澤藤統一郎弁護士の日記です。
2005年03月08日(火)
3月は卒業式のシーズン。4月は入学式。本来なら晴れやかでお目出度いこの時期、東京だけは陰鬱で重苦しい雰囲気。ひとえに「日の丸・君が代」強制という馬鹿げた教育行政のたまものである。
都立高等学校は201校、都立高等専門学校が2校、そして都立盲・ろう・養護学校が60校ある。そして、都立高校の多くに全日制と定時制があって、その数だけ、卒業式・入学式が行われる。
3月1日から式は始まって、11日にピークを迎え、27日まで続く。
なお、区市町村立小学校は1341校、区市町村立中学校が650校。ここでも式があり、「日の丸・君が代」が強制されている。
青年法律家協会東京支部は、教員から要請のあった学校に弁護士を派遣している。無用の混乱を回避するための監視活動が目的。
参加者から次のような報告が寄せられている。戒厳態勢下での卒業式だ。
○ほとんどの学校で、公安が数人待機している。
○「卒業式には保護者以外出席不可」と校門にかかげてあるところが多い。
○学校側でも、校門で教員が見張っている。都教委の職員が見張っているところもある。
○教員が生徒に「ビラを受け取るな」と指示したり、生徒が受け取ったビラを回収しているところもある。
○今のところ、弁護士が行っているところでは、大きなトラブルはない。公安も、ほとんどが黙ってみているだけ。
今年の立会はの焦点はビラ配布行動をめぐるものになっている。到底、すべての式に弁護士の立会手配はできない。今朝、また逮捕者が出た。卒業式があった葛飾区の都立農産高校で、ビラを配っていた男性が警視庁に現行犯逮捕された。被疑罪名は、またまた、建造物侵入である。
朝日夕刊は、「亀有署などによると、男は8日午前8時25分ごろ、同校の敷地内に侵入した疑い。正門から約5メートル入った場所で逮捕されたという」と報道している。なんとも気が重い。
2005年03月08日(火)
3月は卒業式のシーズン。4月は入学式。本来なら晴れやかでお目出度いこの時期、東京だけは陰鬱で重苦しい雰囲気。ひとえに「日の丸・君が代」強制という馬鹿げた教育行政のたまものである。
都立高等学校は201校、都立高等専門学校が2校、そして都立盲・ろう・養護学校が60校ある。そして、都立高校の多くに全日制と定時制があって、その数だけ、卒業式・入学式が行われる。
3月1日から式は始まって、11日にピークを迎え、27日まで続く。
なお、区市町村立小学校は1341校、区市町村立中学校が650校。ここでも式があり、「日の丸・君が代」が強制されている。
青年法律家協会東京支部は、教員から要請のあった学校に弁護士を派遣している。無用の混乱を回避するための監視活動が目的。
参加者から次のような報告が寄せられている。戒厳態勢下での卒業式だ。
○ほとんどの学校で、公安が数人待機している。
○「卒業式には保護者以外出席不可」と校門にかかげてあるところが多い。
○学校側でも、校門で教員が見張っている。都教委の職員が見張っているところもある。
○教員が生徒に「ビラを受け取るな」と指示したり、生徒が受け取ったビラを回収しているところもある。
○今のところ、弁護士が行っているところでは、大きなトラブルはない。公安も、ほとんどが黙ってみているだけ。
今年の立会はの焦点はビラ配布行動をめぐるものになっている。到底、すべての式に弁護士の立会手配はできない。今朝、また逮捕者が出た。卒業式があった葛飾区の都立農産高校で、ビラを配っていた男性が警視庁に現行犯逮捕された。被疑罪名は、またまた、建造物侵入である。
朝日夕刊は、「亀有署などによると、男は8日午前8時25分ごろ、同校の敷地内に侵入した疑い。正門から約5メートル入った場所で逮捕されたという」と報道している。なんとも気が重い。
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