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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(213)

2011年12月28日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
2011年最後のニュースですので広く配信します。

 ◆ 最後の最高裁要請行動報告/1・16最高裁判決へ集まろう!
 ◆ 最高裁要請行動に60名を超える人が結集ー教育環境の悪化に歯止めをかける判決を!


「17人の要請者」 《撮影:平田 泉》

 12月26日、東京「君が代」裁判一次訴訟・第4回最高裁要請行動を行いました。
 1月16日の最高裁判決前の最後の要請行動となるこの日、寒風吹きすさぶ中、最高裁東門の前には60名を超える人が集まりました。冬休みとあって、最高裁要請が初めての原告(上告人)など現職の都立高校教員も多数参加しました。拍手で送られた代表団17名が要請に臨みました。今回の要請行動は1月16日の最高裁判決を前に167名全員の処分取消を命じた3・10東京高裁判決(大橋裁判長)の維持を訴える最後の行動となりました。また、要請後の報告集会にも60名を超える参加があり、判決前の熱気あふれる決起集会となりました。
 ●最高裁要請署名提出ー個人署名54,422筆、団体署名1,271筆
 冒頭、東京「君が代」裁判原告団より最高裁要請署名(第三次分)を提出しました。
 要請署名を受け取った最高裁書記官補佐は「このような多くの署名はめったにない。驚いた」とのコメントがありました。署名にご協力下さった個人、団体の皆さんに感謝申し上げます。署名にに込められた思いが届き、1月16日に勝利判決が出ることを願ってやみません。
 ・個人署名 今回提出分 35,597筆、累計 54,422筆
 ・団体署名 今回提出分     856筆、累計  1,271筆


 ●最高裁は司法の良心を示し、教育への政治・行政の介入に歯止めをかける判決を!
 次に東京・教育の自由裁判をすすめる会の共同代表10氏(下記参照)の「最高裁は司法の良心を示し、教育への政治・行政の介入に歯止めをかける判決を!」と題するアピール文を提出し、日本の良心を代表するアピールを最高裁第1小法廷裁判官に伝えるよう要請しました。
 <共同代表10氏>
 市川須美子(獨協大学、日本教育学会会長)、大田尭(東京大学名誉教授)、尾山宏(東京・教育の自由裁判弁護団長)、小森陽一(東京大学大学院教授)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、醍醐聰(東京大学名誉教授)、俵義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)、暉崚淑子(埼玉大学名誉教授)、野田正彰(関西学院大学教授)、堀尾輝久(東京大学名誉教授)

 ●教育の条理に基づく判決で処分の取り消しを! ー要請者4名の発言
 1.上告人Tさん(都立高校現職教員)

  処分の脅しに苦しみながらも生徒に寄り添う教育の実現のため、個人の尊厳の大切さを生徒に伝えたいという思いで卒業式で起立できなかった。10・23通達による処分で管理職の破廉恥な非人間的な言辞で職を辞した被処分者もいる。教育の条理に基づく公正な司法判断を。
 2.上告人Oさん(都立高校現職教員)
  校長の「学校経営計画」の下、数値目標の達成が自己目的化して都立高校が営利企業のようになっている一方、生徒の自主的な活動は衰退の一途をたどっている。10・23通達から8年。処分の脅しを背景に都立高校の教育が変質してしまった。判決によりこの現状に歯止めを。
 3.上告人Mさん(退職教員)
  日本史の教員として「日の丸・君が代」が過去我が国で果たした歴史的事実を踏まえた自己の歴史観により起立できず理不尽な処分を受けた。生徒が主人公の卒・入学式が「日の丸・君が代」のためだけの儀式に変質した。3・10東京高裁判決は起立できなかった教員らの「真摯な思い」を認め、懲戒処分が「社会通念上著しく妥当を欠く」として都の「裁量権の逸脱・濫用」であえるとして処分の取り消しを命じた。都立高校の教育環境の悪化に歯止めをかけ、自由闊達な学校を取り戻す第一歩となる公正な判断を。
 4.上告人Hさん(都立高校退職教員)
  「おかしいことはおかしいと主張できる人間になろう」と言い続けてきた私には、「不起立」の選択肢しかなかった。このような教師や生徒の口を封じ込める「人権侵害・圧政」の先にあるのは「専制政治」「戦争への道」だ。最高裁裁判官には上告人一人一人の陳述書を読み、私たちの譲れない思いを受け止めてほしい。司法が行政の行為を追認することなく、憲法に基づく正義の判決を。
 ◆ 1・16最高裁判決に集まろう!!
 東京「君が代」裁判原告団としてやるべきことは全てやりました。いよいよ年明け1月16日の最高裁(第1小法廷・金築誠志裁判長)判決です。私たちの思いが最高裁に届くことを祈っています。できるだけ多くの人が傍聴抽選に並んで頂くことが最後の取り組みです。前回傍聴整理券交付〆切に間に合わなかった人が多数出ました。下記時間に遅れないようにお集まり下さい。
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 ●東京「君が代」裁判一次訴訟・最高裁判決のご案内
 *報道関係者の取材をお願い致します!
 記者会見の時間・場所も決まりました。(下記参照)

 2012年1月16日(月)
  14時30分 最高裁南門集合。傍聴整理券交付開始
  14時50分 傍聴整理券交付〆切
  15時30分 開廷(第1小法廷)
  16時~ 報告集会 社会文化会館(案内あり)
  17時~ 記者会見 司法記者クラブ(霞ヶ関、東京地裁・高裁建物2F)

 *傍聴券は上告人特別傍聴券20枚、一般傍聴券28枚、です。
 *判決の「旗出し」がありますので、抽選に外れた人も最高裁前でお待ち下さい。

 ●同日(1月16日)、河原井さん・根津さん06年停職処分事件、アイム’89・04年処分取消訴訟の判決もあります。
  12時30分 最高裁南門集合。傍聴整理券交付開始
  12時50分 傍聴整理券交付〆切
  13時30分 開廷(第1小法廷)

 <最高裁南門への行き方>
 地下鉄永田町下車・4番出口から青山通りを三宅坂交差点方面に下り、徒歩3分で最高裁南門。
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 ◆以下の最高裁要請行動への参加もお願いします。

 ★都高教退職者会・第5回最高裁要請行動
 *大内裕和さん(中京大教授)が来ます。
 1月10日(火)

  13時45分最高裁東門集合
  14時~ 要請


***2012年が皆様にとってよい年になりますように!***

 12・12最高裁弁論要旨掲載。行動予定、判決文、声明文、最高裁要請署名用紙など入手可能。最高裁要請のメール署名もできます。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(12月14日新規更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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<訂正とお詫び>
 前回のニュースで「橋下大阪市長」とすべきところを「橋下大阪府知事」としてしまいました。お詫びして訂正します。

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