ぴあピアノ教室 〜目白、池袋、椎名町

豊島区目白にある街のピアノ教室のブログです。日々の出来事を綴っています。

2018-06-23 22:43:13 | レッスン
ちょっと前に、
発表会の夢を見た!

と教えてくれたKちゃん。

どんな夢?

と聞くと
見た夢のお話をしてくれた。

発表会の日で、
リハーサルの時で、
順番待ちの列に並んでいて、
すごーく待って
やっとピアノに辿り着いたと思ったら
私の時に突然、
ピアノがキッチンのコンロに変わっていて、
あれやこれやボタンを押したり、
回したり捻ったり、
それはそれは大変な思いをした

という、夢(笑)

すごい緊張感だったのね。
しかも、
発表会から3ヶ月も経っている。

そんなKちゃん。
最近、レッスンで演奏を聴いていて、
ふと上手くなったなぁ
と思わされることが多い。

教室に来た当初は、
カウントが上手く取れなくて苦労していて、
譜読みも得意な方ではなかった。
ピアノを始めた年齢が、
ちょっと遅めだったため、
進度も遅め。
でも、それは全く気にしないのか、
のんびりと細々と練習を続けていた。

発表会の曲選びでも、
決して無理をしない。
安全確実な曲を選ぶ。
欲がないのかな?
と思わされたこともあるけれど、
それでも、きちんと弾ける曲をきちんと仕上げるのは
やはりそれだけ真面目に取り組まないと出来ないこと。
Kちゃんは、
自分に合っていると感じた曲を、
それはそれはしっかりと仕上げるのだ。
あ!最初の最初の発表会ではそうでもなかった。
発表会の後、みんなの演奏を聴いて、
「もっとちゃんとやらなきゃ!と思った」
と言ってたな。
それ以降、
本当にちゃんと曲と向き合っている。
きちんと弾ける曲をきちんと。
好きだな、Kちゃんのアプローチ。

練習量は決して多い方ではない。
けれど、一つ一つを確実に自分のものにして来ているから、
年齢を重ねて来た今、
譜読みはスピーディーだし、
たまに間違えて読んで来ているリズムでも
「待ってください」と言って、
足でカウントしたり、
頭で取ったり、
自ら色んな方法を取りながら、
正しいリズムを探す。

壁にぶつかっているなぁと
感じたこともあるけれど、
それはそれとして、
飄々とピアノを弾いていた。

周りと比べてしまうことも
あったのかもしれないけれど、
KちゃんはKちゃんのペースで
ここまでやって来た。

そんなKちゃんを、
何だかとっても素敵だな、
と思う。
コメント
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