◆ 都庁ビラご紹介(大嶽さん業績評価)
皆様、東京都学校ユニオンの田畑です。恒例の都庁ビラ片面を紹介します。(増田さんとセット)
● 都教委、豊島区立千川中学校教諭・田畑和子さん再雇用を、中神校長のデッチアゲ理由により拒否
● 都教委よ、大嶽教諭・業績評価デッチアゲ事件の全面敗訴を反省し、田畑さんの再選考をせよ!
● 大嶽教諭業績評価事件とは?
世田谷区立小学校勤務の大嶽さんは、2004年度、業績評価を5段階のうち下から二番目の「C」をつけられ、定期昇給が3ヶ月延伸になりました。
大嶽さんは、人事委員会に不服申し立てをしましたが棄却されたため、その判定の取り消しを求めて裁判を起こしました。
● 地裁・高裁ともに大嶽さん勝訴
東京高裁は地裁の判決を維持し東京都の控訴を棄却しました。そしてあらためて「大嶽さんへのC評価は根拠となる事実を欠き、公正評価義務に違反しているから、裁量権の濫用又は逸脱の違法がある。そして、吉村副圓長及び日座園長には過失がある」という判断を示しました。
● 評価権者に立証責任
東京地裁は、すでに評価権者に公正評価義務があることを認め、区教委が主張する事実をひとつひとつ丁寧に審査し、各評価がすべて「事実に基づかないか、誤認した事実に基づくもの」と判断し、公正評価義務違反を認定していました。
高裁は更にこれを進め「賃金上の不利益を受ける場合は、C以下の評価をするについては、その根拠として相当な事実が存在することが必要であり、評価者側において、その存在について主張立証責任を負う」と判示しました。
これは、世田谷区の「評価は、評価権者の合理的裁量判断に委ねられ、裁量権の逸脱・濫用の主張・立証責任は被控訴人側にある」という主張を退けたものです。
● 田畑さんの拒否も同じ構図
田畑さんは、中神校長がデッチアゲ理由を豊島区教委に報告し、さらに区教委が都教委へ報告したこと、及び中神校長がウソの低評価C(劣=最低)を推薦書に記入したことによって嘱託不採用と判定されました。
これは大嶽さんの昇給延伸が、「校長と世田谷区の結託した産物であった」というのと同じ構図です。
● 都教委は田畑さんの拒否理由の立証を!
田畑さんは、かねてから調査・再選考を申し入れていますが、都教委は聞く耳を持ちません。
大嶽事件の判決に基づき、都教委は、立証責任を果たすべきです。中神元校長も、田畑さんの不採用に係わった豊島区教委の成田元指導室長も存命であり、都教委には、この2人に立証させる義務があります。
立証できなければ、田畑さんを三顧の礼を以て再雇用すべきでしょう。
またこれは、地方公務員法「平等原則」、憲法「法の下の平等」にも反する暴挙でもあります。民主主義を否定する都教委は糾弾されねばなりません。
┌────────────────────┐
│ お詫びと訂正 │
│ 10月30日都庁前で配った「教育委員の法外な報酬│
│は当然か」のビラに、木村委員長が「定例会以外でも24│
│時間365日、東京都の教育の改善に職務を果たしてい│
│る」と述べた旨記載しましたが、大原教育長の誤りで│
│したので謹んで訂正し、お詫び申し上げます。│
以上
└────────────────────┘
皆様、東京都学校ユニオンの田畑です。恒例の都庁ビラ片面を紹介します。(増田さんとセット)
● 都教委、豊島区立千川中学校教諭・田畑和子さん再雇用を、中神校長のデッチアゲ理由により拒否
● 都教委よ、大嶽教諭・業績評価デッチアゲ事件の全面敗訴を反省し、田畑さんの再選考をせよ!
● 大嶽教諭業績評価事件とは?
世田谷区立小学校勤務の大嶽さんは、2004年度、業績評価を5段階のうち下から二番目の「C」をつけられ、定期昇給が3ヶ月延伸になりました。
大嶽さんは、人事委員会に不服申し立てをしましたが棄却されたため、その判定の取り消しを求めて裁判を起こしました。
● 地裁・高裁ともに大嶽さん勝訴
東京高裁は地裁の判決を維持し東京都の控訴を棄却しました。そしてあらためて「大嶽さんへのC評価は根拠となる事実を欠き、公正評価義務に違反しているから、裁量権の濫用又は逸脱の違法がある。そして、吉村副圓長及び日座園長には過失がある」という判断を示しました。
● 評価権者に立証責任
東京地裁は、すでに評価権者に公正評価義務があることを認め、区教委が主張する事実をひとつひとつ丁寧に審査し、各評価がすべて「事実に基づかないか、誤認した事実に基づくもの」と判断し、公正評価義務違反を認定していました。
高裁は更にこれを進め「賃金上の不利益を受ける場合は、C以下の評価をするについては、その根拠として相当な事実が存在することが必要であり、評価者側において、その存在について主張立証責任を負う」と判示しました。
これは、世田谷区の「評価は、評価権者の合理的裁量判断に委ねられ、裁量権の逸脱・濫用の主張・立証責任は被控訴人側にある」という主張を退けたものです。
● 田畑さんの拒否も同じ構図
田畑さんは、中神校長がデッチアゲ理由を豊島区教委に報告し、さらに区教委が都教委へ報告したこと、及び中神校長がウソの低評価C(劣=最低)を推薦書に記入したことによって嘱託不採用と判定されました。
これは大嶽さんの昇給延伸が、「校長と世田谷区の結託した産物であった」というのと同じ構図です。
● 都教委は田畑さんの拒否理由の立証を!
田畑さんは、かねてから調査・再選考を申し入れていますが、都教委は聞く耳を持ちません。
大嶽事件の判決に基づき、都教委は、立証責任を果たすべきです。中神元校長も、田畑さんの不採用に係わった豊島区教委の成田元指導室長も存命であり、都教委には、この2人に立証させる義務があります。
立証できなければ、田畑さんを三顧の礼を以て再雇用すべきでしょう。
またこれは、地方公務員法「平等原則」、憲法「法の下の平等」にも反する暴挙でもあります。民主主義を否定する都教委は糾弾されねばなりません。
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│ お詫びと訂正 │
│ 10月30日都庁前で配った「教育委員の法外な報酬│
│は当然か」のビラに、木村委員長が「定例会以外でも24│
│時間365日、東京都の教育の改善に職務を果たしてい│
│る」と述べた旨記載しましたが、大原教育長の誤りで│
│したので謹んで訂正し、お詫び申し上げます。│
以上
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