新曲に入る時、
弾きにくそうな所はないか
届かない所はないか
宿題に出しながら
チェックする習慣がある。
私は手が小さくて、
困った経験があるし、
増して教室の生徒さんたち、
基本的に私が子どもの頃より
ずっと上手で本も進んでいるから、
そういった場面に
私より遭遇する機会が多い。
…私が子どもの頃、
だ〜いぶダメダメな生徒だった
ってことが大きいのだろうけれど(笑)
でもAくんは違う。
当然私の子どもの頃より
ずっとずっと難しい曲に
挑戦しているというのもあるけれど
それだけではなく、
私の子どもの頃より、
いやいや
今の私より
手が大きいのだ。
いつ、手の大きさ
越されちゃったんだろう(笑)?
この間も、
私が届かないから
「こう取ると弾けるけど…」
と話したら、
ちょっと考えてAくん、
「届くから大丈夫です」
と本当に鳴らして見せてくれた。
!!
お、大きいね。
本当に届いているね。
ビックリだ!
「え?先生、届かないんですか?」
と思いっきり笑われた。
確かに私の手は小さい。
でも人よりよく開く。
だから9度も問題ない。
Aくんは
10度が届く。
それも結構軽々と。
10度、
みんながみんな届くと思わないでよ〜
Aくん、
君の手は
大きいのだ!