きちんと弾いているのに、
タッチもしっかりしているのに、
ちゃんと自分の音を
聴いて弾いているのに、
何かが足りない。
そう感じさせたSくんの演奏。
ふと、思い当たった。
広い会場で弾いていて、
2階席の一番後ろの席に
座っている人にまで
音を届けようとして
弾いてみて
そう声をかけた。
Sくんが想像しながら弾く。
全然違う。
音が
Sくんの弾く曲の世界が
直球で飛んでくる。
すごいな。
イメージって
想像って大事だな。
そう思って聴いていて
ちょっとしたら、
また音楽が閉じていくのを感じた。
おーい!
ただ弾いてる、
に戻ってないかい?
声をかけると、
すぐに音に拡がりを取り戻す。
( ^∀^)
バレバレでございます(笑)
Sくんの音楽は
ますます拡がっていくのだ。