板橋高校卒業式「君が代」刑事弾圧事件 最高裁に口頭審理を要請中
★ 立川、葛飾に続く「言論表現の自由」圧殺を許すな! ★
最高裁は「表現そのものを処罰すること」の憲法適合性を判断せよ!
■□■ 第6回最高裁要請行動 7月16日(金)15:15最高裁東門集合 ■□■
◎ 板橋高校卒業式事件
「表現の自由」の世界標準での審判を最高裁に要請中
「ノビタキ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
「社会的関心事についての開かれた議論は民主主義の基本である。憲法で保障された思想と良心の自由に対する権利についての議論や、学校行事等における国旗称揚および国歌斉唱の強要に関する議論は、このような社会的関心事に該当する。」(『フォルホーフ教授鑑定書』)
◎ 「日の丸・君が代」は、神聖・不可侵ではない!
この事件は、卒業式(正確には開式前の待機時間)に、都教委の教育政策を批判する内容の呼びかけを保護者に行ったことが、「威力業務妨害罪」に問われた事件です(2004/3/11)。
教育現場の出来事で、誰からも制止されることなく、真面目な内容で、マイクも使わず、暴力も絡まず、平穏に行われたわずか1分足らずの出来事が、「威力業務妨害罪」とは極めて異例です。
検察側の求刑は「懲役8月」でした。これも異例です。懲役刑は、生命に危険が及んだり暴力が使われた場合に適用される量刑です。
【懲役8月の一例】 高校野球に乱入し試合12分間中断させた元暴力団幹部の被告に懲役8月の実刑【岡山】 第90回全国高校野球選手権岡山大会の試合中、男4人がグラウンドに乱入し審判に暴行を加え、建造物侵入と威力業務妨害罪に問われた(2008年11月7日)。
【ビラ配布事件の求刑】 立川反戦ビラ事件は求刑「罰金20万円」、葛飾政党ビラ事件は求刑「罰金10万円」。
板橋高校卒業式事件がいかに異常な量刑かが分かると思います。「君が代」は神聖不可侵だからでしょうか?
◎ 裁判所の役割は「人権」を守ること
しかし不当にも、地裁(2006/5/30)、高裁(2008/5/29)とも、「校長の式を円滑に執り行う権利(?)を妨害した」として、罰金20万円の有罪判決でした。
裁判所が、「侵すことのできない永久の権利」(11条、97条)である基本的人権よりも、校長の職務権限の方を「不可侵」のように扱ったことは驚きです。やはり「君が代」が神聖だからでしょうか?
憲法の原則に添った公正な判決を求めて、いま最高裁に上告中です。
上告から1年半、去る5月31日に弁護団は、欧州人権専門家フォルホーフ教授の『鑑定書』を添付して『上告趣意補充書』を提出しました。
人権は人類普遍の原理です。この『鑑定書』は、人権の世界標準に照らして「板橋高校卒業式事件」を鑑定していただいたものです。
フォルホーフ教授は、国際人権の判例を数多く引用しながら、「藤田さんの表現と情報の自由の権利に対する公権力の介入は、民主主義に対する害であり、民主主義自体を危うくするものである」と結論づけています。
私たちは、最高裁が人権の世界標準に耳を傾け、公正な判断をすることを求めます。
■次回の最高裁要請行動
7月16日(金)15:30から30分間 15:15最高裁東門(国立劇場玄関側)集合。
参加いただける方は、事前に下記のいずれかにご一報下さい。
【連絡先】 携帯:福井 090-1695-7153 メール:花輪 hanawa516@gmail.com
(都高教大会2010/6/26チラシより)
★ 立川、葛飾に続く「言論表現の自由」圧殺を許すな! ★
最高裁は「表現そのものを処罰すること」の憲法適合性を判断せよ!
■□■ 第6回最高裁要請行動 7月16日(金)15:15最高裁東門集合 ■□■
◎ 板橋高校卒業式事件
「表現の自由」の世界標準での審判を最高裁に要請中
「ノビタキ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
「社会的関心事についての開かれた議論は民主主義の基本である。憲法で保障された思想と良心の自由に対する権利についての議論や、学校行事等における国旗称揚および国歌斉唱の強要に関する議論は、このような社会的関心事に該当する。」(『フォルホーフ教授鑑定書』)
◎ 「日の丸・君が代」は、神聖・不可侵ではない!
この事件は、卒業式(正確には開式前の待機時間)に、都教委の教育政策を批判する内容の呼びかけを保護者に行ったことが、「威力業務妨害罪」に問われた事件です(2004/3/11)。
教育現場の出来事で、誰からも制止されることなく、真面目な内容で、マイクも使わず、暴力も絡まず、平穏に行われたわずか1分足らずの出来事が、「威力業務妨害罪」とは極めて異例です。
検察側の求刑は「懲役8月」でした。これも異例です。懲役刑は、生命に危険が及んだり暴力が使われた場合に適用される量刑です。
【懲役8月の一例】 高校野球に乱入し試合12分間中断させた元暴力団幹部の被告に懲役8月の実刑【岡山】 第90回全国高校野球選手権岡山大会の試合中、男4人がグラウンドに乱入し審判に暴行を加え、建造物侵入と威力業務妨害罪に問われた(2008年11月7日)。
【ビラ配布事件の求刑】 立川反戦ビラ事件は求刑「罰金20万円」、葛飾政党ビラ事件は求刑「罰金10万円」。
板橋高校卒業式事件がいかに異常な量刑かが分かると思います。「君が代」は神聖不可侵だからでしょうか?
◎ 裁判所の役割は「人権」を守ること
しかし不当にも、地裁(2006/5/30)、高裁(2008/5/29)とも、「校長の式を円滑に執り行う権利(?)を妨害した」として、罰金20万円の有罪判決でした。
裁判所が、「侵すことのできない永久の権利」(11条、97条)である基本的人権よりも、校長の職務権限の方を「不可侵」のように扱ったことは驚きです。やはり「君が代」が神聖だからでしょうか?
憲法の原則に添った公正な判決を求めて、いま最高裁に上告中です。
上告から1年半、去る5月31日に弁護団は、欧州人権専門家フォルホーフ教授の『鑑定書』を添付して『上告趣意補充書』を提出しました。
人権は人類普遍の原理です。この『鑑定書』は、人権の世界標準に照らして「板橋高校卒業式事件」を鑑定していただいたものです。
フォルホーフ教授は、国際人権の判例を数多く引用しながら、「藤田さんの表現と情報の自由の権利に対する公権力の介入は、民主主義に対する害であり、民主主義自体を危うくするものである」と結論づけています。
私たちは、最高裁が人権の世界標準に耳を傾け、公正な判断をすることを求めます。
■次回の最高裁要請行動
7月16日(金)15:30から30分間 15:15最高裁東門(国立劇場玄関側)集合。
参加いただける方は、事前に下記のいずれかにご一報下さい。
【連絡先】 携帯:福井 090-1695-7153 メール:花輪 hanawa516@gmail.com
(都高教大会2010/6/26チラシより)
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