パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

避ける人、逃げる人

2011年04月11日 | フクシマ原発震災
 ▼ 避ける人、逃げる人
 ~「ただちに人体に影響があるものではない」とは?

  ●逃げたマスコミ関係者
  ●避けた助っ人外人(巨人バニスター、ベガルタ仙台マルキーニョス)

 ▼ 桜井・南相馬市長怒る ~対マスコミ編~

 脱出したくても脱出できない母親と幼児。マスコミはいち早く逃げ、あげくに「ただちに人体に影響はない」と伝える。住民をバカにした行状だ。
 『NHKも朝日もいなくなったよ』、桜井市長は吐き出すように話した。
 NHKとは「NHK南相馬報道室」、朝日とは「朝日新聞・南相馬通信局」のことである。筆者は先ず両社の報道室と通信局に電話をかけたが、留守番電話の声が返ってくるだけだ。
 NHK福島放送局と朝日新聞福島総局に確認したところ、両社とも「記者は福島(市)に引き揚げている」との答えだった。朝日新聞に至っては通信局を5月1日から隣の相馬市に移すのだそうだ。
 自らはいち早く安全圏内に逃げ込み、あげくに「ただちに人体に影響があるものではない」という無責任な政府発表をテレビと新聞で伝えるのである。
 政府の指定が「屋内退避」であるため、南相馬に留まらざるを得ない市民は数万人もいる。避難のための費用が出ないからだ。泣く泣く留まる人々の中には放射能の恐怖に怯える母親や乳幼児もいる。
 新聞・テレビは「ただちに人体に影響があるものではない」と住民に伝えるのであれば、どうして自分たちも留まらないのだろうか? 読者や視聴者に対する*裏切りであるばかりか、住民を愚弄した行状ではないだろうか。
 将来、健康被害が発生すればマスコミも責任を負わねばならない。
 ◇
田中龍作の取材は読者に支えられています。

『田中龍作ジャーナル』(2011年04月07日)
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/194663548.html
 ▼ J1仙台・マルキーニョス退団 震災で精神的ショック

 J1仙台は9日、今季加入のブラジル人FWマルキーニョス(35)=174センチ、76キロ=が退団すると発表した。東日本大震災で精神的なショックを受け、本人から退団の申し出があったという。
 マルキーニョスは3月11日の震災後、ブラジルに帰国。3日に再来日し、関東キャンプ(千葉県市原市)に合流した。
 しかし、クラブ関係者によると、地震や原発事故を心配するブラジルの父親らに帰国を説得され、再来日した当初から、日本でプレーを続けるか悩んでいた。本人も恐怖心を抱いており、7日深夜の最大震度6強の余震を経て、8日の練習後に退団を申し出たという。
 マルキーニョスはJ1通算109ゴール。今季の補強の目玉として入団し、抜群の突破力や豊富な運動量でチームに溶け込んだ。開幕戦の広島戦(3月5日)はフル出場。攻撃陣の中核を担っただけに、23日のリーグ戦再開に向け、チームづくりの見直しを迫られる。
 クラブによると、もう1人のブラジル人選手のMFマックスと、2人の韓国人選手はチームに残る意向という。
  『河北新報』(4月10日(日)6時13分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000002-khk-l04
 ▼ 巨人・バニスター構想外…原発で帰国

 東日本大震災の影響で一時帰国した巨人のブライアン・バニスター投手(30)が、再来日のめどが立たず、“構想外”となっていることが26日、明らかになった。
 バニスターは大震災発生後の16日、練習に姿を現さず、そのまま帰国していた。球団は「家庭の事情によるもの」と説明したが、バニスターは同僚らに「安全のために」と事情を話していたという。被害が広がる原発事故も懸念し、自らの判断で米国の自宅へ戻った。
 他球団でも、母国で心配する家族を安心させるため、外国人選手が続々と帰国。ただ、横浜の外国人選手は既に再来日している。その中で、バニスターは再来日の見通しが立っていない。
 川口投手総合コーチは「球団にも(再来日の予定など)聞いてはいますが、僕には分からない。(戦力として)当てにはしていません。現状、日本でやっていないのですから、厳しいでしょう」と困惑気味に話した。
 バニスターは昨オフ、メジャー通算37勝の実績を引っさげ、補強の目玉として巨人入り。本来なら、先発ローテの一角として期待されていた右腕だった。
『デイリースポーツ』(2011年3月26日)
http://www.daily.co.jp/baseball/2011/03/27/0003897738.shtml

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