<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
昨日(8月8日)▲ 東京オリンピックは閉幕した。
このオリンピックは新型コロナ下で強行された。
しかも専門家が「普通はない」という「緊急事態宣言」下で多くの反対の声を無視して強行された。
このオリンピックをあくまで強行した、IOCやスガ政権は一方的に成功したと評価するだろう。
しかし、コロナ感染は拡大しておりまだその評価は早いのではないだろうか。
そこで、ここではまず、東京オリンピックが明らかにしたことについて述べてみたい。
第一に、専門家が「普通はない」と述べていたオリンピックを強行したことで、コロナ感染が爆発的に拡大したことである。
7月23日の開催日には東京で1355人、全国では4225人だったが、
閉会日の8月8日には東京で4066人(3倍、5日連続で4000人超)、全国ではⅠ万4472人(3.4倍、6日連続でⅠ万人超)となった。
まさに爆発的拡大(パンデミック)である。
その結果首都圏では実質的な「医療崩壊」をもたらしたのである。
第二に、IOCや菅政権の抱える反人民的な体質が明らかになったことである。
IOCについて言えば、開催することで入る多額なTV放映権料が何よりも第一であることが明らかになった。
(それと絡んで五輪は商業主義に毒されていることも。)
また彼らに対する破格な待遇も明らかになった。
しかも、赤字が出てもほとんど責任を負わないことも。
スガ政権についていえば、オリンピックをあくまでも政権の命綱と考え、コロナ対策はそのためであったことが明らかになった。
そのためいつも場当たり、後手後手の対策となり、開催ついには「緊急事態宣言」下での強行開催に踏み切り、爆発的感染拡大と医療崩壊をひきおこしたのである。
また、当初7300億円と言われていた経費も3兆円規模に膨れ上がったと言われている。こうしたことが反映してか、スガ内閣の支持率は絶えず下がり続け、「朝日新聞」が8月7,8日に行った世論調査ではこれまで最低の28%まで落ち込んだ。
第三に、日本社会の「古い体質」が暴き出されたことである。
組織委員会前会長の森氏の女性蔑視発言、式典統括の電通のタレント侮辱演出、開会式楽曲担当の小山田氏のインタビューでのいじめ体験紹介、などが暴露され、いずれも辞任や解任に追い込まれた。
他方で、そうした旧来の古い差別などに対する選手たちの抗議の姿勢が現われ、認められた。
アメリカの女子サッカー代表の黒人差別に抗議する片膝つき姿勢に日本代表も呼応した。
女子砲丸投げで銀メダルのサウンダース選手(米)は表彰台で「X」のポーズをとった。
彼女は(オリンピックは)「抑圧されたすべての人が出会う交差地点」を表していると語った。
時代は明らかに「古い体質」に別れを告げつつある。
第四に、参加した選手たちに観られた相手に対する敬意や連帯が明らかにされたことである。
五輪はややもすると国別対抗になり、政治家にとってはナショナリズムを煽る機会にもなる。
しかし、今回の五輪でよく見られたのは、たとえ勝利者であっても敗者であっても相手に対する敬意を忘れずお互いたたえ合う場面であった。
そこには偏狭なナショナリズムはなかった。
むしろそうした意味での国際連帯(あるいは国際平和)があった。
ライバル同士が一番の親友になるのである。
古代オリンピック(前776~後394)は1200年弱つづいた。
競技場のオリンピアのあるエリス地方の人々は参加する選手たちにむかった次のように言った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
君らがオリンピックの競技に備えて必要な準備をしたら、
また君らが無思慮で不名誉なことをしていなかったら、
そこへ勇躍して前進せよ!
だが準備しなかった者はどこへでもいけ!
(F・メゾー著『古代オリンピックの歴史』85ページより)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここから、上に述べたようなスポーツマンシップ(現代ではスポーツヒューマンシップかな)又は友情が生まれるのであろう。
以上が、オリンピックが終わった段階での明らかになったことだと思う。
今後、パラリンピックが「緊急事態宣言」延長下の8月24日から強行されようとしている。
引き続き「パラリンピック即刻中止!」の声を上げて行きたい。
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.
http://hinokimi.web.fc2.com/
昨日(8月8日)▲ 東京オリンピックは閉幕した。
このオリンピックは新型コロナ下で強行された。
しかも専門家が「普通はない」という「緊急事態宣言」下で多くの反対の声を無視して強行された。
このオリンピックをあくまで強行した、IOCやスガ政権は一方的に成功したと評価するだろう。
しかし、コロナ感染は拡大しておりまだその評価は早いのではないだろうか。
そこで、ここではまず、東京オリンピックが明らかにしたことについて述べてみたい。
第一に、専門家が「普通はない」と述べていたオリンピックを強行したことで、コロナ感染が爆発的に拡大したことである。
7月23日の開催日には東京で1355人、全国では4225人だったが、
閉会日の8月8日には東京で4066人(3倍、5日連続で4000人超)、全国ではⅠ万4472人(3.4倍、6日連続でⅠ万人超)となった。
まさに爆発的拡大(パンデミック)である。
その結果首都圏では実質的な「医療崩壊」をもたらしたのである。
第二に、IOCや菅政権の抱える反人民的な体質が明らかになったことである。
IOCについて言えば、開催することで入る多額なTV放映権料が何よりも第一であることが明らかになった。
(それと絡んで五輪は商業主義に毒されていることも。)
また彼らに対する破格な待遇も明らかになった。
しかも、赤字が出てもほとんど責任を負わないことも。
スガ政権についていえば、オリンピックをあくまでも政権の命綱と考え、コロナ対策はそのためであったことが明らかになった。
そのためいつも場当たり、後手後手の対策となり、開催ついには「緊急事態宣言」下での強行開催に踏み切り、爆発的感染拡大と医療崩壊をひきおこしたのである。
また、当初7300億円と言われていた経費も3兆円規模に膨れ上がったと言われている。こうしたことが反映してか、スガ内閣の支持率は絶えず下がり続け、「朝日新聞」が8月7,8日に行った世論調査ではこれまで最低の28%まで落ち込んだ。
第三に、日本社会の「古い体質」が暴き出されたことである。
組織委員会前会長の森氏の女性蔑視発言、式典統括の電通のタレント侮辱演出、開会式楽曲担当の小山田氏のインタビューでのいじめ体験紹介、などが暴露され、いずれも辞任や解任に追い込まれた。
他方で、そうした旧来の古い差別などに対する選手たちの抗議の姿勢が現われ、認められた。
アメリカの女子サッカー代表の黒人差別に抗議する片膝つき姿勢に日本代表も呼応した。
女子砲丸投げで銀メダルのサウンダース選手(米)は表彰台で「X」のポーズをとった。
彼女は(オリンピックは)「抑圧されたすべての人が出会う交差地点」を表していると語った。
時代は明らかに「古い体質」に別れを告げつつある。
第四に、参加した選手たちに観られた相手に対する敬意や連帯が明らかにされたことである。
五輪はややもすると国別対抗になり、政治家にとってはナショナリズムを煽る機会にもなる。
しかし、今回の五輪でよく見られたのは、たとえ勝利者であっても敗者であっても相手に対する敬意を忘れずお互いたたえ合う場面であった。
そこには偏狭なナショナリズムはなかった。
むしろそうした意味での国際連帯(あるいは国際平和)があった。
ライバル同士が一番の親友になるのである。
古代オリンピック(前776~後394)は1200年弱つづいた。
競技場のオリンピアのあるエリス地方の人々は参加する選手たちにむかった次のように言った。
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君らがオリンピックの競技に備えて必要な準備をしたら、
また君らが無思慮で不名誉なことをしていなかったら、
そこへ勇躍して前進せよ!
だが準備しなかった者はどこへでもいけ!
(F・メゾー著『古代オリンピックの歴史』85ページより)
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ここから、上に述べたようなスポーツマンシップ(現代ではスポーツヒューマンシップかな)又は友情が生まれるのであろう。
以上が、オリンピックが終わった段階での明らかになったことだと思う。
今後、パラリンピックが「緊急事態宣言」延長下の8月24日から強行されようとしている。
引き続き「パラリンピック即刻中止!」の声を上げて行きたい。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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