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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

近藤順一〈中国通信1388〉文化大革命の評価

2018年01月20日 | 平和憲法
 ◆ 中国の教科書、文化大革命の評価?

 皆様へ、 日中友好と教育の自由のために〈中国通信1388〉を送ります。重複お許しください。ご意見ご批判をお願いします。転送OK。*記事の中国語原文については大幅に(略)しています。全文を読みたい方はご連絡ください。
 《中国 教科書から「文化大革命」消える ネットで批判噴出、出版社が釈明》 毎日新聞2018年1月16日
 《旧版にあった「第7課 『文化大革命』の10年」との独立した項目が削除されていた。文革の記述は前の項目に吸収される形で残っているものの、新版では「動乱と災難」の見出しが消え、「人の世に順風満帆な事業はなく、世界の歴史は常に曲折の中で前進してきた」との文章が追加された。》
 *“前のことを忘れず、後の教訓とする”は、日本の侵略戦争にも、中国の“文化大革命”にも当てはまると思う。まだ、新版・教科書は見ていないが“文化大革命”の記述を薄めるようなことがあれば、“教訓”に反する。(近藤)
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 第7課“文化大革命” 十年の内乱
    “文化大革命”の終わり

  教科書『歴史』中学2年生・後半 北京師範大学出版社


 讃�燭慮斥ユ:我々は“文化大革命”を根本的に否定するが、“文化大革命”にも一つの“功績”があると言わねばならない。それは反面の教訓を提供したことである。
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 (日本語訳の簡約:近藤)

 1976年9月、毛沢東主席が逝去し全国人民が悲嘆にくれていた中、“四人組”が党と国家の最高指導権を奪取した。
 10月、中共中央政治局は断固たる措置を採用し、一挙に江青反革命集団を粉砕し“文化大革命”を終わらせた。
 “文化大革命”は一つの指導者が誤って発動した、反革命集団を利用した、党・国家と各民族人民に深刻な災難をもたらした内乱であった。
 “文化大革命”の時期、国家権力は厳しい制限に出くわし、民主と法制は気ままに蹂躙され、国民経済の発展は遅れ、
 全国の鉱工業・交通企業は停止もしくは半ば停止状態に置かれ、人民生活レベルは基本的に伸びなかった。
 “文化大革命”は教育科学文化事業に深刻な傷跡を残し、全民族文化能力のレベルアップと現代化の取り組みの発展を阻害した。
 中国と先進国家間の差を拡大した。

 “文化大革命”の10年間、国民収入の損失は約5000億元に上った。

 1949~1979の30年間において、我が国が打ち立てた全ての国営企業、工業・農業・建築業・交通運輸・郵便電信・商業と都市公共事業などを含めてその固定資産の基本価値は約4900億元である。
 10年の動乱は、国民収入の損失だけでも、全国人民が丸まる30年間艱難辛苦の中で創り上げた蓄積の財産に相当する。
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