反原発・反失業をたたかう国際統一行動を！

　※ １１・４全国労働者総決起集会
　１１月４日（日）正午　東京・日比谷野外音楽堂　集会後デモ
　主催／関西生コン支部／港合同／動労千葉／国鉄闘争全国運動

　＝外注化阻止・非正規職撤廃！国鉄１０４７名解雇撤回！＝
　■ １１・４労働者総決起集会へ

　動労千葉は、１０月１日から２波、５日間にわたるストライキを打ち抜いて検修業務の外注化との新たな闘いに突入しました。出向の差止を集団提訴、強制出向対象者全員が「事前通知」受け取りを拒否して外注化絶対反対を貫き、１日、３日は、職場にのりこんで管理者を徹底追及してストライキに突入、入れ替え業務がストップし、本線にも遅れが出ました。
　外注会社が用意したのは、電話機とファックスだけ。工具も詰め所も変わらない。労働局も、違法な出向と認めざるを得ない状況です。
　「今までなら、現場の知恵で回らない仕事も回してきた。しかし、会社がこういう仕組みをつくったんだから、列車が止まろうが労働者の責任じゃない。外注化の問題だ」。一つひとつの作業をめぐって偽装請負を徹底追及して検修職場をＪＲに取り戻す闘いへの突入です。
　会社と結託し外注化を受け入れた御用労組の正体が完全に暴かれ、青年労働者が動労水戸に加入し、スト破りを拒否して立ち上がりました。青年労働者の力で闘う労働組合を甦らせる闘いが始まっています。
　■ 学校統廃合・民営化による首切り許すな
　外注化（アウトソーシング）こそ、コストダウンの切り札であり、労働組合を無力化し、労働者をワーキングプアに突き落としてきた元凶です。
　公務職場、教育現場も例外ではありません。自治体の民営化・外注化は窓口に及び、足立区など１５２の自治体の共同出資で外注会社への業務移管を準備中です。学校では給食・用務が真っ先に民営化のターゲットにされ、「学校事務の共同実施」で外注化が狙われています。
　日本維新の会が衆院選公約に掲げる「公立学校教員の非公務員化」とは、学校丸ごとの公設民営化です。大阪の職員基本条例は、統廃合による「過員」の首切り、民営化の際の全員解雇・選別採用をうたっています。
　私立学校の非常勤講師には、派遣・偽装請負が広がっています。偽装請負の是正指導が入った埼玉の私立高校では、講師が派遣会社の個人請負とされていました。
　橋下・日本維新の会を先兵とする教育の民営化・教員の非正規職化との闘いに青年の未来がかかっています。
　■ 闘う労働組合を甦らせ、社会を変えよう
　反原発の首相官邸前２０万人決起、オスプレイ配備強行に対する「基地封鎖」の闘い、「命より金もうけ」の社会を変える力が大きく成長しています。
　追いつめられた新自由主義は、「領土」を煽って改憲・戦争をやること、「４０歳定年制」「１０割非正規職化」に延命の道を求めています。民主党も自民党も日本維新も、この点では同じです。
　大失業と戦争の道を許すのか、１％の資本家のために９９％の労働者階級が犠牲になる社会を変えるかどうかは、労働現場の闘いにかかっています。
　１１月４日、動労千葉、関西生コン、港合同をはじめ、全国の闘う労働組合が一堂に会します。韓国・民主労総やドイツ・機関士労組など世界の闘う労働組合も来日します。全国から結集し、新自由主義を打ち破る団結と闘いをつくりだそう。
『教育労働者全国通信　第30号』(2012.10.15)