『フィンランドの教育は
なぜ世界一なのか』 岩竹美加子
ずいぶん考えさせられる本だった。
フィンランドは教育費が無償。
小学校から大学院まで、
文房具に至るまで無償で受けられる。
給食費もかからないし、
親が就業しているかどうかに関わらず、
保育園に入ることができる。
PTAという組織もない。
教育の平等を
ここまで徹底していることにも驚いた。
システムの魅力もさることながら、
教育の在り方が日本とは全く違う。
偏差値や学歴に捉われず、
物事を考える力を育める、
人間力が鍛えられる国なのか。
とかく「みんなで」を良しとする
日本の学校教育。
いい面もあるけれど、
悪い面と感じることも多い。
フィンランドのシステムだと、
「個」が中心なので
自分をしっかり持って
生きていけるようにも思った。
いいことばかりが
書いてある本だったので、
何とも言えないけれど、
幸福度世界一とも言われる理由が、
きちんとあるんだな。
ここのところ、
日本の教育について
悶々と考えることも多く、
ついつい日本と比べてしまった😓
でも、
お手本にしつつ日本でも活かせること、
日本だからこそ出来る何かが
眠っているとも思った。