<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
▲ 卒業式ビラまきの続報です。
<八王子北高校>の報告には、「雑談」が述べられています。
また、他の報告もなかなか面白いです。
今回は分量が多い(3月8日が3校、3月9日が9校)のですが、時間があれば目を通してみてください。
これが2019年3月の都立高校卒業式の校門前です。
そして、教職員の中にも、保護者の中にも、生徒の中にも、我々に反対する人、支援してくれる人、がいることがわかります。
また、警官が出て来たところもあります。(小松川高校、光が丘高校)
ですからビラまきは闘い(イデオロギー闘争、あるいは表現の自由の)なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(3月8日)
<八王子北高校>(「授業してたのに処分」の福嶋さんから)
8時00分~10時 253枚
河原井・根津裁判を支援しているSさん、Mさんと3人での配布。
受け取りは以前より悪くなってはいるが穏やかで素直な印象の生徒が多い。
副校長が穏やかに敷地内に入らないようにの注意をしたくらいか。
「先頭の法則」(注:先頭が取ると後続の人も続いて取る)がかなり生きているように感じました。
雑談:式の始まる少し前くらい(生徒集合には十分に遅刻と思われる時間)に脱色だろうか、見事な金髪?の男子生徒、校門を入ろうとして若い(と私が思う・・30代後半くらいかな)の教員に止められしばらく話している。
声を荒げるでなくお互い笑みを浮かべている感じで、人間関係は悪くなさそう。
しばらくして保護者としては若すぎると思われる女性がきて、その教員ともため口で話をしてから男子生徒と一緒に入ろうとする。
教員が止めると「あたしこの子の保護者、この父親と再婚したの」
教員が「だったら早く言ってよ」で、生徒も中に無事に入っていきました。
35年くらい前に2学期の始業式に同じように金髪?にしてきた男子生徒を怒鳴って帰したことがある私としてはさて、今教員だったらどう指導したかなと考えてしまいました。
------------------------
<足立高校>
8時前に着く。先生二人が校舎内外の整備をしていた。
「先生」と声をかけると一人が近づいてきて、「ビラはまかないでください」という。
「教頭さんですか」と聞くと「いえ、副校長です」と。型通りのやり取り。
副校長に「ビラをどうぞ」というと、「いらない」と。
「都教委に提出しなければならないかもしれませんよ」というと受け取る。
その後、もう一人の先生が「卒業証書授与式」と書いてある看板をしっかりととめる作業に来たので、
その先生に「卒業証書授与式」とするか「卒業式」とするかは、どこで誰が決めるのかと聞いたが、その先生は全くの無言だった。
実際、男子の卒業生が看板を見て、「なんだ卒業証書授与式なのかよ」と言っていた。
確かに「卒業式」と「卒業証書授与式」では生徒にとってもニュアンスが違うと思った。
卒業式の方が圧倒的にいいのではないか。
「日の丸」は門にはくくりつけず、門のそばの3本ポールにあった。
副校長が白衣を着た女性教員(理科?)と来て、自転車通学の生徒が多いから気をつけてとかくどくどと言った。
「いつも来ているからわかってます」というと、「去年は来なかった」と副校長は言う。
白衣を着た女性に「あなたも副校長ですか」と聞くと「いえ、副校長は一人ですからちがいます」と応える。
なにしに女性はついてきたのだろう。
近所のおばさんがタブレットをもってごみ収集置き場を写しているようだった。
学校前にも来て私を撮ったので、「なんで撮るの」ときくと「うさんくらいから」と言った。
保護者は正面玄関から入るのだが、入口左右に紙を貼ったゴミ箱を置いた。
遠くてなんて書いてあるかわからなかったので、外にいた副校長に声をかけて、「なんて書いてあるのか」聞いた。
副校長は「用のないものは入れてください」というようなことがあいてあったと言う。
私は「ビラを入れさせようとしているのかもしれないが、それはおかしい、姑息だ」という。
副校長は「じゃまかもしれないから」というようなことを言う。
私は「こんな紙のどこがじゃまになるんですか」と言う。
生徒の出入口の方にも置いたかもしれない。学校がそんなんでいいのか!
若い教職員はビラをとらない。一人で撒いたので180枚くらい。
学校の校舎に「都教委 中堅校」という垂れ幕が下がっていた。
そんなランクを当の学校に出してどうするんだ、励ましというのか。
差別を煽っているに過ぎない。
-------------------
<足立西高校>
●午前8時~10時 ●撒き手 1人 ●ビラ枚数 225枚
●反応
①ビラまきを始めると教員が出てきて、門で隠れていた鉄柵を引き出して
「無断立入禁止」警告を見えるようにしていきました。
そこには「…許可なく校地校舎内に立ち入ると警備センターを通じて警察へ通報されます。」とありました。
出てきた副校長(50歳代後半、男性)に「いつからこうなったのですか?」と聞いてみました。
「だいぶ前に、小学校で子どもが不審者に斬りつけられるという事件などがあって、それからセキュリティが厳しくなった」という返事。
「カメラがあちこちにあるなんて、監視されていて嫌じゃないですか。」と聞くと、
「いや、それよりも子どもの安全が一番ですよ」とのこと。
「自由じゃないですよね」と言うと、「いや、自由ですよ」ということでした。
「監視カメラ~警備会社~警察」で、その気になれば、警察が日常的に学校の中を監視することができる。
すぐ警察が学校の中のことに介入できるなど、私などはぞっとする思いですが、それが「子どもの安全のため」にと合理化されている。
本当におかしいと思いました。
②この後、また「びっくり」する光景が…。
それは、しばらくすると、7~8人の若い教員たちが現れて、学生をあちこちで取り囲んで「頭髪のチェック」をやり始めたのです。
私から見ると黒い髪だしきちんとカットしてあって問題はないと思うのですが、カットの仕方に問題があるらしく、
しつこくチェックしていてなかなか門の中に入れてもらえません。
とにかく異様な光景でした。
「なぜここまでするのか」と教員に聞いてみると、「校則で決まっている」「何度も注意してきた」とのこと。
厳しい理由は「就職試験で困るから」なのだそうです。
そして「注意を聞かず、ひどい場合は別室で卒業式をやる」とのこと。
う~ん、これが教育?やっぱり、おかしいー
ーー----------------------------
(3月9日)
<富士森高校>(「授業してたのに処分」の福嶋さんから)
7時50分~10時 225枚
生徒の受け取りは悪い。
しかし、完全無視ではなく敵対的な雰囲気もなく
何となく好意的な雰囲気で笑顔を見せながら軽く会釈して受け取らないという生徒が多い。
生徒数は25学級で1000人弱か。次から次に来る感じ。
年配の教員は受け取りはよいが若い人は受け取りがきわめて悪い。
保護者の受け取りもよいとは言えないが、夫婦そろっても多いので受け取りは悪いながらもこのくらいの枚数になった。
きわめて腰の低い女性の副校長が、敷地内に入らないように、事故のないように、と丁寧に挨拶
校門近くの教員も好意的な感じ。
式に出席の町会長が自転車で来て「変態男が近くに来ているので、こっちに来ると思うので厳しく対応して」と私と近くの教員に伝えていく。
結局その男は来なかったが、、、。
元同僚の女子教諭もこの3月で配偶者が定年退職するのにあわせて定年前退職するとか。
知っている教員がどんどん少なくなります。
高校生がやたらにかわいく見えるのは 私が年をとったせいかな。
---------------------
<町田総合高校>
二人(町田在住)で行きました。
8時過ぎ、硬い表情の中間管理職と思しき背広組が「グルッと周り見て」など、数人で学校の周囲に目を光らせている。
彼らは、私たちの存在は見て見ぬ振り、何も言わない。
入り口近くのポールに三旗掲揚。
看板は「第7回卒業式」で、ほっとする。
教員は、にこやかに受け取ってくれる方と、緊張して顔を背ける人に二分。
生徒は最初は警戒している人もいたが「生徒も教員も、いろんな人がいて当たり前。それでいいんだ。社会はもっと複雑だよ。頑張れ」と声をかけ続けると、明るい笑顔でほぼ全員受け取ってくれる。
保護者もうけとり良好。
「日の君」不起立処分を話すと「え?!知らなかった」。
「私の子育て中はそんなことなかったのに。 それはなんなのよ」という年配の方。現在80歳と。
学校は教員をいじめるし、なってない。
私は今の教育は「レシピ教育だ」っておこってるのよ。
だから子どもたちは自分で考えて対応できないんだ、などなど憤懣やるかたない様子。
おかげで、こちらも元気に。
副校長かナ、が出てきて型どおりの注意。
その後、背広にオリンピック紀章つけた教育委員会と思えるのがタクシーで乗り付け。
中間管理職が丁寧にお出迎えして保護者とは別の入り口に案内。
「バスで来なさいよ。タクシー使うんじゃないヨ」と一発。
9時すぎには手持ちのほぼ200枚の ビラが底をつき、残念。
「また来年きま?す」とあいさつすると、
中間管理職諸君とは対照的なお二人の教員が笑顔で見送ってくれました。
嬉しいビラまきでした。
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<豊多摩高校>
Kです。SさんとOさん3人で、120枚まきました。
生徒はほとんど受けとらず、20名ほど。
先生で、「頑張ってください」と声をかけてくれる方がいて、2枚とっていきました。
その後、「副校長から言われて1枚渡したのでもう一枚ください」と取りに来ました。
この先生が登校する生徒の指導教員で校門に居たためトラブルはなく、副校長は一度見に来ただけですぐ戻りました。
-------------------------
<小松川高校>
8時前に着く。予備校らしき男性2人がティシュのようなものを渡していた。
先生でビラを受け取る人は60%くらいか。
男性教員(校長?)が出勤してきて門にはいるところで「ビラを撒くな」と怒鳴る。
そのうえ、歩きながら「警察を呼ぶぞ」と怒鳴るので、
こちらは「どうぞ呼んでください」「警察を呼んでください。待っています」という。
ティシュ配りはいなくなった。
用務員さんと思われる男性が「第71回卒業式」のタテカンを門にだす。
日の丸はない。3本ポールもない。非常にすっきりしている。
卒業生の何人かはそこで写真を撮っていた。
しばらくすると。自転車の制服警官がきた。
「ビラを撒くのをやめてください」という。学校に言われてきたという。
こういうビラまきは違法でもなんでもない。裁判の判決も出ている。
この学校だけで撒いているのではない。
いろんな高校で撒いているが、警察を呼ぶような校長はいない。
だから、校長にそういうことを言ってください」という。
警官は「そういうことは私の口からは言えない」という。
ちょうど、私と警官がにこやかにやり取りをしている時、学生が止まり、
「今日は卒業式ですからビラを撒かないでください。ビラを撒くなら別の日にしてください」という。
私は、「今日は卒業式だから撒きに来ました。別の日にも、別のビラを撒いている学校はあります。あなたの意見はちゃんとみんなに伝えます」と答える。
警官は報告をするために校舎に向かい、玄関ドア-の向こうで男性教員と話していた。
戻ってきて、「この学校だけでやってるんじゃないですよね。(今日は84校もある)手分けしてやっているのですか?」などと聞く。
また「あなたの名前はなんて言うんですか」と言ってから「言いませんよね」と向こうから言う。
「当り前じゃありませんか」で終わり、警官は帰っていった。
校長は結局出てこなかった。だから、敷地内で撒くなとかいう注意もなかった。
いきなり「警察を呼ぶぞ」とは短気のせいかも。笑える!
ビラをいらないと返してきた人2人、丸めて返してきた人1人。
ビラは220枚くらい撒いた。
正門前のテニスコートの網に「進学推進校」というバナーがあった。
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<第三商業高校>Fさんから
今朝、江東区の第三商業高校卒業式(全日制)の校門前で、1人でビラまきをしてきました。
この学校はJR京葉線・越中島駅から徒歩8分、地下鉄東西線門前仲町駅から18分のところにあります。
隣は民間マンション、向かいは福山通運の大きな倉庫(東京本部)ですが
1階はミニストップ、大戸屋、福山の企業内保育園などになっています。
8時5分前から撒き始め、9時45分までで181枚配布できました。
開始後45分ほどしたころ(保護者受付開始の30分前)に副校長が現われ、
穏やかな口調ではありましたが「敷地内には絶対入らないようにしてください。
生徒や保護者には配らないように」との要望がありました。
敷地には入らないが、配るためにやってきたのだから「そういうわけにはいきません」と答えておきました。
少しあとに「こういうチラシをわざわざ印刷しているのか。保護者の邪魔にならないように」という方がいたので、てっきり指導部の先生かと思ったら
「わたしは用務の者だ。第三者なので公平に見ている」とのことでした。
非正規職員の方かもしれません。
4割くらいは自転車通学で、しかも入口が2つあり、わたくしは電車通学の生徒にしか渡せませんでした。
いまときの生徒なので、路上のビラは受け取らないことが条件反射のように身についているようで、
こちらが「お早うございます」と呼びかけても目を合わそうとしません。
たまたま目が合い、うまく手のあたりにチラシをもっていけた生徒だけ、もらってくれる感じでした。
一人が受け取ると、つられて次の生徒も受け取るような、他人の行動に合わせることもいまの風潮のように思いました。
生徒は、男子2割、女子8割ですが、在校生も卒業生も同じ制服なので見分けがつきません。
もらったビラをみてまず目に入るのが「ご卒業おめでとうございます」というキャッチなので、ときどき「ワハハ」という笑声が聞こえてきました。
たぶん在校生だったのでしょう。
晴着を着ている生徒は1人もいませんが、口紅などの化粧をしている女子は大勢いました。
生徒に撒けたのはせいぜい50枚くらいだと思います。
教員も路上の通行人と見分けがつかないので、何枚も渡せていないと思います。
保護者は「ご卒業おめでとうございます」と声をかけると、
「ありがとうございます」といって受け取ってくれる人が多いのはいままでどおりですが、
やはり路上ビラを受け取らない習慣がついていて
「ありがとうございます」とだけいって受け取らず通り過ぎる人も2割くらいいました。
「こんなもの気分が悪いから、こんな場所で配るな。あっちで撒け!」と怒って向かってきた若いお父さんが1人いました。
校門前で配るのが気に入らなかったようでした。
話には聞いたことはありますが、こういう体験はわたくしは10年ほどやっていて初めてでした。
この学校は校門に「卒業証書授与式」という看板は立っていましたが、国旗や校旗はありませんでした。
どこにもないわけではなく、はるか遠くのグラウンドの3本の掲揚ポール(校舎の近く)に掲揚されていました。
でも、すがすがしい校門前風景でした。
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<光が丘高校>(練馬教育問題交流会のNさんから)
ビラまきは、Oさんと、都教委包囲ネットの方と3人でまきました。
私は、集合時間の8時を5分ほど遅れましたが、包囲ネットの人とOさんは、その前から来てまいておりました。
まき手が少なかったので、包囲ネットと、教育問題交流会のビラを一緒にしてまきました。
天気もよく、出足も、歩いてくる生徒はだいたい受け取ってくれて(自転車の人はなかなかとまってくなかったけれど)、最初は順調でした。
だいぶ早い段階で、「交通のジャマにならないように」と教員が言いにきたけれど、すぐに引き下がりました。
ところが、生徒に加えて保護者も増え始めた9時すぎぐらいに制服警官が自転車でやってきて、
「高校前でビラまきをしているので迷惑している。やめさせてほしい、と匿名通報があった。どういうことでビラをまいているのか」と言ってきた。
「交通の妨害にならないようまいている。受け取らない人に強制はしていない」と説明しても、住所や名前を聞いたり、いろいろ言ってきた。
その間もビラまきをOさんが続けておりましたが、特に、トラブルがないようなことを確認すると、去っていきました。
その後もビラまきは何事もなく続けられました。
ただし、気がついたら、高校側は、玄関前に「燃やす」と紙が貼ったゴミ箱をおきました。
ただし、ビラをそこに入れていった生徒や保護者は少なかったようです(多ければ、回収も考えたのですが)。
枚数は168枚でした。警察官の介入がなければ、もっと撒けたのに、とちょっと残念でした。
あと、校門前には、事務職員もしくは用務職員が「日の丸」と都旗を掲げました(一昨日の田柄高校も同じ)。
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<大泉高校>(練馬のKさんから)
正門から奥の方へと続く桜並木は蕾でしたが、真っ青な空に映えて、のどかでした。
大泉高校は、ちらしの受け取りが芳しくないし、8時からでは生徒数も少ないような記憶があったので、7時45分に行きました。
ちょうど、用務主事が『卒業證書授与式』の立て看板を取り付けているところでした。
生徒たちは既に、ちらほら到着していましたが、期待したほど多くはありませんでした。
大泉高校は入り口が幾つかあるので、違う門を使う生徒が結構いるのでしょうか。
卒業生も在校生も制服なので、「おめでとうございます」と声をかけて渡そうとすると、
「えっ、違います」と言う生徒が続いたので、それからは、「読んでくださいね」とだけ言って配りました。
保護者の中に、いったんは受け取って、歩きながら読んで、途中で戻って来て、
「こんなもの、いらないよ!」と突き返した人が一人いました。
「日の丸」の旗は、門にも校舎の上にもグランドにも、どこにもありませんでした。
9時過ぎに副校長がやって来て、「公道ですから気をつけてください」と穏やかに言いました。
私が、「いいことが書いてありますから読んでください」とちらしを渡そうとしたけれど、受け取りませんでした。
立て看板の横で記念写真を撮る親子が、何組もいました。
最近は、親(保護者)の言うことに従う子どもが随分といるなぁと、不思議な気持ちになりました。
ちらしは、大泉高校はこれまで二桁しか撒けなかったので、100枚しか持ってゆきませんでした。
保護者の受け取りはまぁまぁだったので、もう少し持ってゆくべきだったなぁと反省しています。
撒き手は4名でした。
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<松が谷高校>(八王子市)(包囲ネットのNさんから)
3人でびらを撒き、300枚近くを持って行き1枚残らず全て撒ききりました。
①生徒には「読んで」と言って渡すと「はい」と言って受け取ったりしました。
それでも受け取らない生徒には「これを読んでちゃんと勉強して」というと受け取ったりしました。
もちろんそれでも受け取らない生徒はいましたが。
保護者には「おめでとうございます」というと、「ありがとうございます」と受け取りました。
②私が撒いていると、突然に「Nさん」と大きな声が聞こえました。
行ってみると、(都高教組)執行部派で、私達の「日の君」運動に反対をしてきた元執行委員でした。
「何をしているの」というから、びらを渡しました。
その後に、教員が校門まで出てきて監視を始めました。
多いときで4人も並んでいました。
管理職らしい女性の教員が出てきて、「ここは公道だから通行の邪魔をしないで」と言ってきました。
公道だから何の問題も無いのに!
③ある一人の保護者に渡したところ、びらを見て「これはまずいでしょう」と烈しく叫んだ。
この人物、どういうわけか、校門の中に入ってしばらくしてまた出てきてつっかかってきた。
「先生方がなにも言えないようなので私が言いますが、今日は卒業式でお祝いでしょう。こんなびらを撒くのはまずいでしょう」と。
私「卒業式だから撒いているのです」。
保(保護者) 「どれだけ正しいことを言ってても卒業式で撒くのはまずいでしょう」。
私「教育基本法の14条で、政治的教養の教育はこれを尊重しなければならない、と書かれている。これは法律の則った行為です」。
保「あのね、法律を知っている人が何人いますか。みんな法律なんか知らないですよ」(だんだん支離滅裂になってくる)。
私「法律を守って行動するのは市民に義務ですよ」
保「しかし、ここは公立学校で、その卒業式ですよ。まずいでしょう」
私「都教委も卒業式は教育だと文書で書いていますよ。だから、政治的教養のびらなのですよ」
保「私はね、感情のことを言っているのです。こんなこと感情が許せませんよ」
私「感情は人によって皆違いますよ。みんな違うんですよ」
保「人はみな違うんですよね」と言って、校門の中に入っていった。
この方は教員たちに、「俺がやめさせてくる」と言って、勇んで突っかかってきたのだと思います。
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<杉並総合高校> 7:40~9:50
ビラをまき始めてしばらくすると副校長が出て来て、
「敷地に・・」と言うので、「わかっている」と言うと帰って行った。
生徒のビラの受け取りはあまり良くない。
わざわざ避けて行く生徒もいる。
受け取るのが悪いことだとでも教育されているのだろうか。
あるいは彼らなりの無言の忖度なのだろうか。
職員はそれなりに受け取る。但し若い教員はあまり取らない。
いつも受け取ってくれる教員は今日も笑顔で受け取ってくれた。
保護者もそれなりに受け取る。
ある保護者は、ビラに「君が代」について、
<卒業生・在校生、教職員、保護者の皆さん 誰にも立たない、歌わない自由があります>
という見出しを見て、「私も同じ考えです」と言ってきてくれた。
まけたビラは103枚と多くはなかったが、やはり、同じように考えている保護者はいるのだ。
私たちのビラまきがそうした保護者の激励になれば、と思う。
まして、そう思っている教職員や生徒の激励になれば、と思う。
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
==================
対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
======================
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
▲ 卒業式ビラまきの続報です。
<八王子北高校>の報告には、「雑談」が述べられています。
また、他の報告もなかなか面白いです。
今回は分量が多い(3月8日が3校、3月9日が9校)のですが、時間があれば目を通してみてください。
これが2019年3月の都立高校卒業式の校門前です。
そして、教職員の中にも、保護者の中にも、生徒の中にも、我々に反対する人、支援してくれる人、がいることがわかります。
また、警官が出て来たところもあります。(小松川高校、光が丘高校)
ですからビラまきは闘い(イデオロギー闘争、あるいは表現の自由の)なのです。
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(3月8日)
<八王子北高校>(「授業してたのに処分」の福嶋さんから)
8時00分~10時 253枚
河原井・根津裁判を支援しているSさん、Mさんと3人での配布。
受け取りは以前より悪くなってはいるが穏やかで素直な印象の生徒が多い。
副校長が穏やかに敷地内に入らないようにの注意をしたくらいか。
「先頭の法則」(注:先頭が取ると後続の人も続いて取る)がかなり生きているように感じました。
雑談:式の始まる少し前くらい(生徒集合には十分に遅刻と思われる時間)に脱色だろうか、見事な金髪?の男子生徒、校門を入ろうとして若い(と私が思う・・30代後半くらいかな)の教員に止められしばらく話している。
声を荒げるでなくお互い笑みを浮かべている感じで、人間関係は悪くなさそう。
しばらくして保護者としては若すぎると思われる女性がきて、その教員ともため口で話をしてから男子生徒と一緒に入ろうとする。
教員が止めると「あたしこの子の保護者、この父親と再婚したの」
教員が「だったら早く言ってよ」で、生徒も中に無事に入っていきました。
35年くらい前に2学期の始業式に同じように金髪?にしてきた男子生徒を怒鳴って帰したことがある私としてはさて、今教員だったらどう指導したかなと考えてしまいました。
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<足立高校>
8時前に着く。先生二人が校舎内外の整備をしていた。
「先生」と声をかけると一人が近づいてきて、「ビラはまかないでください」という。
「教頭さんですか」と聞くと「いえ、副校長です」と。型通りのやり取り。
副校長に「ビラをどうぞ」というと、「いらない」と。
「都教委に提出しなければならないかもしれませんよ」というと受け取る。
その後、もう一人の先生が「卒業証書授与式」と書いてある看板をしっかりととめる作業に来たので、
その先生に「卒業証書授与式」とするか「卒業式」とするかは、どこで誰が決めるのかと聞いたが、その先生は全くの無言だった。
実際、男子の卒業生が看板を見て、「なんだ卒業証書授与式なのかよ」と言っていた。
確かに「卒業式」と「卒業証書授与式」では生徒にとってもニュアンスが違うと思った。
卒業式の方が圧倒的にいいのではないか。
「日の丸」は門にはくくりつけず、門のそばの3本ポールにあった。
副校長が白衣を着た女性教員(理科?)と来て、自転車通学の生徒が多いから気をつけてとかくどくどと言った。
「いつも来ているからわかってます」というと、「去年は来なかった」と副校長は言う。
白衣を着た女性に「あなたも副校長ですか」と聞くと「いえ、副校長は一人ですからちがいます」と応える。
なにしに女性はついてきたのだろう。
近所のおばさんがタブレットをもってごみ収集置き場を写しているようだった。
学校前にも来て私を撮ったので、「なんで撮るの」ときくと「うさんくらいから」と言った。
保護者は正面玄関から入るのだが、入口左右に紙を貼ったゴミ箱を置いた。
遠くてなんて書いてあるかわからなかったので、外にいた副校長に声をかけて、「なんて書いてあるのか」聞いた。
副校長は「用のないものは入れてください」というようなことがあいてあったと言う。
私は「ビラを入れさせようとしているのかもしれないが、それはおかしい、姑息だ」という。
副校長は「じゃまかもしれないから」というようなことを言う。
私は「こんな紙のどこがじゃまになるんですか」と言う。
生徒の出入口の方にも置いたかもしれない。学校がそんなんでいいのか!
若い教職員はビラをとらない。一人で撒いたので180枚くらい。
学校の校舎に「都教委 中堅校」という垂れ幕が下がっていた。
そんなランクを当の学校に出してどうするんだ、励ましというのか。
差別を煽っているに過ぎない。
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<足立西高校>
●午前8時~10時 ●撒き手 1人 ●ビラ枚数 225枚
●反応
①ビラまきを始めると教員が出てきて、門で隠れていた鉄柵を引き出して
「無断立入禁止」警告を見えるようにしていきました。
そこには「…許可なく校地校舎内に立ち入ると警備センターを通じて警察へ通報されます。」とありました。
出てきた副校長(50歳代後半、男性)に「いつからこうなったのですか?」と聞いてみました。
「だいぶ前に、小学校で子どもが不審者に斬りつけられるという事件などがあって、それからセキュリティが厳しくなった」という返事。
「カメラがあちこちにあるなんて、監視されていて嫌じゃないですか。」と聞くと、
「いや、それよりも子どもの安全が一番ですよ」とのこと。
「自由じゃないですよね」と言うと、「いや、自由ですよ」ということでした。
「監視カメラ~警備会社~警察」で、その気になれば、警察が日常的に学校の中を監視することができる。
すぐ警察が学校の中のことに介入できるなど、私などはぞっとする思いですが、それが「子どもの安全のため」にと合理化されている。
本当におかしいと思いました。
②この後、また「びっくり」する光景が…。
それは、しばらくすると、7~8人の若い教員たちが現れて、学生をあちこちで取り囲んで「頭髪のチェック」をやり始めたのです。
私から見ると黒い髪だしきちんとカットしてあって問題はないと思うのですが、カットの仕方に問題があるらしく、
しつこくチェックしていてなかなか門の中に入れてもらえません。
とにかく異様な光景でした。
「なぜここまでするのか」と教員に聞いてみると、「校則で決まっている」「何度も注意してきた」とのこと。
厳しい理由は「就職試験で困るから」なのだそうです。
そして「注意を聞かず、ひどい場合は別室で卒業式をやる」とのこと。
う~ん、これが教育?やっぱり、おかしいー
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(3月9日)
<富士森高校>(「授業してたのに処分」の福嶋さんから)
7時50分~10時 225枚
生徒の受け取りは悪い。
しかし、完全無視ではなく敵対的な雰囲気もなく
何となく好意的な雰囲気で笑顔を見せながら軽く会釈して受け取らないという生徒が多い。
生徒数は25学級で1000人弱か。次から次に来る感じ。
年配の教員は受け取りはよいが若い人は受け取りがきわめて悪い。
保護者の受け取りもよいとは言えないが、夫婦そろっても多いので受け取りは悪いながらもこのくらいの枚数になった。
きわめて腰の低い女性の副校長が、敷地内に入らないように、事故のないように、と丁寧に挨拶
校門近くの教員も好意的な感じ。
式に出席の町会長が自転車で来て「変態男が近くに来ているので、こっちに来ると思うので厳しく対応して」と私と近くの教員に伝えていく。
結局その男は来なかったが、、、。
元同僚の女子教諭もこの3月で配偶者が定年退職するのにあわせて定年前退職するとか。
知っている教員がどんどん少なくなります。
高校生がやたらにかわいく見えるのは 私が年をとったせいかな。
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<町田総合高校>
二人(町田在住)で行きました。
8時過ぎ、硬い表情の中間管理職と思しき背広組が「グルッと周り見て」など、数人で学校の周囲に目を光らせている。
彼らは、私たちの存在は見て見ぬ振り、何も言わない。
入り口近くのポールに三旗掲揚。
看板は「第7回卒業式」で、ほっとする。
教員は、にこやかに受け取ってくれる方と、緊張して顔を背ける人に二分。
生徒は最初は警戒している人もいたが「生徒も教員も、いろんな人がいて当たり前。それでいいんだ。社会はもっと複雑だよ。頑張れ」と声をかけ続けると、明るい笑顔でほぼ全員受け取ってくれる。
保護者もうけとり良好。
「日の君」不起立処分を話すと「え?!知らなかった」。
「私の子育て中はそんなことなかったのに。 それはなんなのよ」という年配の方。現在80歳と。
学校は教員をいじめるし、なってない。
私は今の教育は「レシピ教育だ」っておこってるのよ。
だから子どもたちは自分で考えて対応できないんだ、などなど憤懣やるかたない様子。
おかげで、こちらも元気に。
副校長かナ、が出てきて型どおりの注意。
その後、背広にオリンピック紀章つけた教育委員会と思えるのがタクシーで乗り付け。
中間管理職が丁寧にお出迎えして保護者とは別の入り口に案内。
「バスで来なさいよ。タクシー使うんじゃないヨ」と一発。
9時すぎには手持ちのほぼ200枚の ビラが底をつき、残念。
「また来年きま?す」とあいさつすると、
中間管理職諸君とは対照的なお二人の教員が笑顔で見送ってくれました。
嬉しいビラまきでした。
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<豊多摩高校>
Kです。SさんとOさん3人で、120枚まきました。
生徒はほとんど受けとらず、20名ほど。
先生で、「頑張ってください」と声をかけてくれる方がいて、2枚とっていきました。
その後、「副校長から言われて1枚渡したのでもう一枚ください」と取りに来ました。
この先生が登校する生徒の指導教員で校門に居たためトラブルはなく、副校長は一度見に来ただけですぐ戻りました。
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<小松川高校>
8時前に着く。予備校らしき男性2人がティシュのようなものを渡していた。
先生でビラを受け取る人は60%くらいか。
男性教員(校長?)が出勤してきて門にはいるところで「ビラを撒くな」と怒鳴る。
そのうえ、歩きながら「警察を呼ぶぞ」と怒鳴るので、
こちらは「どうぞ呼んでください」「警察を呼んでください。待っています」という。
ティシュ配りはいなくなった。
用務員さんと思われる男性が「第71回卒業式」のタテカンを門にだす。
日の丸はない。3本ポールもない。非常にすっきりしている。
卒業生の何人かはそこで写真を撮っていた。
しばらくすると。自転車の制服警官がきた。
「ビラを撒くのをやめてください」という。学校に言われてきたという。
こういうビラまきは違法でもなんでもない。裁判の判決も出ている。
この学校だけで撒いているのではない。
いろんな高校で撒いているが、警察を呼ぶような校長はいない。
だから、校長にそういうことを言ってください」という。
警官は「そういうことは私の口からは言えない」という。
ちょうど、私と警官がにこやかにやり取りをしている時、学生が止まり、
「今日は卒業式ですからビラを撒かないでください。ビラを撒くなら別の日にしてください」という。
私は、「今日は卒業式だから撒きに来ました。別の日にも、別のビラを撒いている学校はあります。あなたの意見はちゃんとみんなに伝えます」と答える。
警官は報告をするために校舎に向かい、玄関ドア-の向こうで男性教員と話していた。
戻ってきて、「この学校だけでやってるんじゃないですよね。(今日は84校もある)手分けしてやっているのですか?」などと聞く。
また「あなたの名前はなんて言うんですか」と言ってから「言いませんよね」と向こうから言う。
「当り前じゃありませんか」で終わり、警官は帰っていった。
校長は結局出てこなかった。だから、敷地内で撒くなとかいう注意もなかった。
いきなり「警察を呼ぶぞ」とは短気のせいかも。笑える!
ビラをいらないと返してきた人2人、丸めて返してきた人1人。
ビラは220枚くらい撒いた。
正門前のテニスコートの網に「進学推進校」というバナーがあった。
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<第三商業高校>Fさんから
今朝、江東区の第三商業高校卒業式(全日制)の校門前で、1人でビラまきをしてきました。
この学校はJR京葉線・越中島駅から徒歩8分、地下鉄東西線門前仲町駅から18分のところにあります。
隣は民間マンション、向かいは福山通運の大きな倉庫(東京本部)ですが
1階はミニストップ、大戸屋、福山の企業内保育園などになっています。
8時5分前から撒き始め、9時45分までで181枚配布できました。
開始後45分ほどしたころ(保護者受付開始の30分前)に副校長が現われ、
穏やかな口調ではありましたが「敷地内には絶対入らないようにしてください。
生徒や保護者には配らないように」との要望がありました。
敷地には入らないが、配るためにやってきたのだから「そういうわけにはいきません」と答えておきました。
少しあとに「こういうチラシをわざわざ印刷しているのか。保護者の邪魔にならないように」という方がいたので、てっきり指導部の先生かと思ったら
「わたしは用務の者だ。第三者なので公平に見ている」とのことでした。
非正規職員の方かもしれません。
4割くらいは自転車通学で、しかも入口が2つあり、わたくしは電車通学の生徒にしか渡せませんでした。
いまときの生徒なので、路上のビラは受け取らないことが条件反射のように身についているようで、
こちらが「お早うございます」と呼びかけても目を合わそうとしません。
たまたま目が合い、うまく手のあたりにチラシをもっていけた生徒だけ、もらってくれる感じでした。
一人が受け取ると、つられて次の生徒も受け取るような、他人の行動に合わせることもいまの風潮のように思いました。
生徒は、男子2割、女子8割ですが、在校生も卒業生も同じ制服なので見分けがつきません。
もらったビラをみてまず目に入るのが「ご卒業おめでとうございます」というキャッチなので、ときどき「ワハハ」という笑声が聞こえてきました。
たぶん在校生だったのでしょう。
晴着を着ている生徒は1人もいませんが、口紅などの化粧をしている女子は大勢いました。
生徒に撒けたのはせいぜい50枚くらいだと思います。
教員も路上の通行人と見分けがつかないので、何枚も渡せていないと思います。
保護者は「ご卒業おめでとうございます」と声をかけると、
「ありがとうございます」といって受け取ってくれる人が多いのはいままでどおりですが、
やはり路上ビラを受け取らない習慣がついていて
「ありがとうございます」とだけいって受け取らず通り過ぎる人も2割くらいいました。
「こんなもの気分が悪いから、こんな場所で配るな。あっちで撒け!」と怒って向かってきた若いお父さんが1人いました。
校門前で配るのが気に入らなかったようでした。
話には聞いたことはありますが、こういう体験はわたくしは10年ほどやっていて初めてでした。
この学校は校門に「卒業証書授与式」という看板は立っていましたが、国旗や校旗はありませんでした。
どこにもないわけではなく、はるか遠くのグラウンドの3本の掲揚ポール(校舎の近く)に掲揚されていました。
でも、すがすがしい校門前風景でした。
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<光が丘高校>(練馬教育問題交流会のNさんから)
ビラまきは、Oさんと、都教委包囲ネットの方と3人でまきました。
私は、集合時間の8時を5分ほど遅れましたが、包囲ネットの人とOさんは、その前から来てまいておりました。
まき手が少なかったので、包囲ネットと、教育問題交流会のビラを一緒にしてまきました。
天気もよく、出足も、歩いてくる生徒はだいたい受け取ってくれて(自転車の人はなかなかとまってくなかったけれど)、最初は順調でした。
だいぶ早い段階で、「交通のジャマにならないように」と教員が言いにきたけれど、すぐに引き下がりました。
ところが、生徒に加えて保護者も増え始めた9時すぎぐらいに制服警官が自転車でやってきて、
「高校前でビラまきをしているので迷惑している。やめさせてほしい、と匿名通報があった。どういうことでビラをまいているのか」と言ってきた。
「交通の妨害にならないようまいている。受け取らない人に強制はしていない」と説明しても、住所や名前を聞いたり、いろいろ言ってきた。
その間もビラまきをOさんが続けておりましたが、特に、トラブルがないようなことを確認すると、去っていきました。
その後もビラまきは何事もなく続けられました。
ただし、気がついたら、高校側は、玄関前に「燃やす」と紙が貼ったゴミ箱をおきました。
ただし、ビラをそこに入れていった生徒や保護者は少なかったようです(多ければ、回収も考えたのですが)。
枚数は168枚でした。警察官の介入がなければ、もっと撒けたのに、とちょっと残念でした。
あと、校門前には、事務職員もしくは用務職員が「日の丸」と都旗を掲げました(一昨日の田柄高校も同じ)。
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<大泉高校>(練馬のKさんから)
正門から奥の方へと続く桜並木は蕾でしたが、真っ青な空に映えて、のどかでした。
大泉高校は、ちらしの受け取りが芳しくないし、8時からでは生徒数も少ないような記憶があったので、7時45分に行きました。
ちょうど、用務主事が『卒業證書授与式』の立て看板を取り付けているところでした。
生徒たちは既に、ちらほら到着していましたが、期待したほど多くはありませんでした。
大泉高校は入り口が幾つかあるので、違う門を使う生徒が結構いるのでしょうか。
卒業生も在校生も制服なので、「おめでとうございます」と声をかけて渡そうとすると、
「えっ、違います」と言う生徒が続いたので、それからは、「読んでくださいね」とだけ言って配りました。
保護者の中に、いったんは受け取って、歩きながら読んで、途中で戻って来て、
「こんなもの、いらないよ!」と突き返した人が一人いました。
「日の丸」の旗は、門にも校舎の上にもグランドにも、どこにもありませんでした。
9時過ぎに副校長がやって来て、「公道ですから気をつけてください」と穏やかに言いました。
私が、「いいことが書いてありますから読んでください」とちらしを渡そうとしたけれど、受け取りませんでした。
立て看板の横で記念写真を撮る親子が、何組もいました。
最近は、親(保護者)の言うことに従う子どもが随分といるなぁと、不思議な気持ちになりました。
ちらしは、大泉高校はこれまで二桁しか撒けなかったので、100枚しか持ってゆきませんでした。
保護者の受け取りはまぁまぁだったので、もう少し持ってゆくべきだったなぁと反省しています。
撒き手は4名でした。
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<松が谷高校>(八王子市)(包囲ネットのNさんから)
3人でびらを撒き、300枚近くを持って行き1枚残らず全て撒ききりました。
①生徒には「読んで」と言って渡すと「はい」と言って受け取ったりしました。
それでも受け取らない生徒には「これを読んでちゃんと勉強して」というと受け取ったりしました。
もちろんそれでも受け取らない生徒はいましたが。
保護者には「おめでとうございます」というと、「ありがとうございます」と受け取りました。
②私が撒いていると、突然に「Nさん」と大きな声が聞こえました。
行ってみると、(都高教組)執行部派で、私達の「日の君」運動に反対をしてきた元執行委員でした。
「何をしているの」というから、びらを渡しました。
その後に、教員が校門まで出てきて監視を始めました。
多いときで4人も並んでいました。
管理職らしい女性の教員が出てきて、「ここは公道だから通行の邪魔をしないで」と言ってきました。
公道だから何の問題も無いのに!
③ある一人の保護者に渡したところ、びらを見て「これはまずいでしょう」と烈しく叫んだ。
この人物、どういうわけか、校門の中に入ってしばらくしてまた出てきてつっかかってきた。
「先生方がなにも言えないようなので私が言いますが、今日は卒業式でお祝いでしょう。こんなびらを撒くのはまずいでしょう」と。
私「卒業式だから撒いているのです」。
保(保護者) 「どれだけ正しいことを言ってても卒業式で撒くのはまずいでしょう」。
私「教育基本法の14条で、政治的教養の教育はこれを尊重しなければならない、と書かれている。これは法律の則った行為です」。
保「あのね、法律を知っている人が何人いますか。みんな法律なんか知らないですよ」(だんだん支離滅裂になってくる)。
私「法律を守って行動するのは市民に義務ですよ」
保「しかし、ここは公立学校で、その卒業式ですよ。まずいでしょう」
私「都教委も卒業式は教育だと文書で書いていますよ。だから、政治的教養のびらなのですよ」
保「私はね、感情のことを言っているのです。こんなこと感情が許せませんよ」
私「感情は人によって皆違いますよ。みんな違うんですよ」
保「人はみな違うんですよね」と言って、校門の中に入っていった。
この方は教員たちに、「俺がやめさせてくる」と言って、勇んで突っかかってきたのだと思います。
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<杉並総合高校> 7:40~9:50
ビラをまき始めてしばらくすると副校長が出て来て、
「敷地に・・」と言うので、「わかっている」と言うと帰って行った。
生徒のビラの受け取りはあまり良くない。
わざわざ避けて行く生徒もいる。
受け取るのが悪いことだとでも教育されているのだろうか。
あるいは彼らなりの無言の忖度なのだろうか。
職員はそれなりに受け取る。但し若い教員はあまり取らない。
いつも受け取ってくれる教員は今日も笑顔で受け取ってくれた。
保護者もそれなりに受け取る。
ある保護者は、ビラに「君が代」について、
<卒業生・在校生、教職員、保護者の皆さん 誰にも立たない、歌わない自由があります>
という見出しを見て、「私も同じ考えです」と言ってきてくれた。
まけたビラは103枚と多くはなかったが、やはり、同じように考えている保護者はいるのだ。
私たちのビラまきがそうした保護者の激励になれば、と思う。
まして、そう思っている教職員や生徒の激励になれば、と思う。
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