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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「評価・育成システム」の改悪に抗議の声を

2013年01月17日 | こども危機
 大阪府教育委員会
 教育委員の皆様へ
2013年1月13日
新勤評制度はいらない!全国交流会

 ● 「教職員評価・育成システム」改変についてきちんとした議論を求める要望書

皆様
 1月16日の教育委員会議に「教職員評価・育成システム」の制度変更案が出されると聞いています。
 「授業アンケート」の結果を教職員評価に組み込む今回の変更については、昨年秋に府立学校20校で「評価の試行」、府立学校全校と府下の公立小中学校全校で「授業アンケート」の試行が行われました。私たちは、大阪府教委が当然これらの試行のまとめを行い、それに基づいて制度改変を提案するものと考えていました
 しかし、実際には「試行のまとめ」は行われていません。①評価試行校でどのような評価分布になり、どんな結果がでたのかは調査さえ行われていません。
 ②なにより評価試行校の中で評価の試行どころかアンケートの実施さえ行われていない学校が多数あるのではないかと考えます。
 ③府教委が府立学校、市町村教育委員会に11月末までに求めた「授業アンケート」試行に関する状況調査では、市町村教委の圧倒的多数が反対ないしは極めて強い不満や批判を表明しています。
 状況報告を見る限り、市町村教委だけでなく、小中学校校長、保護者からも多数の批判、反対、不満、疑問が出されています。
 また府立学校からも評価の客観性など制度の根幹に関わる部分で疑問や不満が出されています。
 このような意見をきちんと取り上げ、検討した後に制度改変を議論すべきです。しかしこれらの手順抜きに本日の教育委員会議に改変案が突然しかも報告の形で出され事実上決定されると聞いています。
 市町村教育委員会の状況報告の中で「授業アンケートについての意見」(自由記述欄)をまとめたもの(全文)を資料で添付します。
 保護者からの「見たこともない先生の授業を評価するなどできない」「教職員を保護者が評価すべきでない」等々の意見、校長や教育委員会からの「客観性を欠く」「好き嫌いで評価されている」「教育力向上につながらない」「こんなものに膨大な時間をつぎ込むよりもっとやることがある」等々の意見は、このままのやり方で制度改変を行うことに根本的で重大な警告を発しています。
 「授業アンケート」について当事者である市町村教育委員会、校長、保護者の試行における意見を検討もせずに一方的に制度改変を行うことは、横暴と言うほかなく、今後の学校のあり方に大きなゆがみをもたらすものと考えます。直ちに試行の全面的な総括を行い、その結果を公表し、広く府民、教職員に議論を呼びかけるように強く求めます。
『大阪・新勤評反対訴訟』
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kinpyo-saiban/index.html
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