまでも「問題提起」です。
 ・オリンピックとナチスを結びつけて考えるのは思考が飛躍している
 ⇒1936年のナチスのオリンピックと、昨年来進行している安倍政権の「急激な動き」、特に自衛隊の「駆けつけ任務」とか、数に任せての数々の「強行採決」とか、「最高裁判所の判決」(厚木爆音訴訟や辺野古新基地建設)、などを考えますと、決して「飛躍」しているとは思っていません。
 戦前もまさかあのように悲惨なことが起きるとは、多くの人々は思っていませんでした。
 ・君が代の君は必ずしも天皇という解釈はないのではないのか
 ⇒政府の答弁では、そのように述べています。
  <国歌「君が代」について、現在、政府の解釈は次のとおりだと理解している。
  「日本国憲法下においては、国歌君が代の『君』は、日本国及び日本国民統合の象徴であり、その地位が主権の存する日本国民の総意に基づく天皇のことを指しており、
君が代とは、日本国民の総意に基づき、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国のことであり、君が代の歌詞も、そうした我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと
解することが適当であると考え、かつ、君が代についてこのような理解は、今日、広く各世代の理解を得られるものと考えている>
  (平成十一年(1999年)六月二十九日 衆議院本会議 内閣総理大臣)

 まず、上にあるように「君」は「天皇のことを指しており」と述べています。
 そのうえで、「君が代」については「日本国民の総意に基づき、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国のこと」と述べていますが、「代」とは「ある人が家や地位を受け継いでその地位にある期間」ということですから、あくまでも天皇の時代ということになります。
 決して「我が国」のことを述べているわけではありません。

 次に、「君が代の歌詞も、そうした我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと解することが適当である」と述べていますが、「君が代」の歌詞をこのように解釈するのは、
どうしても無理があります。
 歌詞のどこにもそのようなことは書いてありません。
 むしろ、ビラ<裏面>で紹介した戦前の教科書に書かれていた意味が日本語としても正しいと思います。
・政治は押し付けるものではなく考え決めていくものだと思う
 ⇒その通りだと思います。
 しかし、安倍政権がやっている繰り返しの「強行採決」はどうでしょうか。
 また、沖縄への米軍基地建設については、繰り返し沖縄では、選挙で「ノー」という「民意」が示されているにも拘わらず、安倍政権は機動隊を全国から派遣して反対する住民を弾圧してまで基地建設を強行しつつあります。
 また、「君が代」に関しては、東京では長い間卒業式や入学式では歌っていませんでした。それは戦前天皇制の歌だったからであり、戦争のシンボルにもなったからです。
 しかし、石原慎太郎知事の時代2003年に「10・23通達」というのが出され、卒業式や入学式での「君が代」起立斉唱が強制(従わなければ処分)されるようになりました。
 それに対し、「思想良心の自由」、「教え子を再び戦場に送るな」、というような理由で、「君が代」起立斉唱時に、不起立をした先生たちは処分を受けるようになりました。
 これまで延べ478名の先生たちが処分されています。
 なかには何度も「6ヶ月停職」という重い処分を受けた先生もいます。
 また、生徒で不起立する生徒がいたら、生徒全員が起立するまで卒業式を始めてはならないという通知を、東京都教育委員会は出しました。
 ・その考え方は急進的すぎる
 ⇒かつてはビラに書いたようなことは
 学校でも当たり前に論議が出来ました。
 決して急進的ではありませんでした。
 東京でも、「君が代」義務化前後の時(1990年前後)の時に、国立の小学校では小学生たちが、八王子の中学校では中学生たちが、多くの高校では高校生たちが反対しました。
 (これらについては年配の先生は知っていると思いますから聞いてみてください)

 しかし、それらの反対を、話し合いではなく処分を背景に力づくで抑え込み、現在のような状況が作られてきました。
 戦争体験者の中には、「戦前に戻ったようだ」と言う方もたくさんいます。
 このまま進めば「君が代」強制に反対する者は戦前同様、「非国民」としていじめの対象になっていくのではないでしょうか。
 友人の皆さんや先生たちによろしくお伝えください。

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 この間、ビラの受け取りがあまりよくなかったので、まさかこのようなメールが来るとは思ってもいませんでした。
 ビラまきをした甲斐があったというものです。
 やはり、人民大衆は信頼すべきです。

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