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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(409)<最高裁逆転判決、7・19国会前大行動>

2018年07月21日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 昨日(7月19日)、▲ 最高裁で「君が代」判決があり、これまで一審、二審で勝訴していた都立高校の元教職員の再雇用について、逆転敗訴判決が出された。
 二審では、「起立斉唱しなかっただけで、不合格とするような重大な非違行為にあたると評価することはできない」と述べられていた。
 それに対し、都教委は上告したわけだが、一般的には「最高裁判所に対する上告の理由は、民事事件及び行政事件においては、憲法違反,法が列挙した重大な手続違反に限られます」となっている。
 にもかかわらず、今回の判決では、「都教委の裁量権」を前面に出し、「式典の秩序や雰囲気を一定程度損ない、参列する生徒への影響も否定しがたい」として、都教委の再任用拒否を認めた。
 事案はまったく憲法にかかわるものでも、重大な手続き違反にかかわるものでもない。「裁量権」と「式典の秩序や雰囲気」「生徒への影響」など、二次的なものばかりである。最高裁も地に落ちたものである。
 そして、この判決は2011~12年にかけての最高裁判決よりもさらに後退したものとなっている。
 そこでは、職務命令に対し、「思想・良心の自由の間接的な制約となる面がある」と述べてあったのである。それさえも否定したことになる。
 したがって、これからの日本社会では、公の場で「君が代」斉唱に反対する者は、教員だけではなく一般人でもこのように排除されることになろう。
 世界の歴史上、王政復古・反革命(歴史の歯車の逆転)は何回か行われた。
 日本で言えば、承久の乱や鎌倉幕府滅亡後の一時的な王政復古などがそうだ。
 戦後70年余り、日本社会は戦後「民主化」が否定され、再び戦前回帰(「戦後レジームからの脱却」)しつつある。
 その象徴的な例が「日の丸・君が代」強制なのである。

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 昨日▲ 「7・19国会前大行動」(主催:総がかり行動実行委員会)が行われた。
テーマは、
 「安倍政権の即刻退陣を要求する/
 9条改憲NO!北東アジアの平和と共生を!
 政治の腐敗と人権侵害を許さない」
 というものだった。参加者は8500人。
 集会では、この延長国会での強行採決に次ぐ強行採決に対する怒りが多くの人々から表明された。
 特に、西日本豪雨災害中にも「宴会」を開き、「参院6増案」や「カジノ法案」の強行採決にまい進する安倍政権に対する憤りが表明された。
 発言した国会議員は次の通り。
 ①<国民民主党・柚木議員(衆)>
 ②<社民党・福島議員(参)>
 ③<共産党・山下議員(参)>
 ④<沖縄の風・糸数議員(参)>
 ⑤<無所属の会・大串議員(衆)>
 ⑥<立憲民主党・福山議員(参)>


この内、②<社民党・福島議員(参)>は次のように述べた。
 本日、参院厚生委員会でバクチ法案を強行採決した。
 これはバクチ罪の免責だ。
 民間が金儲けする。これこを安倍案件だ。トランプの支持者がラスベガスの資本で、それが日本にやって来る。
 「日本はノウハウがないから外資を入れる」と言う。
 日本で吸い上げた金を外資に渡す。売国政策だ。
 アベはどこの国の総理か。
 ギャンブル依存症になる。
 賭け事を24時間やることも可能、1週間に6日間も行けるのだ。
 国民を不幸にする法案を許してはならない。
 明日内閣不信任案を出す。
 高プロも強行した。
 労働規制がなくなる。残業代もゼロになる。
 水道法改悪法案は廃案にしなければならない。
 種子法廃案、TPPなどすべて外資の為だ。
 「働らかせ方法案」は、労働者の誰も望んでいない。
 アベは「経団連が望んでいる」と答えた。
 過労死を生む。彼には国民への愛が無い。
 安倍内閣は退陣しかない。

 ③<共産党・山下議員(参)>は次のように述べた。
 今最優先すべきは、被災者支援と再建だ。
 災害救助法を使えばできる。
 住宅再建は大変だ。だから改正案を出している。
 これまで、全壊の支援金は300万円だったが、500万円にする。
 半壊や一部も支援する。
 これを成立させることだ。
 このことをNHKの討論会で呼びかけたが、自民・公明はムニャムニャ言うだけだ。
 一方国会では昨日参議院定数改悪法を成立させた。
 与党の勝手な合区救済策だ。それを数の力で押し切った。
 本日は、参議院厚生委員会で「カジノ法案」を強行採決した。
 怒りで震えが止まらない。
 この間安倍政権は悪法を次々と強行した。
 彼らにつける薬はない。治せる医者もいない。
 みんなの力で倒すしかない。
 3年前市民と野党の共闘へ踏み出した
 本気の共闘を作り上げ、新しい政治を作ろう。

 ⑥<立憲民主党・福山議員(参)> は次のようなことを述べた。
 通常国会閉会直前になって、改めて「安倍政権退陣!」の思いだ。
 この182日間で、安倍政権は国民に真実を語らないことが明らかになった。
 国会の信頼は地に落ちた。
 虚偽答弁、文書改ざん、隠蔽など、1年間に渡って国民をだまし続けてきた。
 この罪は大きい。許せない。異常事態だ。
 また32日間の延長国会、
 やったのは「カジノ」「参院6増」「働き方改革」だ。
 西日本の集中豪雨中、「政治休戦で被災者対応を最優先すべきだ」と申し入れた。
 しかし一顧だにしなかった。
 対策の最前線に立つべき石井国交大臣を国会に張りつけ、やったのは「カジノ法案」だ。
 こんなことは許されるか!
 被災者にも寄り添わず、真実も語らない安倍政権。
 国民の怒りで鉄槌を下さなければならない。
 来年の参院選に向け、国民みんなで倒閣の声が
 日本中で上がるよう手を貸してください。

 その後、
 「主催者挨拶」<憲法共同センター・加藤さん>
 「連帯挨拶」(<労働弁護団・棗さん>は時間の関係で国会議員のところで)
      <沖縄平和運動センター・山城さん>
      <違憲訴訟・山口さん>
      <大阪豊中市議・木村さん>
      <市民連合・広渡さん>
      <TPPプラスを許さない全国共同行動・山浦さん>
      <過労死家族の会・中原さん>
 がありましたが割愛します。

 最後に「行動提起」に立った<総がかり・高田健さん>は次のようなことを述べた。
 安倍内閣を何としても倒したいとして、「嘘をつくな!」「恥をしれ!」などと叫び続けてきた。
 しかし、安倍内閣は倒れていない。
 疲れを感じている人もいなくはない。
 しかし闘いをやめるわけには行かない。
 アベ政権もボロボロだ。
 あと一歩、二歩追い詰めなければならない。
 彼らは我々が諦めるのを待っているのかもしれないが、これからも必死で闘おう、アベを倒すために。
 8月19日(日)は議員会館前で、16:00から大行動をやる。
 9月19日(水)は「戦争法」3年にあたるので、
 日比谷野外音楽堂で集会をやり、銀座デモをやる。
 また、全国で多くの人々が3000万署名に取り組んでいる。
 これをやり抜く。

 情勢は確かに厳しい。
 しかし、デマゴギーはいずれ現実にぶつかって破綻する。
 かつての日本がそうだったように。
 だから屈することなく前進することが大事だろう。

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≪「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会2018 in 大阪≫

 2018年7月22日(日)10:00受付 10:15開始
 国労おおさか会館 3F 大会議室(JR環状線天満駅、地下鉄堺筋線扇町)
 【午前】 10:30~12:00
  ★高作正博さん講演「アベ政治・改憲に抗して いかなる社会をめざすべきか」
 【午後】 10:30~12:00
  ★ミニコンサート:フキリツブラザーズ
  ★全国からの闘いの報告(予定)
   千葉、神奈川、宮城、兵庫、福岡、広島、滋賀、愛知、東京から
  ★大阪での闘い
   グループZAZA、森友疑惑追及の闘い、道徳教科書問題など
 【集会終了後】 17:00~ 梅田までデモ行進予定
 ※資料代 800円
 主催:第8回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会実行委員会


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