インターホンが鳴って
Yちゃんの声が
「はーい」と共に笑っていた。
お部屋に入って来たYちゃんに
何が面白かった?
と聞くと、
「レッスン室の窓が開いていたから
先生のインターホンの声と
窓から聞こえる先生の声が
ズレててなんか面白かった」
って。
…なるほど、それは、
面白い…かも知れないけれど、
そのレベル以上に笑ってたよ。
笑い転げる感じ。
「だって面白いんだもーん」
とYちゃん。
レッスンが始まり
『ハノン』。
単純な運動なのだけれど、
それを弾きながら
Yちゃん、笑い続ける。
他のことを考えながらでもなく
気が散っているでもなく笑う。
「どうしたの?」
と聞くと
「たまにボカって
大きな音が鳴っちゃって
それが面白くて」
とYちゃん。
箸が転がっても笑えるお年頃…?
楽しくて何よりです。
私、何もしていないけれど(笑)